1990年代の偉大なビジュアル系バンドの名曲・ヒット曲
若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。
X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。
そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!
今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。
1990年代の偉大なビジュアル系バンドの名曲・ヒット曲(1〜20)
火の鳥FANATIC◇CRISIS

低めの声でキラキラした雰囲気の曲と言ったら、この1曲!
とても疾走感があり、胸がどきどきするような曲ですよね。
恋愛と火の鳥の伝説をからめた、燃え上がるような曲です。
なかなかビジュアル系ファンの中ではそんなに知名度が高いような感じはありませんが、その分良さがいっぱい詰まっているので聴いてほしいですね。
歌唱力も安定している方だと思うので、FANATIC◇CRISISならではの良さを、ぜひあなたの耳で確かめてほしいです。
虹L’Arc〜en〜Ciel

なんて甘くて夢のような曲なのでしょうか。
hydeさんの歌声は、優しくも力強くも歌えていて、幅が広いです。
ギターソロも特徴的ですよね。
この曲を聴いたとき、とてもロマンチックな雰囲気があって驚いた覚えがあります。
聴いていて気持ちのいいロングトーンは、とても魅力的ですよね。
優しく愛をささやくような言葉の歌詞と曲調に、たくさんのファンが胸を躍らせたことでしょう。
パワフルなライブが本当に魅力的ですので、ぜひ生で聴いてほしいバンドのひとつです!
Melty loveSHAZNA

1997年にリリースされたSHAZNAのメジャー・デビューシングルです。
キャッチーでポップなメロディーと、ボーカルのIZAMさんのインパクトのあるビジュアルで話題となり、オリコンウィークリーチャート最高2位を記録し88万枚を売上げる大ヒットとなりました。
MALICE MIZER、FANATIC◇CRISIS、La’cryma Christiと共に「ヴィジュアル系四天王」と称されました。
音楽性は1980年代のヒット曲に強い影響を受けたポップな曲調や、カルチャー・クラブのボーイ・ジョージへのオマージュと思われる女装とメイクなど、特異性のあるバンドといえます。
脳内モルヒネPIERROT

90年代後半から2000年代前半にかけて、DIR EN GREYと人気を二分したバンドがPIERROTでした。
彼らはインディーズの時点でその個性を完全に確立しており、1997年のミニアルバム『CELLULOID』に収録されたこの曲の時点で、不気味なギターリフとシンセサイザーの組み合わせによって演出される不穏な世界観が完成しています。
その人気の高さから、2003年に再録され、メジャー14枚目のシングルとしてもリリースされています。
I’llDIR EN GREY

今や世界的な知名度を誇るロックバンドとなったDIR EN GREY。
すでに「ビジュアル系」という言葉で語れるバンドではない彼らだけに、インディーズ時代を知らない方にはこの曲は新鮮に感じられるかもしれません。
1998年にインディーズ2枚目のシングルとしてリリースされた『-I’ll-』は、V系ロックの王道を思わせる曲構成でありながら、のちに爆発する個性がギターの役割分担や動き回るベースラインからうかがえます。
黒夢の影響を強く感じさせるボーカルパフォーマンスも今見ると逆に新鮮ですね。