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1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集

若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。

X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。

そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!

今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(21〜30)

スーパーカーCASCADE

CASCADE 「スーパーカー」 Official Music Video
スーパーカーCASCADE

打ち込みのビートと疾走感のあるギターが融合した、CASCADEが1997年11月に発売した4枚目のシングルです。

ビジュアル系のイメージを覆すような、テクノポップやニューウェイブの影響を感じさせるキラキラしたサウンドが特徴的。

TAMAさんの透明感あふれるハイトーンボイスで歌われるのは、冬のイルミネーションが輝く都会を舞台にした恋心です。

好きな人と未来の惑星へ飛び出したいと願う、切なさと高揚感が入り混じった気持ちに胸がキュンとなります。

ヒマラヤのCMソングにも起用され、冬の楽しげなムードを演出しました。

本作が収録された名盤『80*60=98』を聴きながら、当時の甘酸っぱい思い出に浸るのもすてきですね。

冬の夜のドライブで聴けば、気分が上がること間違いなしです。

RISKYCRAZE

デランジェ解散後、BODYを経て、再度ギターの滝川一郎、ドラムの菊池哲が中心になり結成されたバンドです。

ボーカルにはJUSTY-NASTYの藤崎賢一を向かえデビュー。

ベースはZI:KILLの飯田成一という当時のビジュアル系にすると、オールスターのようなメンバーが揃っています。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(31〜40)

Melty loveSHAZNA

SHAZNA — Melty Love PV [HD 1080p]
Melty loveSHAZNA

1997年にリリースされたSHAZNAのメジャー・デビューシングルです。

キャッチーでポップなメロディーと、ボーカルのIZAMさんのインパクトのあるビジュアルで話題となり、オリコンウィークリーチャート最高2位を記録し88万枚を売上げる大ヒットとなりました。

MALICE MIZER、FANATIC◇CRISIS、La’cryma Christiと共に「ヴィジュアル系四天王」と称されました。

音楽性は1980年代のヒット曲に強い影響を受けたポップな曲調や、カルチャー・クラブのボーイ・ジョージへのオマージュと思われる女装とメイクなど、特異性のあるバンドといえます。

MELODIESDIE IN CRIES

デランジェ解散後、ボーカルKyoにより結成されたバンド。

現ラルクアンシェルのドラムYukihiroも在籍していました。

Kyo独自の世界観によるメロディアスでエロチックな世界観が特徴で、D’ERLANGERよりも柔らかなイメージが特徴です。

Japanese MotherFucker東京ヤンキース

ビジュアル系のバンドの中でも、ハードロック色が特に強いバンドです。

男性ファンが多いのが特徴でした。

X JAPANとの繋がりも強く、Yoshikiの立ち上げたレーベルの副社長をボーカルのUMEMURAがつとめるほど。

しかし、そのUMEMURAは2007年死去しています。

in heavenBUCK-TICK

パワーポップとポストパンクを融合したサウンドが印象的な、BUCK-TICK初期の名曲です。

天国にいるかのような幸福感と、それが故のはかなさや切なさが入り混じる、鋭利で耽美な世界観が描かれています。

手の届かない場所へ焦がれる気持ちは、誰しもが共感できるのではないでしょうか。

本作は1988年6月発売のアルバム『Seventh Heaven』に収録された1曲で、シングルではないものの、その叙情的なメロディでファンの心をつかみ続けています。

ビートの効いたサウンドの中に漂うノスタルジックな雰囲気に、思わず胸が締め付けられますよね。

物思いにふけりたい夜、少し感傷的な気分で聴けば、その美しい世界観に深く浸ることができるはずですよ。

堕天使BLUEΛucifer

許されない恋だとわかっていても、相手を求める気持ちが止められない。

そんな激情を描いたのが、1999年9月に発売されたΛuciferのデビュー作です。

テレビアニメ『KAIKANフレーズ』の主題歌としてオリコン16位を獲得したこの楽曲は、作詞を森雪之丞さん、作曲をTAKUYAさんが手掛けました。

激しいギターと疾走するドラムに乗せ、ボーカルのMAKOTOさんが歌い上げるのは、愛ゆえに堕ちていく天使の苦悩と快楽。

退廃的で美しいビジュアル系の世界観にどっぷり浸りたい時に聴けば、心が震えること間違いなし!

本作をきっかけに彼らの音楽に触れ、アルバム『LIMIT CONTROL』を手に取った方も多いのではないでしょうか?