時には主役として、時には歌に彩りを添える存在として活躍する、ピアノ。
やわらかく温かい音色から激しくかっこいいサウンドまでを響かせる、本当に多彩な魅力を持った楽器です。
ということで今回この記事では、ピアノサウンドが活かされているボカロ曲をご紹介していきます!
音楽ジャンルにはこだわらずピックアップしていますので、あなた好みの曲にきっと出会えますよ。
また、自分で演奏する曲をお探しの方にもオススメな内容です!
【鍵盤の魅力】ピアノのボカロ曲まとめ(1〜20)
無理に笑わなくて良いよ水野あつ

ピアノの優しい旋律と、可不の透明感のある歌声がナンバー。
ボカロP、水野あつさんの楽曲で、2022年2月に公開されました。
穏やかなメロディーに乗せて、他人の期待に応えようとする自分への慰めの言葉を歌い上げます。
過剰ながんばりや偽りの笑顔を手放して、ありのままの自分を認めていこうというメッセージが込められているんです。
心に重たい何かを抱えているとき、この曲がそっと寄り添ってくれます。
わすれモノいよわ

和音の多彩な揺らぎと初音ミクの透明感あふれる歌声が溶け合い、独特な空気感をかもし出します。
マルチクリエイターのいよわさんによる楽曲で、2025年4月に公開。
自身の存在やアイデンティティの揺らぎ、他者との関係性への葛藤を、不安定でありながら美しいメロディーラインで表現しています。
跳ね回るようなピアノを追うだけでも楽しい!
聴けば聴くほどに発見のある、独創的なボカロ曲です。
あのなつへfin

ノスタルジックな空気感が染み渡る、胸を締め付けられるようなボカロ曲です。
ボカロP、finさんの楽曲で2024年4月にリリースされました。
静けさをたたえたピアノバラードナンバーで、夏の終わりの切なさや過ぎ去った時間への追憶が投影されています。
もの思いにふけりたいとき、孤独感にさいなまれたとき、この曲ほど合う音楽はなかなかないかもしれません。
マシュマリーMIMI

2016年から活動を開始し、5作目の『モーメント』で自身初となる殿堂入りを達成したボカロP、MIMIさんの楽曲。
叙情的なフレーズのピアノサウンドから始まり、楽曲全編をとおしてピアノ主体のアレンジで構成されている、まさにピアノサウンドがいかされているボカロナンバーです。
ピアノ以外の楽器はシンプルに作られていることから、よりピアノの旋律を楽しめますよ。
クラシカルな間奏も曲のインパクトを作り出している、軽快でありながら哀愁がただよう印象的なナンバーです。
フォニイツミキ

12歳から作曲を始め、ボカロPとしての初投稿作品がニコニコ動画内で殿堂入りを果たすなど、その才能に注目が集まっているシンガーソングライター、ツミキさんの楽曲。
複雑なビートや転調と絡み合う特徴的なピアノサウンドが耳に残る軽快なナンバーです。
歌詞の世界観に寄りそった浮遊感のある曲調を作り出している響きや、ブレイクする部分を作ることで抑揚を作り出しているアレンジなど、ピアノの存在感が楽曲全体のバランスを取っているのを感じますよね。
スリリングなフレーズのピアノサウンドを楽しみたい方にオススメのボカロ曲です。