RAG Musicにほんのうた
素敵な童謡・民謡・唱歌
search

富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

富山に関する民謡、童謡の特集です。

栄華を極めた平家の隠れ里として知られる五箇山にまつわる民謡、薬で有名な富山ならではの民謡、また民謡のみならず富山で少年時代を過ごした滝廉太郎の作曲した有名な『荒城の月』などもあります。

地元にお住まいの方ならなじみ深い楽曲が多いはず。

また、盆踊りの歌もご紹介しているので、夏の風情もただよってくるかもしれません。

地域の民謡、童謡をきいて富山の風土に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)

まいまい

まいまい 富山県東礪波郡平村有志 富山県民謡【民謡 レコード】
まいまい

富山県の五箇山地方で歌われている『まいまい』。

ジブリ映画『火垂るの墓』の音楽を手掛けた間宮芳生さんが合唱曲として編曲したことでも知られています。

この曲は、富山県で最も古い木造建築といわれている白山宮に奉納される民謡で、淡々と、そして自然に背筋が伸びるようなりんとした雰囲気を思わすメロディーが特徴。

そしてその旋律にのせて、春と冬の光景が歌われています。

民謡バージョン、合唱バージョン、どちらもチェックしてみてくださいね!

のじた音頭

新湊 30年ぶり「のじた踊り」街流し / 富山県射水市新湊地区
のじた音頭

富山県の射水市でおこなわれる「のじた踊り」で流れているのが、こちらの『のじた音頭』です。

もともとはこの地方の盆踊りの曲として踊られていた曲ですが、徐々に本来の規模での開催ができなくなっていました。

ですが、2023年には約30年ぶりに復活。

射水市の景色が目に浮かぶような歌詞が、軽快なメロディーにのせて歌われ、一緒に踊りたくなってきます。

現地に行って実際の景色を見ながら、この曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

といちんさ

五箇山民謡 といちんさ
といちんさ

富山県の五箇山地方で歌われている伝統的な民謡として親しまれている『といちんさ』。

農作物の豊作を願い、働きながら歌われていた曲ともいわれています。

といちんさの言葉の意味は、小鳥のミソサザイが「サイチン」と呼ばれており、水を流すといのそばで遊んでいる様子から名付けられました。

鳥のようによく働く娘になることを願う母親の気持ちを描いており、踊りの振り付けには小鳥のしぐさも取り入れられています。

和楽器の演奏からも日本の伝統的な文化を感じられる富山県の民謡です。

大家庄田植え祝い唄

富山県 朝日町 大家庄田植え祝い唄 【朝日町TV とやま】
大家庄田植え祝い唄

『大家庄田植え祝い唄』は、富山県下新川郡朝日町の大家庄地区に伝わる民謡で、特に田植えの時期に関連する歌です。

この地域は古くから米の生産が盛んで田植えを祭りの一環として捉えられており、地主の家でおこなわれる宴会で『大家庄田植え祝い唄』が歌われてきました。

農業は時代とともに近代化されてきましたが、この伝統的な唄と踊りは現在でも地域住民によって大切に受け継がれています。

弥栄節

弥栄節(やがえぶし)富山県高岡市金屋町
弥栄節

高岡市金屋町に伝わる『弥栄節』は、江戸時代からの伝統を持つ高岡鋳物作りの作業唄です。

鋳物作りの中で、板を踏む作業を、12人が一緒に調子をそろえなければならない、単純で過酷なものでした。

そこで疲れる心身を元気づけ足踏みを揃えるために自然に歌われだしたのが、始まりです。

新川古代神

平25.7.13(土)新川古代神@ふるさと龍宮まつり(富山県滑川市)
新川古代神

富山県滑川市のお祭り「ふるさと龍宮まつり」でよく披露されている盆踊り歌『新川古代神』。

アップテンポかつリズミカルな曲調にスピード感のある踊りを合わせた、見た目に激しい民謡です。

もともとは祖先の霊を迎え入れるために歌い踊られたとされ、松明を使う振り付けがあるのが特徴の一つ。

地域の方々にとっては、夏の夜を彩る定番のお囃子です。

ちなみに「古代神」とは新潟県にある「広大寺」がなまったものと言われています。

サンサイ踊り

にぎやかなわらべ歌風の盆踊り唄です。

優しくて素朴なメロディーが印象的ですね。

富山市梅沢町にある円隆寺の境内で毎年7月に踊られています。

踊りはおそろいの浴衣や前掛けを身に着けて、女性と子供だけが参加。

始まりは古く、初代富山藩主前田利次が富山城に入城した1639年ごろとされています。

富山市の無形民俗文化財です。