ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】
切ない、悲しい気分のとき、みなさんはどんな音楽を聴くでしょうか。
明るい雰囲気の曲をチョイスする場合もあると思います。
が、今の気持ちに寄り添ってくれるようなゆったりめな曲を聴く、という方がけっこう多いんじゃないでしょうさて今回この記事では、ボカロのバラードナンバーをまとめてみました。
最近のヒットソングから長く聴かれている定番曲までたくさんピックアップ。
あなたの心にぴたりとハマる作品、ぜひ探してみてくださいね。
ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】(1〜10)
それで充分だよ。MIMI

眠れない夜を抱えるあなたの心に、優しく寄り添ってくれる音楽があります。
2023年12月にリリースされたMIMIさんの楽曲です。
ピアノの透明感のある音色と可不の繊細な歌声が、孤独や不安を抱える心を温かく包み込んでくれます。
歌詞は変われない自分を責めてしまう気持ちに寄り添ってくれる内容。
そのままの自分を受け入れることの大切さを優しく語りかけてくれるんです。
心が少し重たくなってしまったとき、本作を聴くと気持ちが落ち着くはずです。
トワイライトライトとあ

薄明かりの中に光る希望を歌った、心温まるバラードナンバーです。
ボカロPのとあさんによる楽曲で、スマホゲーム『プロジェクトセカイ』への書き下ろしソング。
2023年11月に公開されました。
初音ミクと鏡音リンの透明感のある歌声が印象的。
メロディアスな曲調の中に、暗闇から光を探し求める少女たちの姿が浮かび上がります。
暗い気持ちを抱えていても前を向いて歩んでいく、等身大の思いに触れられる作品です。
花を踏む傘村トータ

青春時代を過ごす場面の気持ちを描いた楽曲で注目を集めるボカロPの傘村トータさん。
2023年にリリースされた『花を踏む』は、10代のころを思い返して、大人になった今の自分と向き合う姿が描かれた楽曲です。
大切なことを忘れてしまった自分に向けた感情を描いており、IAの透明感のある歌唱が素直な思いを歌い上げています。
「花」をテーマに展開する、切なくも心に響くメッセージが伝わるでしょう。
力強くもはかないピアノの音色とともに、大切にしていた思い出が胸にじんわりと広がる温かいバラードです。
生きてしまってごめんなさいshizuku

存在意義や生きる意味を問いかける楽曲です。
shizukuさんによる作品で、2025年1月にリリースされたバラードナンバー。
ピアノの音色が響き渡る、美しさとはかなさを合わせ持ったサウンドアレンジがグッときます。
また、可不の絞り出すような歌声と切ないメロディー、その調和が染みるんですよね。
歌詞では「生きていることへの罪悪感」という重いテーマを表現。
悩みや孤独を感じている人に寄り添ってくれるボカロ曲です。
PolarisProject Lumina

ドラマチックなサウンドがたまらない、心温まるバラードです。
Project Luminaさんの11作目となる本作は2024年12月にリリース。
「VOCAParty!
~Year-End Party 2024~」への参加作品でした。
星界の透明感ある歌声が、詩的で美しい歌詞を優しく包み込んでいます。
航海において道標になる北極星に例えられた大切な人の言葉、それを信じる主人公の思いが伝わってきて、こちらまで光に照らされるよう。
前を向く勇気が欲しいときに聴いてほしい感動ソングです。
海蛍香椎モイミ

深い海の底で交わされる内緒話のような、静かに染み渡る切なさが印象的な1曲です。
ボカロP、香椎モイミさんの楽曲で、2024年9月に公開されました。
美しい海蛍の光に寄せて紡がれる主人公の思いは、失った愛、深い後悔、癒えない喪失感を優しく物語ります。
花隈千冬の奥行きのある歌声が、その感情をいっそう強く描き出しているんです。
愛する人との思い出に浸りながら、どこまでも深く沈んでいく心情。
繊細な感情の機微を丁寧に表現した本作は、大切な人を失った悲しみに寄り添ってくれる、珠玉のバラードナンバーです。
怒鳴り傷HANA

心の中に出来てしまった傷を独白するように表へ出した、悲しいボカロ曲です。
ボカロP、HANAさんが2024年8月に発表したバラードナンバーで、歌詞には家に帰りたくないという思い、怒鳴る親への恐怖心が投影されています。
その、助けを求める主人公の気持ちに共感してしまう方、たくさんいるのでは。
ピアノの音色を軸にした物憂げな曲調もまた、世界観を押し広げています。
あなたのつらい悩みに寄り添ってくれる音楽かもしれません。