ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト
「ハスキーボイスがステキ」とかよく言われますが、そもそもハスキーボイスの定義って何でしょう?
直訳的に説明してしまうと「しゃがれた声」「かすれた声」となってしまって、歌うことに関してはネガティブな要素が多いような気がしてしまいますが、声に含まれる倍音成分が非常に多く、またそれが歌唱や音程によってランダムに変化することが多いので、これがとても魅力的に聞こえることも少なくありません。
特に男性シンガーの場合、この「しゃがれ方」「かすれ方」が「男っぽさ」「男の色気」の演出にも繋がって、とても魅力的に響くことが多くあります。
今回の記事では、そんなハスキーボイスが魅力的なシンガーさんたちの楽曲をたくさん集めてみました。
クリアボイスのシンガーさんたちにはない男っぽい魅力をぜひお楽しみください!
- ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編
- 【2025】洋楽の男性アーティストが歌うおすすめの人気バラード曲まとめ
- 必聴!おすすめ!洋楽男性ソロアーティスト特集
- 80年代の男性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】
- 名曲ばかり!懐かしの80年代洋楽バラードまとめ
- 低音が魅力の男性アーティストの曲。邦楽の名曲、おすすめの人気曲
- 【1980年代】伝説の洋楽ロックバンドの名曲・ヒット曲
- 洋楽男性歌手のCMソング・コマーシャル・人気曲ランキング【2025】
- 洋楽男性デュオの魅力~オススメの名曲・人気曲
- 高音が魅力の男性アーティストの名曲。おすすめの人気曲
- 声が低い男性、低音が得意な男性の方にオススメのカラオケ曲
- Z世代におすすめしたい、男性アーティストが歌う泣ける名曲
- 【心に響く】男性におすすめのバラードまとめ
ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト(41〜50)
Love, Love, LoveDonny Hathaway

1970年代のニュー・ソウル・ブームで最も人気を集めたシンガー・ソングライターの1人、ダニー・ハサウェイさん。
当時の黒人アーティストとしては異例のクラシックを専攻していた過去があり、彼のソウル・ミュージックはクラシックのような重厚な雰囲気をまとっていました。
そんな彼の声質は非常に独特で、厚く太い声でありながらハスキーボイスでもあるという特徴を持っています。
低音でハスキーボイスで、なおかつ厚みのある声質というのは非常に珍しいため、ぜひチェックしてみてください。
ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト(51〜60)
INDUSTRY BABYLil Nas X, Jack Harlow

2021年リリースの『INDUSTRY BABY』でタッグを組んだアメリカのラッパーのリル・ナズ・Xさんとジャック・ハーロウさん。
2人とも魅力的な歌声の持ち主ですね!
若い世代を中心に注目を集めるリル・ナズ・Xさんはシングル曲『Old Town Road』でアメリカビルボードホット100で19週連続ナンバー1という記録を持っています。
ジャック・ハーロウさんも『Whats Poppin』でアメリカビルボードホット100で2位を記録したことで話題となりました。
そんな2人に共通するのはセクシーな少ししゃがれた声。
他のアーティストとは一味違うハスキーボイスのラップが聴きたいと思ったときは、彼らの楽曲を聴いてみてくださいね!
Can’t Let You GoJoe Lynn Tunner (Rainbow)

伝説のギタリスト(?)、リッチー・ブラックモア率いるRAINBOWの三代目シンガー、Joe Lynn Turner(ジョー・リン・ターナー)。
彼もまた少し曇ったようなハスキーな声質が魅力のシンガーです。
ちなみに今回ご紹介している、この『Can’t Let You Go』は、RAINBOWの最後のアルバム(再結成後は除く)『Bent Out Of Shaoke』収録曲で、リリースは1983年。
頻繁なメンバーチェンジでも有名なRAINBOWですが、歴代シンガーは、少し歪んだような声のロニー・ジェイムス・ディオ、パワフルなハイトーンが印象的なグラハム・ボネット、そして、この少し曇ったハスキーな声の持ち主のジョー・リン・ターナーと、それぞれシンガーとしての持ち味が異なっていて、シンガーの特性に合わせて的確な曲作り、サウンドメイクがされているところが「さすが!!」と唸らせられるところです。
歴代3人のシンガーの中では、おそらく最も評価の低いジョーですが、この甘い声による歌唱は素晴らしいと個人的には思います。
ハスキーボイス好きのあなたにもぜひ知っていただきたいシンガーです!
Broadway GirlsMorgan Wallen

カントリーシンガーとして人気を集めるモーガン・ウォーレンさん。
彼のカントリー・ミュージックはテイラー・スウィフトさんのようなポップ調のものではなく、トラディショナルなブルースに近いサウンドが多いのですが、この音楽性とハスキーボイスは非常に相性がいいことで知られています。
そして2021年、リル・ダークさんにフィーチャーされた、こちらの『Broadway Girls』がリリースされて以来、彼の音楽性の幅が広がり、より多くのハスキーボイスの演出が味わえるようになりました。
この曲のようにエフェクトがしっかりかかった状態のハスキーボイスも魅力的ですよね。
おわりに
ここまでたくさんのハスキーボイスが魅力的なシンガーさんたちをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
力強くかすれた声から、どこかロマンティックな要素を感じさせる甘い声まで、いろいろなタイプのシンガーさんがいたと思います。
本稿が皆さんのお気に入りシンガーを発見するお役に立てたのなら何よりです。
ただ、ボイストレーナー、ボーカルディレクターとして最後に一言だけ。
ハスキーボイスに憧れているからと言って、故意にご自身の声を潰すようなことは絶対にしないでくださいね!
そこだけはくれぐれもご注意を!