エモい洋楽特集|あらゆる世代からピックアップ
今や日本ではメジャーな表現である「エモい」。
当たり前のように使っているわけですが、単に「エモい」といってもさまざまな感情がありますよね。
例えば「ノスタルジック」であったり、「淡い」であったり……。
今回はさまざまな「エモい」に着眼して洋楽をセレクトしてみました。
最新のヒットソングから、ランキングの後半では知る人ぞ知る往年の名曲まで幅広くピックアップしています。
思いもよらない良質な洋楽に出会いたい方は、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください。
エモい洋楽特集|あらゆる世代からピックアップ(31〜40)
I’m Not In Love10cc

表向きには「好きなわけじゃない」と言い張りながら、実は深く恋に落ちてしまっている男性の切ない心情が、幻想的なメロディとともに描かれています。
イギリスのロックバンドテンシーシーが1975年にリリースした本作は、全英シングルチャート1位、全米2位を獲得。
エリック・スチュワートさんが妻との会話からインスピレーションを得て生まれた楽曲なんだそう。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも使用され、大切な人への思いを抑えきれない気持ちに共感する方も多いはず。
静かな夜に1人で聴きたい、心揺さぶられる珠玉のバラードです。
The Quiet Things That No One Ever KnowsBrand New

アメリカ・ニューヨーク州のエモロックバンド、ブランド・ニューの音楽は、ジャンルの垣根を越えた独創的なサウンドで多くのリスナーを魅了し続けています。
2000年の結成以降、エモ、ポストハードコア、インディーロックなどを融合させた彼らの音楽性は、世代を超えて支持されています。
2001年にデビューアルバム『Your Favorite Weapon』をリリースし、続くアルバム『Deja Entendu』で大きなブレイクを果たしました。
2006年のアルバム『The Devil and God Are Raging Inside Me』は、内省的で深みのある作風が高く評価され、現代のエモシーンを代表する名盤として認識されています。
2017年にはアルバム『Science Fiction』が全米1位を獲得。
感情豊かな歌詞とダイナミックなサウンドを求めるロックファンにおすすめです。
Rapid Hope LossDashboard Confessional

フロリダ州ボカラトンで生まれたエモーショナルなアコースティックサウンドを武器に、音楽シーンを席巻したダッシュボード・コンフェッショナル。
1999年にクリス・キャラバさんのソロプロジェクトとしてスタートし、その後バンド編成へと発展していきました。
2000年にアルバム『The Swiss Army Romance』でデビューを飾ると、エモとオルタナティブ・ロックを融合させた独自の音楽性で注目を集めます。
2003年にはアルバム『A Mark, a Mission, a Brand, a Scar』がBillboard 200で2位を記録。
2002年にはMTV Video Music Awardsを受賞し、エモシーンの代表格として確固たる地位を築きました。
R.E.M.やウィーザーなど、様々なアーティストから影響を受けた彼らの音楽は、繊細な感情表現と美しいメロディラインが魅力。
心に響く歌詞と親しみやすいサウンドで、内省的な音楽を求める方におすすめです。
SarcasmGet Scared

アメリカ・ユタ州が生んだポスト・ハードコア/エモシーンの貴重な存在、ゲット・スケアードです。
2008年に結成され、2010年にEP『Get Scared』でシーンに躍り出ました。
翌年には待望のアルバム『Best Kind of Mess』で本格デビューを果たし、その後も継続的な作品リリースで着実にファンを増やしています。
激しさと繊細さが絶妙なバランスで共存する楽曲は、若いリスナーの心を強く掴んでいます。
YouTubeでの高い再生回数を記録し、全米各地でのライブ活動も精力的に行っています。
感情の起伏を巧みに表現した歌詞と、ダークでメロディアスなサウンドは、日常の中で感じる様々な感情に共感したい方におすすめです。
正統派エモコアから少し外れた新しい魅力を求めている方にも是非聴いていただきたいバンドです。
StayMayday Parade

アメリカ・フロリダ州タラハシー出身のメイデイ・パレードは、ポップパンクとエモの融合により独自の輝きを放つバンドです。
2005年に地元の2つのバンドのメンバーが合流して結成され、翌2006年に自主制作EPを50,000枚以上売り上げる快挙を達成しました。
アルバム『A Lesson in Romantics』でメジャーデビューを果たし、アトランティック・レコードと契約。
2014年と2016年にはAlternative Press Music Awardsでファン投票賞にノミネートされ、熱心なファンベースの厚さを証明しています。
デレク・サンダースさんの印象的なボーカルと響きあう、メロディアスなギターサウンド、内省的な歌詞で多くのリスナーの心を掴んでいます。
青春時代の複雑な感情や日常の喜びを描いた楽曲の数々は、心に染み入る歌声とともに深い共感を呼ぶはずです。
エモい洋楽特集|あらゆる世代からピックアップ(41〜50)
Little TalksOf Monsters and Men

アイスランドから世界に羽ばたいたインディー・フォーク/ロックバンド、オブ・モンスターズ・アンド・メンです。
2010年、地元のバンドバトル「Músíktilraunir」での優勝を機に、活動をスタートさせました。
男女のツインボーカルと多彩な楽器編成によって織りなされる北欧らしい叙情的なサウンドが魅力です。
アルバム『My Head Is an Animal』は、オーストラリア、アイスランドなど複数の国のチャートで1位を獲得。
その独特な世界観は多くのリスナーの心を掴み、2013年にはヨーロッパ・ボーダー・ブレイカーズ・アワードを受賞しました。
内省的な歌詞とメロディアスなサウンドを求めているあなたに、ぜひおすすめしたいバンドです。
My HeroineSilverstein

カナダ発のポスト・ハードコアバンド、シルヴァースタインは、児童文学作家から名前を拝借して2000年に結成されました。
ポスト・ハードコア、エモ、スクリーモなど多彩な音楽性を持ち合わせ、2003年にアルバム『When Broken Is Easily Fixed』でデビュー。
2005年のアルバム『Discovering the Waterfront』はビルボード200で34位を記録し、ジュノー賞にもノミネートされる快挙を達成しました。
緻密に計算された楽曲構成と内省的な歌詞で、多くのリスナーの心を掴んできました。
2021年にはアルバム『A Beautiful Place to Drown』がジュノー賞のベスト・ロック・アルバム部門にノミネート。
激しさの中にメロディアスな要素を織り交ぜた彼らの音楽は、感情の起伏を大切にする音楽ファンにぴったりです。