富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
富山に関する民謡、童謡の特集です。
栄華を極めた平家の隠れ里として知られる五箇山にまつわる民謡、薬で有名な富山ならではの民謡、また民謡のみならず富山で少年時代を過ごした滝廉太郎の作曲した有名な『荒城の月』などもあります。
地元にお住まいの方ならなじみ深い楽曲が多いはず。
また、盆踊りの歌もご紹介しているので、夏の風情もただよってくるかもしれません。
地域の民謡、童謡をきいて富山の風土に思いをはせてみてはいかがでしょうか?
富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(16〜20)
大漁節

『大漁節』は富山県氷見市に伝わる民謡で、大漁を願う歌として作られました。
氷見市は富山県北西部の海辺の港町で、この地域は氷見牛や氷見うどんなどの特産品で知られています。
『大漁節』は、この地域の豊かな漁業文化を反映している楽曲の一つです。
この楽曲を聴けば、漁師たちの力強い喜びと海への感謝が心に響きます。
富山を愛するすべてのリスナーにオススメしたい1曲です!
新布施谷節

富山県の歴史を感じる『新布施谷節』は、地元で親しまれている民謡の宝石です。
この楽曲は、布施川の流域に歌い継がれてきました。
もともとはお祝いの唄として親しまれていたのですがその後、労働歌として多様化。
現在では100首もの歌詞が存在しています。
行事などで披露される民謡なので、おのずと地元の子供たちの目に触れる機会も多く、そうして地域のアイデンティティを育んでいます。
福野夜高節

富山の民俗色豊かな『福野夜高節』は、福野夜高祭という伝統行事に根ざした民謡で、2004年には県の無形民俗文化財に指定されました。
行燈の壮大な練り歩きから生まれた本作は、掛け声や祭りの活気を映し出しています。
五月の夜空を彩る行燈のイメージや、地域の風情を閉じ込めた歌詞から富山の歴史を感じられます。
楽を通じて地元の文化を体験したい人にピッタリです!
帆柱起こし音頭

『帆柱起こし音頭』は、古き良き富山を彩る民謡です。
この楽曲は、1952年に設立された富山県民謡民舞連盟をはじめ、さまざまな団体によって大切にされ、現代に伝えられています。
船の祝い唄として親しまれており、大漁祈願の際にも歌い踊られてきました。
富山の歴史を感じさせる独特のメロディーとリズムには、地元の祭りや日常の風景が映し出され、リスナーを故郷の温もりへと誘います。
越中おわら節

『越中おわら節』は、富山市八尾地域で歌いつがれている民謡です。
毎年多くの観光客がにぎわう、幻想的で静かなお祭りとして有名な「おわら風の盆」というお祭りがあります。
そこで、踊り手さんがこの曲にのせて踊りを披露されています。