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シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽

フィンランドが生んだ名作曲家ジャン・シベリウス。

作曲家でありヴァイオリニストであったシベリウスは交響曲からピアノ、合唱までたくさんの曲を生んでいます。

出身であるフィンランドへの故郷愛がある作品が多く、その代表作として交響詩『フィンランディア』がありますが、その他にフィンランドの民族叙事詩に触発されて100曲以上に及ぶピアノ伴奏歌曲、戯曲、合唱曲があります。

今回はその中からシベリウスの名曲をピックアップしてみました!

シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

樅の木Sibelius

Jean SIBELIUS :The spruce, Izumi TATENO
樅の木Sibelius

フィンランドの作曲家で、樹の組曲の中の一つです。

フィンランドの象徴であるモミの木を題材に作られた曲です。

雪の中でも強く生きるモミの木の力強さを感じることができます。

とても綺麗な曲で中盤の流れるような旋律は優雅でとてもずっしりきます。

交響曲第7番ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル

★シベリウス 交響曲 第7番 ハ長調 作品105 ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル Sibelius Symphony no.7 C-major
交響曲第7番ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル

交響曲第7番作品105は、1924年に完成されました、作曲に着手したのは、交響曲第6版と同じ時期で、1910年ごろと考えられています。

1924年3月、ストックホルムの楽友協会コンサートにて、シベリウス本人の指揮によって初演されました。

初演時は、「交響的幻想曲」という名前だったそうです。

「カレリア」組曲 第2曲バラードネーメ・ヤルヴィ/Gothenburg Symphony Orchestra

第2曲は、吟遊詩人が歌う場面で使われる音楽で、原曲ではバリトンの独唱が入っていたそうです。

クラリネットのソロから静かに始まり、徐々に楽器が増えて美しい旋律が紡ぎ出されていく様子は聴くものを曲の中に引き込む力があります。

クオレマPekka Helasvuo/Finlandia Sinfonietta

Sibelius – Incidental Music for the Play “Kuolema”  Helasvuo Finlandia Sinfonietta
クオレマPekka Helasvuo/Finlandia Sinfonietta

「クオレマ」とは「死」を意味します。

シベリウスの義兄であるアルヴィド・ヤルネフェルトの戯曲の付随音楽として作曲されました。

1903年に作曲され、その後1911年に改訂されています。

のちに単独曲として編曲された「悲しきワルツ」が特に有名です。

夜の騎行と日の出パーヴォ・ヤルヴィ/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra

交響詩「夜の騎行と日の出」は、1908年に作曲された管弦楽曲です。

初演は1909年の1月で、ジロティの指揮によってサンクトペテルブで行われました。

民族的、文学的もしくは神話的な題材に依拠していないシベリウスには珍しい交響詩です。

「樹の組曲」より「樅の木」Sibelius

シベリウス もみの木 (Sibelius:The Fir)
「樹の組曲」より「樅の木」Sibelius

原題は『ピアノのための5つの小品』ですが、すべての曲に樹木の名前がつけられていることから、日本では「樹の組曲」と呼ばれ親しまれています。

「モミの木」は常緑樹で、葉が枯れずに青々と茂り続けることから「永遠の命」の象徴とされており、クリスマス・ツリーにも使われています。

しかしこの曲では、クリスマスのような楽しげな雰囲気ではなく、作曲家シベリウスの故郷であるフィンランドの長く厳しい冬に耐えながら、緑の葉を絶やさずに立ち続ける「モミの木」の力強い姿が描かれています。

交響曲第2番 第1楽章Sibelius

シベリウス交響曲第2番第1楽章 Sibelius Symphony No.2 1st
交響曲第2番 第1楽章Sibelius

シベリウスは家族と一緒に数カ月間イタリアへ長期旅行したあと、1901年の夏に交響曲第2番の作曲に取りかかりました。

交響曲のあちらこちらにみられる輝かしい響きは、この旅行のときにイタリアや地中海の雰囲気をスケッチしておいて作品に取り入れているからだと思われます。