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シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽

フィンランドが生んだ名作曲家ジャン・シベリウス。

作曲家でありヴァイオリニストであったシベリウスは交響曲からピアノ、合唱までたくさんの曲を生んでいます。

出身であるフィンランドへの故郷愛がある作品が多く、その代表作として交響詩『フィンランディア』がありますが、その他にフィンランドの民族叙事詩に触発されて100曲以上に及ぶピアノ伴奏歌曲、戯曲、合唱曲があります。

今回はその中からシベリウスの名曲をピックアップしてみました!

シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

交響詩「春の歌」チャールズ・グローヴズ指揮/ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団

交響詩「春の歌」は、有名な交響曲第2番が作曲される七年前、1894年に作曲されました。

もともとは、「管弦楽のための即興曲」という名前でしたがその後改訂を加える中で、「春の悲しみ」、そして「春の歌」とタイトルも変更されてきた経緯があります。

バレエの情景シベリウス

The Swan of Tuonela – Sibelius, NHK Symphony Orchestra
バレエの情景シベリウス

1891年にウィーン留学中に生み出された本作は、フィンランドを代表とする作曲家ジャン・シベリウスの初期オーケストラ作品です。

バレエの情景を描く軽快で華やかな雰囲気が特徴的。

シベリウスの若き日の情熱とロマン主義的な影響が色濃く反映されています。

フィンランドの民族音楽や文化的要素を取り入れる以前の作品で、純粋な形式美を追求しているのが魅力。

実際のバレエ用ではなく、コンサートでの独立した演奏を意図して作られた本作は、幻想的な風景や物語性を表現しており、オーケストラ音楽の可能性を探求していた当時のシベリウスの才能が垣間見えます。

クラシック音楽初心者の方にもおすすめの一曲ですよ。

交響的幻想曲 ポホヨラの娘シベリウス

Sibelius Pohjola’s Daughter Op 49 symphonic poem Esa Pekka Salonen Tonhalle Orchestra
交響的幻想曲 ポホヨラの娘シベリウス

フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』を題材にした本作は、英雄ヴァイナモイネンの冒険を描いています。

1906年12月29日に初演されたこの曲は、シベリウス自ら指揮を務めました。

約12分の演奏時間の中で、フルートやハープ、ホルンなどが活躍し、北欧の神秘的な雰囲気を見事に表現しています。

壮大な自然描写と英雄の挑戦、そして挫折が織りなす物語は、聴く人の心に深い感動を与えます。

フィンランドの風土や文化に興味がある方はもちろん、壮大な物語を音楽で楽しみたい方にもおすすめです。

「カレリア」組曲 第1曲間奏曲シベリウス

本曲はもともと劇音楽の一部として作曲され、後に組曲に再構成された本作は、フィンランドの民族的な情景を描いた力強い音楽として知られています。

4分ほどの短い曲ながら、リズミカルで活力に満ちた旋律が特徴的で、カレリア地方の独立心や民族的誇りが表現されています。

1906年にドイツで出版されて以来、フィンランド国内外で広く演奏され続けています。

フィンランドの自然や文化を愛する人々におすすめの一曲で、聴く人の心に深い感動を与える名曲です。

交響詩「大洋の女神」Segerstam/Helsingin kaupunginorkesteri

交響詩「大洋の女神」作品73は、1914年に作曲されました。

アメリカ人事業化であったカール・ステッケルという人が、知り合いを通じてシベリウスに打診した依嘱作品です。

当初は組曲として作られていましたが、最終的には三部形式の交響詩という形をとりました。

交響曲第6番ラトル/バーミンガム市交響楽団

シベリウス: 交響曲 第6番 ニ短調 作品104 ラトル / バーミンガム市交響楽団
交響曲第6番ラトル/バーミンガム市交響楽団

交響曲第6番作品104は、1914年秋に着想され、1923年に完成されました。

交響曲の作曲が進められていた中、時代は第一次世界大戦へと突入していきました、その影響もあり、作曲は一時中断されることとなりましたが、1923年に完成されています。

シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

交響詩『タピオラ』作品112Paavo Berglund/RSO

交響詩「タピオラ」作品112は、交響曲第6番、交響曲第7番と同時期の1925年に作曲されました。

初演は、ウォルター・ダムロッシュの指揮によって、1925年12月26日に行われました。

その完成度の高さからシベリウスの交響詩の中でも最高傑作と言われています。