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シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽

フィンランドが生んだ名作曲家ジャン・シベリウス。

作曲家でありヴァイオリニストであったシベリウスは交響曲からピアノ、合唱までたくさんの曲を生んでいます。

出身であるフィンランドへの故郷愛がある作品が多く、その代表作として交響詩『フィンランディア』がありますが、その他にフィンランドの民族叙事詩に触発されて100曲以上に及ぶピアノ伴奏歌曲、戯曲、合唱曲があります。

今回はその中からシベリウスの名曲をピックアップしてみました!

もくじ

シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽(1〜20)

ペレアスとメリザンドシベリウス

札幌交響楽団【札響】/シベリウス「ペリアスとメリザンド」/Sibelius”Pelléas et Mélisande”/Sapporo Symphony Orchestra/(2007.10.8)
ペレアスとメリザンドシベリウス

1905年に初演されたこの楽曲は、モーリス・メーテルリンクの戯曲に基づいた劇付随音楽として作曲されました。

神秘的で悲劇的な愛をテーマに、若きペレアスと謎めいたメリザンドの運命を描いています。

シベリウスは、劇的な要素やキャラクターの内面の葛藤を音楽で巧みに表現し、メロドラマ的な雰囲気を作り出しました。

全体的に抒情的で神秘的なムードを醸し出し、登場人物たちの心理的変化や運命の暗示を含んでいます。

フィンランドの風景や神話からインスピレーションを受けた作品を多く残したシベリウスらしく、北欧的な透明感とフランス印象派音楽の影響を融合させた独特の魅力があります。

悲しきワルツシベリウス

フィンランドが誇る国民的作曲家の名曲です。

病床の母親が亡き夫の姿をした死神とダンスする夢をモチーフにしており、1904年に戯曲の付随音楽として作られました。

静寂から始まり、明るさを帯びつつも再び暗さに戻る音楽は、人生の喜びと悲しみを表現しているかのようです。

シベリウスの故郷への深い愛着が込められた本作は、フィンランドの風景や神話を想起させる独特の雰囲気を持っています。

繊細な演奏で聴衆の心に深く響く曲なので、静かな環境でじっくりと味わうのがおすすめです。

交響曲第5番シベリウス

シベリウス - 交響曲 第5番 変ホ長調 Op.82  カラヤン ベルリンフィル 1965
交響曲第5番シベリウス

北欧の雄大な自然と民族の魂を音楽へ昇華させたフィンランドの作曲家ジャン・シベリウス。

1915年に初演された本作は、彼の50歳の誕生日を記念して作曲されました。

フィンランドの厳しくも美しい自然が、ホルンの力強い響きや木管楽器の優雅な旋律に表現され、聴く人の心に深い感動を与えます。

第1楽章では小動物の鳴き声のような木管楽器の音色が印象的で、第2楽章では穏やかな変奏曲が心を癒やします。

フィナーレでは鐘の音を思わせるホルンのモチーフが印象的です。

大自然の壮大さや人生の喜びを感じたい方におすすめの1曲です。

交響曲第1番シベリウス

シベリウス:交響曲第1番:バーンスタイン/ウィーンフィル
交響曲第1番シベリウス

1899年に書かれた本作は、チャイコフスキーやブルックナーの影響を受けながらも、シベリウス独自の音楽語法が確立された名作として知られています。

4楽章からなる楽曲は、フィンランドの壮大な自然や民族的な精神を象徴する音楽として、聴く人の心に深い感動を与えます。

クラリネットが奏でる哀愁を帯びた主題や、ヴァイオリンの疾走感のある旋律など、北欧の神秘的な雰囲気が表現されています。

フィンランドの静寂な風景や大地の力強さを感じられる一曲で、クラシック音楽に興味のある方におすすめです。

弦楽四重奏曲ニ短調作品56「親愛の声」シベリウス

1909年に完成したこの弦楽四重奏曲は、彼の内面的な葛藤や感情を反映した深い表現力が特徴です。

5つの楽章で構成され、冷たい北欧の風景を思わせる音楽の中に、人間的な暖かさも感じられます。

特に第3楽章では静かな悲しみが描かれ、最終楽章では怒涛のような音楽が展開されます。

シベリウスの内なる声を表現した本作は、彼の交響曲と並ぶ重要な作品です。

北欧音楽に興味のある方や、静かに内省したい気分の方におすすめですよ。

クレルヴォ交響曲パーヴォ・ヤルヴィ/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra

クレルヴォ交響曲作品7は、シベリウスの初期の合唱付き管弦楽曲のひとつです、形態は交響曲のようであるが、シベリウス本人は交響曲という名称を用いていないため、交響曲全集などには含まれないことが多い曲です。

1892年に初演されています。