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富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

富山に関する民謡、童謡の特集です。

栄華を極めた平家の隠れ里として知られる五箇山にまつわる民謡、薬で有名な富山ならではの民謡、また民謡のみならず富山で少年時代を過ごした滝廉太郎の作曲した有名な『荒城の月』などもあります。

地元にお住まいの方ならなじみ深い楽曲が多いはず。

また、盆踊りの歌もご紹介しているので、夏の風情もただよってくるかもしれません。

地域の民謡、童謡をきいて富山の風土に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

富山の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(26〜30)

弥栄節

弥栄節(やがえぶし)富山県高岡市金屋町
弥栄節

高岡市金屋町に伝わる『弥栄節』は、江戸時代からの伝統を持つ高岡鋳物作りの作業唄です。

鋳物作りの中で、板を踏む作業を、12人が一緒に調子をそろえなければならない、単純で過酷なものでした。

そこで疲れる心身を元気づけ足踏みを揃えるために自然に歌われだしたのが、始まりです。

新川古代神

平25.7.13(土)新川古代神@ふるさと龍宮まつり(富山県滑川市)
新川古代神

富山県滑川市のお祭り「ふるさと龍宮まつり」でよく披露されている盆踊り歌『新川古代神』。

アップテンポかつリズミカルな曲調にスピード感のある踊りを合わせた、見た目に激しい民謡です。

もともとは祖先の霊を迎え入れるために歌い踊られたとされ、松明を使う振り付けがあるのが特徴の一つ。

地域の方々にとっては、夏の夜を彩る定番のお囃子です。

ちなみに「古代神」とは新潟県にある「広大寺」がなまったものと言われています。

サンサイ踊り

にぎやかなわらべ歌風の盆踊り唄です。

優しくて素朴なメロディーが印象的ですね。

富山市梅沢町にある円隆寺の境内で毎年7月に踊られています。

踊りはおそろいの浴衣や前掛けを身に着けて、女性と子供だけが参加。

始まりは古く、初代富山藩主前田利次が富山城に入城した1639年ごろとされています。

富山市の無形民俗文化財です。

五箇山古代神

「古代神」と聞くと、昔の神様かと思い浮かべる方は多いと思います。

しかし、これは、新潟の広大寺から伝わってきた風習で、その高台寺という言葉がなまりなどによって変化したものだそうです。

五箇山地方は古代神という曲が他にも多く、いろんな歌詞が残されています。

夕日

夕日 ( 童謡 ) 自作伴奏cover / 歌:takimari
夕日

児童雑誌「白鳩」に掲載されていた詩を読み、室崎琴月さんが曲をつけて誕生した楽曲です。

曲を作るにあたり、生まれ育った富山県高岡市の、高岡古城公園で眺めた夕日を思い出しながら散歩をしたとのこと。

レコード販売されたことで、とても有名になりました。

生誕の地である、富山県高岡市には記念碑が建てられています。

おわりに

富山県の民謡、童謡をたくさんご紹介させていただきました!

聴いたことのある曲はあったでしょうか。

その歌の歌詞などを紐解いてみると地域性や歴史に触れられて、それもまた楽しいですよ。

興味がある方はぜひやってみてくださいね!