【洋楽】世界の有名ハードロックギタリストまとめ
1960年代後半に誕生したハードロックと呼ばれる音楽は基本的にギターが主役を担うジャンルであり、その後の音楽シーンに変革をもたらした偉大なギタリストが多く登場しました。
とはいえプレイヤーに注目して音楽を聴くわけじゃないし……なんていう方もいるかもしれません。
こちらの記事では、広義の意味でのハードロック系の著名なギタリストたちをまとめて紹介しています。
現代のロックにも影響を与え続けているプレイヤーばかりですから、ハードロック初心者の方もぜひチェックしてみてくださいね。
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【洋楽】世界の有名ハードロックギタリストまとめ(1〜10)
Get the funk outNuno Bettencourt

Queen好きで知られる彼らが演奏するグルービーなポップチューン。
しかしそのギターの音色はハードロックそのものである。
テクニカルでもありながら音色をしっかり作り込むそのスタイルは演奏と同じように曲に重点を置くスタンスの表れだろう。
その点では確かにQueenと似たものを感じざるを得ない。
Captain NemoMichael Schenker

クラシカルな雰囲気も思わせるリフが続いていき彼のソロに合わせて曲が進行してゆく、まるでギタリストの為だけにあるような曲である。
テクニカルにメロディーを紡いでいく彼の姿は多くのギタリストの憧れであり、彼名義で活動ができてしまうのもその為だろう。
Spanish BootsJeff Beck

ジェフ・ベックさんはイングランド出身のギタリスト、日本ではエリック・クラプトンさん、ジミー・ペイジさんとと並んで3大ロックギタリストとしても語られる人物です。
バンドへの参加も経歴には含まれるものの、ソロアーティストとしてのイメージが強いギタリストではないでしょうか。
ブルースやロックンロールに影響を受けたペンタトニック・スケールのフレーズを使用、またトレモロアームを使った演奏で音に独特の浮遊感を与えています。
またボリューム奏法やタッピング、ハーモニクスなどのテクニックも積極的に取り入れられており、それぞれが安定して鳴らされている様子から技術の高さがしっかりと伝わってきますね。
【洋楽】世界の有名ハードロックギタリストまとめ(11〜20)
Bohemian RhapsodyBrian May

ハードロック界の御三家といえばレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスが挙げられますが、日本において1970年代後半以降に新たな御三家と呼ばれたのがキッス、エアロスミス、そしてクイーンなのですね。
日本で最も知名度の高い洋楽バンドの一つですし今さら説明は不要といったクイーンですが、ギタリストのブライアン・メイさんはハードロックの歴史において素晴らしい名演を数多く残したプレイヤーであり、偉大な作曲家でもあり、天体物理学者でもあるという奇跡のような存在です。
「レッド・スペシャル」と呼ばれる自作のギターをトレードマークとして、独特のトーンと歌声のようなビブラートはまさに「ブライアン・メイ印」といった唯一無二の音。
何本ものギターを重ねて生み出される緻密なギターオーケストレーションの素晴らしさは、特にハードロック色の強い初期のクイーンの作品で楽しめますからシングル曲しか知らないという方もぜひチェックしてほしいですね。
さらにボーカルのメロディと同じくらい耳に残るギターソロも特徴的で、それはデビューシングル『Keep Yourself Alive』の時点ですでに確立されていますからこちらもぜひ聴いてみてください!
Hells BellsAngus Young

実際にAC/DCの音楽をほとんど聞いたことがない、という人であってもブレザーに半ズボンといったスクールボーイなルックスは「何となく見たことがある」という方は多いはず。
個性的すぎて誰にも真似のできないいで立ちのアンガス・ヤングさんはスコットランドはグラスゴー生まれ、オーストラリアのシドニーで育ったAC/DCのリードギタリストです。
AC/DCはハードロック界の代表的なバンドであり、音楽史に残る驚異的なセールスを記録した世界で最も売れているロックバンド。
そんなAC/DCの顔役とも言えるアンガスさんは、ギブソンのSGギターを駆使してアグレッシブなリフからブルースの影響を感じさせるペンタトニックスケールを使ったソロといったプレイで多くの大ヒット曲を生み出してきました。
エフェクターの類はあまり使わず、基本的になアンプ直で慣らされるサウンドはハードロックの醍醐味を味わせてくれますよ。
その影響は音楽以外にも及んでおり、2003年に公開された映画『スクール・オブ・ロック』では、主演のジャック・ブラックさんがまさにアンガスさんをオマージュしたようなルックスでロックが大好きな教師を熱演していますから、こちらもぜひチェックしてみてください。
Sky OvertureUli Jon Roth

日本においてはその見た目から「ギター仙人」とも称される、ドイツ出身の名ギタリストであるウリ・ジョン・ロートさん。
あのはイングヴェイ・マルムスティーンさんにも多大なる影響を与えたウリさんは、ハードロック界の重要バンドであるスコーピオンズに19歳という若さで参加、1974年にリリースされたアルバム『Fly To The Rainbow』では、その驚異的なテクニックをすでに披露していますね。
本人が考案した「スカイ・ギター」なるモデルはギターで慣らせる音域の幅を拡張すべく、なんと32フレットという仕様で生み出されたギターということも有名です。
そんなウリさんは卓越した演奏能力と正確無比なピッキング、ジミヘンはもちろんヴァイオリニストにも影響を受けたというスタイルによる歌うような華麗なギターフレーズが特徴的で、ウリさんならではのハードロックを聴いてみたいという方は、彼が結成したバンドであるエレクトリック・サンの1981年にリリースされた名盤『Fire Wind』をまずはチェックしてみるといいでしょう。
Sleeping DogsZakk Wylde

白と黒の特徴的なデザインのレス・ポール・カスタムを操り、名前の通りワイルドないで立ちで熱くエモーショナルな演奏を披露するザック・ワイルドさん。
19歳という若さでオジー・オズボーンさんのバンドのギタリストとしてオーディション用のテープを送り、1988年のアルバム『No Rest for the Wicked』から5枚の作品に参加して知名度を世界的なものとします。
オジー・オズボーンさんと活動をともにした時期はテクニカルかつハードなプレイを魅せていましたが、ソロ以降のザックさんのギタースタイルはブルースやカントリーといったルーツ色も強く、サザンロック的な音を鳴らして往年のハードロックファンであればむしろこちらの方が気に入るかもしれませんね。
ペンタトニックスケール主体で、ブルースの香りが漂う彼のプレイは超絶テクニカル、といったタイプとはまた違う方向性のテクニックにぜひ注目してみてください。
余談ですが、デビュー当時の金髪の美少年といった風貌は今のザックさんしか知らない方であればきっと驚くことでしょう!





