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シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽

フィンランドが生んだ名作曲家ジャン・シベリウス。

作曲家でありヴァイオリニストであったシベリウスは交響曲からピアノ、合唱までたくさんの曲を生んでいます。

出身であるフィンランドへの故郷愛がある作品が多く、その代表作として交響詩『フィンランディア』がありますが、その他にフィンランドの民族叙事詩に触発されて100曲以上に及ぶピアノ伴奏歌曲、戯曲、合唱曲があります。

今回はその中からシベリウスの名曲をピックアップしてみました!

シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(31〜40)

ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47エサ=ペッカ・サロネン/スウェーデン放送交響楽団

Valerio Ferron 2018 “Ysaye” ヴァレリオ・フェロン バイオリン演奏動画/ シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47エサ=ペッカ・サロネン/スウェーデン放送交響楽団

ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47は、1903年に作曲され、その二年後1905年に改訂が加えられています。

シベリウスはもともとヴァイオリニストを志していたそうですが、あがり症のため断念。

そんな彼が唯一残したヴァイオリン協奏曲です。

交響曲第3番Esa Pekka/Swedish Radio Symphony Orchestra

交響曲第3番ハ長調作品52は、1907年に作曲されました。

当時既に、国際的な成功と名声を得ていたシベリウスですが、実生活では健康や金銭的な面で苦労していた時期だったそうです、そんな中、ヘルシンキの北東郊外の自然が豊かな環境に引っ越し、その中で作曲されたのがこの交響曲第3番でした。

交響曲第4番Herbert Blomstedt/Finnish Radio Symphony Orchestra

Sibelius 4 Symphony Herbert Blomstedt Finnish Radio Symphony Orchestra
交響曲第4番Herbert Blomstedt/Finnish Radio Symphony Orchestra

交響曲第4番イ短調作品63は、1911年に作曲されました。

体調を崩していたシベリウスですが、この時期には喉にできた腫瘍を取り除く手術なども行なっている。

そうした闘病生活の中から生まれる不安や希望といった感情がこの交響曲に込められているように感じられます。

組曲「白鳥姫」ヨンダーニ・バット/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

シベリウス「白鳥姫」作品54から第7曲「賞賛の歌」(ソフトシンセ版)
組曲「白鳥姫」ヨンダーニ・バット/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

組曲「白鳥姫」作品54は、劇付随音楽および管弦楽組曲として1908年に作曲されました。

ストリンドベリ戯曲の付随音楽です。

劇の上演後に、シベリウスは、付随音楽を7曲からなる組曲として編曲しました。

現在では、この組曲が演奏されることが多いです。

悲しきワルツSibelius

Jean Sibelius, Valse Triste (orch.Herbert von Karajan)
悲しきワルツSibelius

シベリウスは、彼の義兄である劇作家のアルヴィド・ヤルネフェルトの書いた戯曲『クオレマ(死)』のために、『悲しきワルツ』という劇音楽を作曲しました。

その中の一曲に手を加え、独立した作品として発表したのがこの曲です。

この曲は、母が死の幻影に誘われて病床から起き上がって踊る、という戯曲中の一つの情景を描写したワルツです。

死を目前とした人の悲しみや幻想性、そしてどこか狂気じみた感覚がシベリウスの独特な手法によって描かれています。

フィンランディアSibelius

交響詩「フィンランディア」  作曲 シベリウス
フィンランディアSibelius

作曲当時のフィンランドはロシアの圧政に苦しんでおり、独立運動が起こっていました。

そこでシベリウスがフィンランドへの愛国心を沸き起こす目的で作曲されたのがこの曲であり、作曲当初の曲名は「フィンランドは目覚める」でした。

テンペスト 組曲第1番

Sibelius: “The Tempest” Suite No. 1, Op. 109, No. 2 (with Score)
テンペスト 組曲第1番

「テンペスト」組曲は、1925年にコペンハーゲンの王立劇場の委嘱で作曲された曲です。

シェイクスピアの「テンペスト」の劇音楽として作曲され、これがシベリウス最後の劇音楽となります。

還暦を前にしたシベリウスが作曲した劇音楽の集大成とも言える作品です。

アンダンティーノ イ短調Leslie Howard

Leslie Howard | Sibelius Piano Sonata Op. 12 | Mvt. 2
アンダンティーノ イ短調Leslie Howard

シベリウス初期のピアノソナタです。

1891年に作曲されました。

ピアノの響きを存分に引き出すために、紡ぎ出される旋律の美しさは素晴らしいものです。

随所にシベリウスらしいフレーズ、和音が聴いて取れます。

その辺りに着目すると楽しい聴き方ができるかもしれません。

弦楽四重奏曲 変ホ長調シベリウス

シベリウス:弦楽四重奏曲 変ホ長調 シベリウス・アカデミー四重奏団 1988
弦楽四重奏曲 変ホ長調シベリウス

フィンランドが誇る作曲家シベリウスの初期の作品です。

学生時代に作曲された本作は、ロマン派の影響を受けつつも、シベリウス独自の音楽的アイデンティティを模索する過程が見られます。

軽快なメロディと感傷的なアンダンテを含む構成は、後の『親愛の声』のような成熟した作品の前身ともいえます。

1996年にフィンランディア・レコードから発売された「シベリウス:弦楽四重奏曲全集」に収録されており、シベリウス・アカデミー弦楽四重奏団の演奏で聴けます。

フィンランドの自然や民族的な伝統からインスピレーションを得た本作は、クラシック音楽ファンはもちろん、シベリウスの音楽的ルーツに興味がある方にもおすすめです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

私たちにとっては偉大な作曲家ブラームスですが、本人は偉大なる作曲家と扱われることを良く思わず、また、完璧主義者であったようで、厳格ながら時には熱く優しい部分が作品に表れているのではないでしょうか。

十二音技法の創始者であるアルノルト・シェーンベルクや、後期ロマン派のフランツ・シュミットなど後の作曲家にも多くの影響を与えており、今の私たちにも届いているようです。

オーケストラで演奏される曲以外でも、ピアノ、アンサンブル、歌曲などもぜひ聞いてみてください。