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1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集

若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。

X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。

そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!

今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(11〜20)

白い闇ROUAGE

名古屋から登場した「名古屋系」ビジュアル系バンドの中でも、LUNA SEAの影響を感じさせるツインギターと、ダークな雰囲気でメージャーシーンに躍り出たバンドがROUAGEでした。

3rdシングルとしてリリースされた『白い闇』は『COUNT DOWN TV』エンディングテーマにも起用され、彼らにとって最大のヒット曲となりました。

残念ながら大ヒットには恵まれず、2011年に活動を停止しましたが、名古屋系シーンの歴史を知るうえで重要な一曲です。

硝子の肖像Laputa

東京のビジュアル系ロックシーンと比較して、黒夢に代表される独特の暗さを持ったバンドが名古屋から登場し、「名古屋系」と呼ばれました。

その名古屋系を代表するバンドのひとつ、Laputaのメジャーデビューシングルが『硝子の肖像』です。

独特なアクセントが効いたリズムやメロディは、若い方にも新鮮に感じられるのではないでしょうか?

物悲しい雰囲気の音使いと、当時のV系ロックの象徴的な激しさ、それを見事に両立したその個性がこの1曲に詰まっていると言っていいでしょう。

I’llDIR EN GREY

今や世界的な知名度を誇るロックバンドとなったDIR EN GREY。

すでに「ビジュアル系」という言葉で語れるバンドではない彼らだけに、インディーズ時代を知らない方にはこの曲は新鮮に感じられるかもしれません。

1998年にインディーズ2枚目のシングルとしてリリースされた『-I’ll-』は、V系ロックの王道を思わせる曲構成でありながら、のちに爆発する個性がギターの役割分担や動き回るベースラインからうかがえます。

黒夢の影響を強く感じさせるボーカルパフォーマンスも今見ると逆に新鮮ですね。

脳内モルヒネPIERROT

90年代後半から2000年代前半にかけて、DIR EN GREYと人気を二分したバンドがPIERROTでした。

彼らはインディーズの時点でその個性を完全に確立しており、1997年のミニアルバム『CELLULOID』に収録されたこの曲の時点で、不気味なギターリフとシンセサイザーの組み合わせによって演出される不穏な世界観が完成しています。

その人気の高さから、2003年に再録され、メジャー14枚目のシングルとしてもリリースされています。

autism -自閉症-黒夢

【PV】 黒夢 – autism-自閉症-
autism -自閉症-黒夢

メジャーシーンに殴り込みをかけた初期の黒夢が放つ、あまりにも痛々しく美しい世界観が凝縮された1曲です。

1994年3月に発売されたアルバム『迷える百合達〜Romance of Scarlet〜』に収録された本作は、自分という存在が分からなくなり、社会から隔絶されていく主人公の悲痛な叫びが描かれています。

自己が崩壊していく感覚や、誰からも理解されないという絶望的な孤独は、聴く者の胸を鋭くえぐります。

重くうねるベースラインとメタリックなギターが織りなすダークでゴシックなサウンドも魅力的!

どうしようもない閉塞感ややり場のない感情を抱え、自分の内なる闇と静かに向き合いたい夜に聴いてみてはいかがでしょうか?

はちゃめちゃ姫かまいたち

1985年に京都市で結成され、アニメとのタイアップを含め数々の名曲を生み出しましたが、1991年に惜しまれながら解散。

楽曲のハイスピードなテンポと、ボーカルの2色の声の使い分けが特徴です。

2015年に活動を再開しました。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(21〜30)

Rusty NailX JAPAN

X Japan Rusty Nail from “The Last Live” HD
Rusty NailX JAPAN

J-POPシーンにおけるメタルバンドの中でもとくに広く認知され、国内のみならず世界的な人気でも知られている5人組ロックバンド、X JAPANの10作目のシングル曲。

テレビドラマ『君が見えない』の主題歌として起用された楽曲で、ハープシコードによる幻想的なオープニングに疾走感のあるロックサウンドが重なっていくアレンジがテンションを上げてくれますよね。

激しいメタルサウンドに美しい旋律が融合した唯一無二のサウンドは、時代を越えた今でも衰えない魅力を感じられるのではないでしょうか。

ビジュアル系バンドの全盛期とも言われた1990年代を象徴する、クラシカルなロックチューンです。