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富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

富山に関する民謡、童謡の特集です。

栄華を極めた平家の隠れ里として知られる五箇山にまつわる民謡、薬で有名な富山ならではの民謡、また民謡のみならず富山で少年時代を過ごした滝廉太郎の作曲した有名な『荒城の月』などもあります。

地元にお住まいの方ならなじみ深い楽曲が多いはず。

また、盆踊りの歌もご紹介しているので、夏の風情もただよってくるかもしれません。

地域の民謡、童謡をきいて富山の風土に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜15)

新川古代神

民謡愛好家から大人気の民謡『新川古代神』は『津軽じょんがら節』にも影響した民謡です。

新潟県との県境、富山県下新川郡一帯で、盆踊り唄としてこれまでに歌い踊られてきました。

富山県、岐阜県周辺には「古代神」とつく民謡がいくつか存在しています。

早麦屋節

早麦屋節(越中五箇山麦屋節保存会)
早麦屋節

『早麦屋節』は、富山の情緒あふれる民謡で、五箇山の美しい自然とそこに息づく歴史を感じさせます。

この曲の起源は平家の落人が農作業中に都の栄華を偲ぶ歌として唄い始めたことにあるんです。

そしてその流れを受け継ぐように、毎年9月の五箇山麦屋まつりでは、この曲が力強く、かつ美しく披露されます。

『早麦屋節』の速いテンポに合わせての軽快な舞は見る人を魅了しますし、リスナーにとっては、日本の伝統や富山の風土に思いを馳せる、貴重な機会となるでしょう。

歴史と自然の背景を持つ、この地方の象徴的な曲をぜひ一度は聴いてみてくださいね!

風の盆菅原洋一

作詞作曲なかにし礼さんの、富山の歌謡曲では一番有名な民謡です。

紅白歌手の菅原洋一さんが、おわら風の盆を情緒豊かに歌い上げています。

土地に根付く伝統やマナーがその歌詞の節々から感じ取られます。

ぜひお聴きください。

ねんねんやおろろわい

ねんねんやおろろわい(富山の子守唄) 『 子守唄さん こんにちは 』 NPO法人日本子守唄協会 編著より
ねんねんやおろろわい

子守歌はそれぞれの地方によって方言やメロディーが変わりますが、富山の子守歌も方言のやわらかい響きが、ゆっくり何度もくり返されているので聴いていてとても心地よくなります。

優しい声でリフレインされると心が落ち着きますね。

疲れて眠れない日、故郷の子守歌はいかがですか?

利田荷方節

正調利田荷方節―立山歳時記
利田荷方節

富山県立山町利田地区に伝わる『利田荷方節』は、常願寺川で働いていた方々の労働ソングです。

他の地域でも、船に乗っていた方の民謡で似たものがあることから、船乗り達から伝えられたものに、自分たちで歌詞をつけて歌っていたのではと考えられているようです。

現在でも、お祝いの席などで披露されるなど、特別な場面で歌い継がれています。

保存会の方々も継承活動に日々いそしんでいます。