1990年代の偉大なビジュアル系バンドの名曲・ヒット曲
若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。
X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。
そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!
今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。
1990年代の偉大なビジュアル系バンドの名曲・ヒット曲(1〜20)
硝子の肖像Laputa

東京のビジュアル系ロックシーンと比較して、黒夢に代表される独特の暗さを持ったバンドが名古屋から登場し、「名古屋系」と呼ばれました。
その名古屋系を代表するバンドのひとつ、Laputaのメジャーデビューシングルが『硝子の肖像』です。
独特なアクセントが効いたリズムやメロディは、若い方にも新鮮に感じられるのではないでしょうか?
物悲しい雰囲気の音使いと、当時のV系ロックの象徴的な激しさ、それを見事に両立したその個性がこの1曲に詰まっていると言っていいでしょう。
RED ZONEJanne Da Arc

まさに90年代を締めくくる1999年、Janne Da Arcはこのシングル『RED ZONE』でメジャーデビュー。
ビジュアル系バンドの体裁をとりながらも、ハードロック・ヘビーメタルの影響を感じさせる楽曲や、楽器隊の高い演奏力により、女性だけでなく男性や若いバンドマンからも高い支持を得たバンドでした。
V系バンドの曲で、イントロからこれほどすべての楽器が激しく主張し合う曲は多くないのでは?
伸びやかなボーカルで歌い上げられる特徴的なメロディも含め、若手ロックバンドとしての方向性を世に示した名曲です。
白い闇ROUAGE

名古屋から登場した「名古屋系」ビジュアル系バンドの中でも、LUNA SEAの影響を感じさせるツインギターと、ダークな雰囲気でメージャーシーンに躍り出たバンドがROUAGEでした。
3rdシングルとしてリリースされた『白い闇』は『COUNT DOWN TV』エンディングテーマにも起用され、彼らにとって最大のヒット曲となりました。
残念ながら大ヒットには恵まれず、2011年に活動を停止しましたが、名古屋系シーンの歴史を知るうえで重要な一曲です。
ロマンスPENICILLIN

アニメとのタイアップで一躍有名になったPENICILLINの曲です。
アニメと曲のギャップが当時話題になったような気がします……。
ですが、バンドの1曲として聴くと、本当にキラキラしたかっこいい1曲だと思いませんか?
バンドメンバーのルックスもバツグンにかっこいいです。
いまのバンドにも影響がみられる曲調ですが、その分聴きやすいはずです。
何もかもが美しい、ビジュアル系のいいとこどりをしたような1曲だと思いませんか?
Darlin’D’ERLANGER

若い人にも聴いてほしい、渋くてかっこいいバンドと言ったらD’ERLANGERでしょう!
『Darlin’』のような、力強い歌声と曲に影響されて、いまも活躍しているバンドも少なくありません。
ラブソングなのに、こんな強めで激しい雰囲気の曲って聴いたことはありますか?
暗すぎる感じでもなく、ビジュアル系ならではの曲ですね。
何度も繰り返される歌詞は耳に何度も残りそうですよね。
衝撃的な1曲であることまちがいなしです。