ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト
「ハスキーボイスがステキ」とかよく言われますが、そもそもハスキーボイスの定義って何でしょう?
直訳的に説明してしまうと「しゃがれた声」「かすれた声」となってしまって、歌うことに関してはネガティブな要素が多いような気がしてしまいますが、声に含まれる倍音成分が非常に多く、またそれが歌唱や音程によってランダムに変化することが多いので、これがとても魅力的に聞こえることも少なくありません。
特に男性シンガーの場合、この「しゃがれ方」「かすれ方」が「男っぽさ」「男の色気」の演出にも繋がって、とても魅力的に響くことが多くあります。
今回の記事では、そんなハスキーボイスが魅力的なシンガーさんたちの楽曲をたくさん集めてみました。
クリアボイスのシンガーさんたちにはない男っぽい魅力をぜひお楽しみください!
ハスキーボイスが魅力の洋楽男性ボーカル・アーティスト(1〜10)
Please Forgive MeBryan Adams
カナダ出身のシンガー・ソングライター、ブライアン・アダムスさん。
1980年代に大活躍したアーティストで、ロックをベースとした音楽性でいくつもの名曲を残してきました。
そんな彼の声質は甘いハスキーボイスで、ダミ声というよりはウィスパーボイスに近いタイプの声質を持っています。
そのためロマンチックな楽曲との相性が非常によく、ロックを主体としたバラードはバツグンの味をほこります。
甘い曲が好きな方はぜひチェックしてみてください。
Someone You LovedLewis Capaldi

スコットランド出身のシンガーソングライター、ルイス・キャパルディさん。
こちらの『Someone You Loved』で世界的なヒットを記録し、以降、コンスタントにヒットチューンをドロップし続けていますね。
そんな彼のハスキーボイスは個性的で、ただただハスキーというわけではなく、全体を通してバリトン歌手のような厚みがあります。
声に厚みや低さがあるなかで、ここまでハスキーな声を持っている歌手は珍しいので、ぜひチェックしてみてください。
November RainAxl Rose(Guns N’ Roses)

ハードロックやヘヴィ・メタルのシーンで最も活躍しているバンドの1つ、ガンズ・アンド・ローゼズ。
日本でもロックが好きな方であれば、誰でも知っているバンドですね。
そんなガンズ・アンド・ローゼズのボーカルが、こちらの『November Rain』を歌うアクセル・ローズさんです。
高音域から低音域まで歌いこなす幅の広さに加えて、しゃがれたタイプのハスキーボイスも持ち合わせています。
ボーカルの幅広さを味わいたい方は、ぜひチェックしてみてください。
I Don’t Want to Miss a ThingSteven Tyler(Airosmith)

エアロスミスのボーカリスト、スティーブン・タイラーさん。
ロックが好きな方であれば、誰でもご存じのアーティストだと思います。
彼もハスキーボイスの1人なのですが、ブレスが混じったウィスパーボイス調のハスキーボイスというよりは、だみ声に近いタイプのハスキーボイスです。
そのため、ロックとの相性が非常に良く、ボーカルではキレが強調されています。
バラードも激しいロックサウンドにも合う、万能タイプのハスキーボイスですので、ぜひチェックしてみてください。
Light SwitchCharlie Puth

アメリカはニュージャージー州出身のチャーリー・プースさんは、抜群のルックスとシンガーソングライターとしての才能を持つ2010年代以降のポップミュージックシーンを代表するアーティストの1人です。
バークリー音楽大学卒という音楽的なエリートでもあり、YouTubeでアデルさんといった大物歌手のカバー曲を披露してインターネット上で話題を集める存在だったのですね。
2015年にはウィズ・カリファさんと共演した楽曲『See You Again』が爆発的なヒットを記録、ブレイクへの足掛かりとなりました。
そんなチャーリーさんの持つ絶対音感に裏打ちされた完ぺきな歌唱力、リスナーの心をとろけさせるような甘くややハスキーな歌声を聴いていると、天は二物も三物も与えているじゃないかなんて思ってしまいますね!
Time Waits For No OneFreddie Mercury(Queen)

伝説のロック・バンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーさん。
日本の若い方でも映画『ボヘミアン・ラプソディ』を通じて、彼を知ったという方は多いと思います。
そんなフレディー・マーキュリーさんの声質は非常にパワフルなものなのですが、ハスキーな一面も持ち合わせています。
その声質の幅の広さがクイーンの活躍をここまでのものにしたのかもしれませんね。
どの作品もハスキーボイスを味わえるので、ぜひチェックしてみてください。
RockstarChad Kroger(Nickelback)

2000年代以降のロックシーンにおいて爆発的な成功を成し遂げた、カナダ出身のモンスターバンドであるニッケルバック。
2022年には記念すべき通算10枚目となるオリジナルアルバム『Get Rollin’』をリリース、安定のニッケルバック節を披露してファンを喜ばせましたね。
彼らはオルタナティブロックやポストグランジと呼ばれるヘビーなサウンドを基調としながらも、アコースティックギターを用いた心に染み入るロックバラードの大ヒット曲も多く持ち合わせており、その中心となっているのがボーカルとギターを担当しているフロントマン、チャド・クルーガーさんの歌声です。
ロックスターにふさわしいハスキーで太く艶やかな、良い意味で暑苦しい男らしさ満載の歌声を持つチャドさんなればこそ、オーディエンスを興奮の渦に巻き込むようなハードな楽曲も、スタジアムに大合唱を生み出すバラードにも説得力が増すというものでしょう。