ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト
「ハスキーボイスがステキ」とかよく言われますが、そもそもハスキーボイスの定義って何でしょう?
直訳的に説明してしまうと「しゃがれた声」「かすれた声」となってしまって、歌うことに関してはネガティブな要素が多いような気がしてしまいますが、声に含まれる倍音成分が非常に多く、またそれが歌唱や音程によってランダムに変化することが多いので、これがとても魅力的に聞こえることも少なくありません。
特に男性シンガーの場合、この「しゃがれ方」「かすれ方」が「男っぽさ」「男の色気」の演出にも繋がって、とても魅力的に響くことが多くあります。
今回の記事では、そんなハスキーボイスが魅力的なシンガーさんたちの楽曲をたくさん集めてみました。
クリアボイスのシンガーさんたちにはない男っぽい魅力をぜひお楽しみください!
ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト(41〜50)
INDUSTRY BABYLil Nas X, Jack Harlow

2021年リリースの『INDUSTRY BABY』でタッグを組んだアメリカのラッパーのリル・ナズ・Xさんとジャック・ハーロウさん。
2人とも魅力的な歌声の持ち主ですね!
若い世代を中心に注目を集めるリル・ナズ・Xさんはシングル曲『Old Town Road』でアメリカビルボードホット100で19週連続ナンバー1という記録を持っています。
ジャック・ハーロウさんも『Whats Poppin』でアメリカビルボードホット100で2位を記録したことで話題となりました。
そんな2人に共通するのはセクシーな少ししゃがれた声。
他のアーティストとは一味違うハスキーボイスのラップが聴きたいと思ったときは、彼らの楽曲を聴いてみてくださいね!
ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト(51〜60)
Can’t Let You GoJoe Lynn Tunner (Rainbow)

伝説のギタリスト(?)、リッチー・ブラックモア率いるRAINBOWの三代目シンガー、Joe Lynn Turner(ジョー・リン・ターナー)。
彼もまた少し曇ったようなハスキーな声質が魅力のシンガーです。
ちなみに今回ご紹介している、この『Can’t Let You Go』は、RAINBOWの最後のアルバム(再結成後は除く)『Bent Out Of Shaoke』収録曲で、リリースは1983年。
頻繁なメンバーチェンジでも有名なRAINBOWですが、歴代シンガーは、少し歪んだような声のロニー・ジェイムス・ディオ、パワフルなハイトーンが印象的なグラハム・ボネット、そして、この少し曇ったハスキーな声の持ち主のジョー・リン・ターナーと、それぞれシンガーとしての持ち味が異なっていて、シンガーの特性に合わせて的確な曲作り、サウンドメイクがされているところが「さすが!!」と唸らせられるところです。
歴代3人のシンガーの中では、おそらく最も評価の低いジョーですが、この甘い声による歌唱は素晴らしいと個人的には思います。
ハスキーボイス好きのあなたにもぜひ知っていただきたいシンガーです!
Bad HabitsEd Sheeran

『Shape of You』のヒットも記憶に新しい、イギリスのシンガーソングライター。
美しくも印象的なメロディーを鳴らすその個性で人々をひきつけています。
ハスキーがかった色気のある歌声もすてきですよね。
U2が持っていたツアーの動員数の世界記録を破ったもの凄さ。
ONE OK ROCKのTakaとのコラボや交流もロックファンにはたまりません。
Broadway GirlsMorgan Wallen

カントリーシンガーとして人気を集めるモーガン・ウォーレンさん。
彼のカントリー・ミュージックはテイラー・スウィフトさんのようなポップ調のものではなく、トラディショナルなブルースに近いサウンドが多いのですが、この音楽性とハスキーボイスは非常に相性がいいことで知られています。
そして2021年、リル・ダークさんにフィーチャーされた、こちらの『Broadway Girls』がリリースされて以来、彼の音楽性の幅が広がり、より多くのハスキーボイスの演出が味わえるようになりました。
この曲のようにエフェクトがしっかりかかった状態のハスキーボイスも魅力的ですよね。
おわりに
ここまでたくさんのハスキーボイスが魅力的なシンガーさんたちをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
力強くかすれた声から、どこかロマンティックな要素を感じさせる甘い声まで、いろいろなタイプのシンガーさんがいたと思います。
本稿が皆さんのお気に入りシンガーを発見するお役に立てたのなら何よりです。
ただ、ボイストレーナー、ボーカルディレクターとして最後に一言だけ。
ハスキーボイスに憧れているからと言って、故意にご自身の声を潰すようなことは絶対にしないでくださいね!
そこだけはくれぐれもご注意を!