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ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽

『ギネス世界記録』を持つクラシック作曲家で、食事のための音楽様式ターフェルムジークの代名詞となっているドイツのバロック作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンを紹介します。

テレマンは実に4,000曲以上も作曲したと言われ、多くの名曲を残していきました。

ドイツで活躍した作曲家ですが、フランスでも人気で、テレマン本人もヴァイオリン、オルガン、ハープシコード、リコーダー、リュートなど多くの楽器を演奏する素晴らしい音楽家であり、テレマン先生と一緒に演奏したいと一流の音楽家からも誘いがある名手でした。

そのテレマンの名曲から厳選するのはとても悩みますが、代表とする名曲と名演をピックアップしましたのでぜひ聞いていただけたらと思います。

ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)

フルート・オーボエ・通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調 TWV 42:d4Georg Philipp Telemann

G.P.テレマン / /トリオ・ソナタ ニ短調 TWV42:D4(「音楽練習帳」より) アンサンブル アミ
フルート・オーボエ・通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調 TWV 42:d4Georg Philipp Telemann

フルートとオーボエによるすてきなデュオの曲です。

フルートとオーボエが織りなす美しい旋律が印象的で、通奏低音が優雅に支えています。

4つの楽章それぞれに個性があり、ゆったりとした第1楽章から活気があふれる最終楽章まで、聴きどころが満載です。

テレマンの繊細な音楽性が随所に感じられ、バロック音楽ファンはもちろん、クラシック音楽入門としても最適な1曲。

1721年にハンブルクで音楽監督を務めたテレマンの才能が存分に発揮された名曲なので、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51:c1Georg Philipp Telemann

David Cyzak Performing Telemann’s Oboe Concerto In C Minor TWV 51:c1
オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV 51:c1Georg Philipp Telemann

オーボエをメインとしたゲオルク・フィリップ・テレマンの曲を紹介します。

この曲は、4つの楽章からなり、緩急を交えたダイナミックな展開が特徴的です。

オーボエの美しい旋律と、それを支える弦楽器との対話が聴き手を魅了します。

テレマンの繊細かつ表現が豊かな音楽性が存分に発揮された作品で、バロック音楽の魅力を存分に味わえます。

3000曲以上もの作品を残したテレマンですが、この曲はテレマンが作曲した曲の中で代表作の一つとして今でも多くの人々に親しまれています。

バロック音楽に興味のある方はもちろん、クラシック音楽入門としてもおすすめの一曲です。

トランペット協奏曲 ニ長調 TWV 51:D7Georg Philipp Telemann

クラシック界で最も作曲した作曲家といえばゲオルク・フィリップ・テレマンで、実に4000曲以上とも言われています。

その中でトランペットにスポットを当てた楽曲が存在します。

その曲が『トランペット協奏曲 ニ長調 TWV 51:D7』で、バロック時代におけるトランペット独奏の名曲の一つです。

当時のトランペットは今のように自由に音程が変えられるものではなく、まだ改良が重ねられていた時期でした。

ようやくある程度は音程が変えられるようになった時期にこの曲が誕生しています。

高音域のトランペットの方は当時トロンバという楽器でしたが、それを活かしたトランペット独奏曲となっています。

動画を見ると今より楽器が長く、演奏する音域も高めなのがわかりますね。

きれいな音はとても快音で癒されます。

ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

フルート協奏曲 ト長調 TWV 51:G2Georg Philipp Telemann

バロック音楽の魅力が詰まった作品です。

フルートと弦楽器のハーモニーが美しく、テレマンの才能が光ります。

4つの楽章からなるこの曲は、アクセスしやすく直接的でありながら、決して表面的ではありません。

イタリアやフランスの音楽様式、さらにはポーランドの伝統的なスタイルの要素を取り入れ、幅広い聴衆に訴えかけます。

驚くほどの調和と美しさを持ち、メロディの厳しさもエレガントさで和らげられています。

バロック音楽を愛する人はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもおすすめです。

本作を通して、テレマンの音楽世界を堪能できるでしょう。

ターフェルムジーク 序曲(組曲)ホ短調~1. Ouverture:Lentement – Vite – LentementGeorg Philipp Telemann

後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家でターフェルムジークというジャンルを語るには外せない作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンの作品を紹介します。

祝宴や饗宴で演奏されることを目的とした音楽形式をターフェルムジークと呼び、宮廷の宴席で好んで演奏された室内楽を集めた三つの曲集をテレマンは作曲し、各々の曲集に、管弦楽組曲、コンチェルト、クヮトゥオル、トリオ・ソナタ、ソロ・ソナタといった異なった器楽合奏曲が含まれ、この『ターフェルムジーク 序曲(組曲)ホ短調』もその1曲となっています。

さまざまな作品がありますが、この曲は冒頭の序曲、ゲームでいうタイトル画面の曲のような存在でターフェルムジークの曲を知る上でチュートリアルの存在です。

曲がとても多くあるのでどれ聴いたらわからないという方は、まずはこの序曲から聞いてテレマンによるターフェルムジークの世界に入ってみませんか?

パリ四重奏曲Georg Philipp Telemann

G.Ph. Telemann: Paris Quartet No. 1 in D major (1/2)
パリ四重奏曲Georg Philipp Telemann

18世紀前半のドイツにおいて高い人気と名声を誇るゲオルク・フィリップ・テレマンでしたが、フランスでも人気が高い作曲家でした。

1704年にポーランドのプロムニッツ伯爵の宮廷学長となったテレマンは、伯爵が好むフランス風の作風を学び、フランス風管弦楽組曲を2年間に200曲も作曲したほどです。

フランスでも人気高かったテレマンですが、その忙しさからは実際に訪れたのは1737年に8カ月間パリへ旅行しました。

1730年に出した「Quadori」とタイトルがつけられたカルテット集が人気を博し、気に入ったフランスの一流音楽家たちがテレマン先生と一緒に演奏したいということで実現し、この旅行のためにフランス風の様式で書き下ろした楽曲こそが「6つの組曲による新しいカルテット」で、今では紹介曲の「パリ四重奏曲」として残されています。

これまでの作品を聴き比べながらフランスを意識したテレマンの名曲をぜひお聞きください。

無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲Georg Philipp Telemann

『無伴奏』のというとどちらかといえばヨハン・セバスティアン・バッハなどの音楽家がイメージされますが、そのはずゲオルク・フィリップ・テレマンはあの「音楽の父」とされるヨハン・ゼバスティアン・バッハとも親密な交友関係がありました。

この無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲は同時代の作品に通じるものが多く、バロック時代のヴァイオリン奏者の重要なレパートリーとなっています。

聴けばいかにバロック音楽と思うようなフレーズばかりで、この時代の音楽をよく聴いている方にはなじみがある曲想かと思います。

とてもヴァイオリン1挺だけとは思えない楽器の良さを生かした曲で、アルペジオや二つ以上の弦を同時に弾く重音奏法を巧みに盛り込まれています。

ヴァイオリン弾きが華麗に弾きこなす姿を見るとヴァイオリニストの憧れも強くなってしまいますね!

12番まであるのでお気に入りの曲をぜひ見つけてください。