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ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽

『ギネス世界記録』を持つクラシック作曲家で、食事のための音楽様式ターフェルムジークの代名詞となっているドイツのバロック作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンを紹介します。

テレマンは実に4,000曲以上も作曲したと言われ、多くの名曲を残していきました。

ドイツで活躍した作曲家ですが、フランスでも人気で、テレマン本人もヴァイオリン、オルガン、ハープシコード、リコーダー、リュートなど多くの楽器を演奏する素晴らしい音楽家であり、テレマン先生と一緒に演奏したいと一流の音楽家からも誘いがある名手でした。

そのテレマンの名曲から厳選するのはとても悩みますが、代表とする名曲と名演をピックアップしましたのでぜひ聞いていただけたらと思います。

もくじ

ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽(21〜40)

ファンタジア ト短調 TWV 33-8Georg Philipp Telemann

PTNA2017コンペ全国決勝 C級/金賞  安川 実希
ファンタジア ト短調 TWV 33-8Georg Philipp Telemann

バロック音楽の大家、ゲオルグ・フィリップ・テレマンが生んだ『ファンタジア ト短調 TWV 33-8』は、きらびやかな宮廷の中で、さまざまな国の多彩な音楽を吸収したテレマンの経験が凝縮された作品です。

生き生きとした旋律と、自由な即興性からは、テレマンが音楽を心から楽しんでいたことがうかがえます。

バロック音楽未経験の子供にとって、複数の声部が重なって構成されたポリフォニー音楽は弾きにくいと感じるかもしれませんが、この作品なら比較的挑戦しやすいはず!

落ち着いた雰囲気の作品が好きなお子さんにピッタリの1曲です。

ブロッケス受難オラトリオGeorg Philipp Telemann

Telemann – Brockes Passion – Passion Oratorio (complete)
ブロッケス受難オラトリオGeorg Philipp Telemann

後期バロックを代表するドイツの作曲家、テレマン。

クラシック音楽史上最も多作であった作曲家とされています。

やはり多作と言われるだけあり、受難オラトリオを数多く作曲しています。

ブロックスとはドイツの詩人で、彼の台本にヘンデルも曲をつけています。

12のファンタジーGeorg Philipp Telemann

Georg Philip Telemann – 4 Concerti for 4 Violins, TWV 40
12のファンタジーGeorg Philipp Telemann

ドイツ・バロック期最大の人気を誇った作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン。

この『無伴奏バイオリンのための12のファンタジア』は、バイオリンのさまざまな技法を徹底的に駆使し、4楽章構成で緩急を取り混ぜたファンタジアが12曲収められています。

そのスタイルは、創意工夫と変化に富んでいる魅力的な1曲と仕上げられています。

バロック音楽の良さを引き立てた、清々しい印象を与えつつも演奏技巧を演奏者に存分に発揮させる作品です。

ジーグ ト長調Georg Philipp Telemann

テレマン:ジーグ  pf. 中田 雄一朗:Yuichiro Nakada
ジーグ ト長調Georg Philipp Telemann

バロック時代の作曲家ジョルク・フィリップ・テレマンは、ドイツ・マクデブルクに生まれ、音楽的才能を発揮しながら法律の道へと進みますが、最終的には作曲家としてのキャリアを選択します。

『ジーグ ト長調』は、躍動感あふれるリズムと複雑に絡み合う旋律線が魅力の作品です。

本作は多様な編曲が存在し、鍵盤楽器のみならず弦楽器のアンサンブルなどでも演奏されています。

初心者から上級者まで、バロック音楽の華やかさとエレガントさを味わえるこの曲は、発表会や演奏会のレパートリーにもピッタリでしょう。

テレマンが生み出した普遍的な音楽の魅力を、ぜひ多くの人々に体感していただきたいと思います。

ゲオルク・フィリップ・テレマンの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

ターフェルムジークGeorg Philipp Telemann

GP Telemann Tafelmusik Overture, Quartet & Concerto, N. Harnoncourt 1/4
ターフェルムジークGeorg Philipp Telemann

今ではドイツ・バロックというとバッハが圧倒的に有名ですが、当時はテレマンが圧倒的な名声を得ていました。

「ターフェルムジーク」(食卓の音楽)は宗教音楽ではなく、貴族が食事のときなどに楽しんだ室内楽です。

ヴィオラ協奏曲 ト長調Georg Philipp Telemann

あまり詳しくない方にとっては、ヴァイオリンとヴィオラの違いと言われてもよくわかりませんよね。

見た目だけ言えば、ヴァイオリンよりも一回り大きく、音の違いで言えば、ヴァイオリンと比べてやや低い音の出る楽器がヴィオラです。

周りの楽器の音色を引き立てるような役回りが多く、オーケストラにおいて花形とは言えないかもしれませんが、ヴィオラを独奏楽器として演奏した楽曲もちゃんとあるのです。

今回紹介している『ヴィオラ協奏曲 ト長調』は、後期バロック音楽を代表するゲオルク・フィリップ・テレマンによって作曲され、ヴィオラ協奏曲の中では最も有名な楽曲の1つです。

ヴァイオリンとはまた一味違う、ヴィオラの魅力を知る芸術の秋……というのもしゃれているのでは?