世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】
国内の式典をはじめ、オリンピックやワールドカップなど、国内外問わずに大切な行事の際に歌われる国歌。
各国歌の曲調や歌詞の内容はそれぞれで、さまざまな国歌が存在しています。
この記事では、そうした世界中の国歌の中から有名な曲を紹介していきますね!
日本の国歌はもちろん、アメリカやフランスなど、たくさんの国歌をピックアップしました。
またウクライナの国歌も紹介しているので、この機会に世界中の美しい国歌を聴いてみてくださいね。
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世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】(31〜40)
Amhrán na bhFiann作詞:Peadar Ó Cearnaigh/ 作曲:Liam Ó Rinn

愛国心と独立への願いを込めたアイルランドの国歌『Amhrán na bhFiann』は、『兵士の歌』という邦題でも知られるペアダール・オ・ケアーニーさんとリアム・オ・リンさんが手掛けた壮大な楽曲です。
1907年に英語で作られ、1923年にアイルランド語に翻訳されたこの曲は、1916年のイースター蜂起を機に広く知られるようになりました。
1926年に正式な国歌として採用された本作は、アイルランドの独立と自由を求める兵士たちの決意を力強く表現しています。
ワールドカップやオリンピックなど、国際的な舞台でも歌われるこの曲は、アイルランドの歴史と文化を感じたい方にぴったりです。
Himno Nacional de Colombia作詞:Rafael Núñez / 作曲:Oreste Sindici

コロンビアの魂を歌い上げる、国家の誇りを象徴する楽曲です。
1887年11月11日に初めて披露されたこの国歌は、コロンビアの独立と自由への熱い思いが込められています。
ラファエル・ヌニェスさんの詩的な歌詞とオレステ・シンディチさんの荘厳な旋律が見事に融合し、国民の心に深く刻まれています。
11節からなる歌詞は、コロンビアの歴史と英雄たちの功績を讃えており、特にボヤカの戦いやシモン・ボリバルの偉業が印象的に描かれています。
愛国心を高める場面で演奏されることが多く、コロンビアの文化的アイデンティティを強く表現しています。
God Defend New Zealand作詞:Thomas Bracken, Thomas Henry Smith / 作曲:John Joseph Woods

ニュージーランドの国民的な歌として親しまれている楽曲で、邦題は『神よニュージーランドを守り給え』。
1876年にトーマス・ブラッケンさんが作詞し、ジョン・ジョセフ・ウッズさんが作曲しました。
国の自由と平和を願う歌詞は、ニュージーランドの人々の誇りと希望を象徴しています。
1977年に正式に国歌として認定され、英語版とマオリ語版の両方が存在するのも特徴です。
スポーツイベントや公式行事で頻繁に演奏される本作は、多様な文化の調和を願う国民の思いが込められた、心に響く曲となっています。
Мила Родино作詞:Цветан Радославов / 作曲:Цветан Радославов

ブルガリアの国歌として親しまれる『Мила Родино』は、邦題『愛しき祖国』としても知られる愛国的な楽曲です。
1885年、ツヴェタン・ラドスラヴォフさんによって作られたこの曲は、ブルガリアの美しい自然や国民の誇りを歌い上げています。
バルカン山脈やドナウ川の風景が描かれた歌詞は、祖国への深い愛情を表現しており、多くのブルガリア人の心に響いています。
本作は1964年に正式に国歌として採用され、以来、オリンピックやワールドカップなどの国際的な場面でも演奏されています。
ブルガリアの伝統的な旋律とリズムに基づいた力強いメロディーは、国民の団結と愛国心を象徴する曲として、今も国民に愛され続けているのです。
O Canada作詞:Adolphe-Basile Routhier / 作曲:Calixa Lavallée

カナダには行ったことがありませんが聴くと「とてもカナダらしいな!」と思える、雄大で壮大さを感じさせるカナダの国歌、そのタイトルも『O Canada』。
1880年に今のケベック州の建国記念日の式典のために作られた国歌で作詞はアドルフ=バジル・ルーチエさんが、作曲はケベック州の作曲家であるカサリ・ラヴァレーさんが手掛けました。
その当時のカナダはイギリス領でフランス系住民が多く、作詞もフランス語でした。
その後、1906年に英語版の歌詞が、そして1980年7月1日の「カナダの日」に正式に国歌として制定されました。
世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】(41〜50)
Jana Gana Mana作詞:Rabindranath Tagore / 作曲:Rabindranath Tagore

インド音楽、映画やインド料理店などで耳にすることがありますよね。
インドの国歌であるこの曲『Jana Gana Mana』もどこか聴き慣れたような、他国の国歌としてはなじみやすいのではないでしょうか?
『Jana Gana Mana』は「人々の意思」といった意味があり、インドの思想家であるラビンドラナート・タゴールさんが作詞、作曲を手掛けました。
1911年の国歌会議で初めて披露されたこの曲ですがその後1950年に正式な国歌として制定されました。
Deșteaptă-te, române!作詞:Andrei Mureșanu / 作曲:Gheorghe Ucenescu

ルーマニアの歴史に深く根付いた国歌『Deșteaptă-te, române!』は、1848年の革命時に生まれた楽曲です。
アンドレイ・ムレシャヌさんの詩に、ゲオルゲ・ウチェネスクさんが曲をつけたとされる本作は、ルーマニア人への覚醒を呼びかける力強いメッセージが特徴的です。
『目覚めよ、ルーマニア人』という邦題でも知られており、1990年1月24日に正式に国歌として採用された本作は、ルーマニアのナショナルデーや公式行事で必ず演奏される重要な楽曲となっています。
愛国心と自由への希求を表現した歌詞は、国民の心に深く響いており、ルーマニアの誇りと団結を象徴する曲として広く親しまれているのです。
おわりに
世界の有名な国歌を一挙に紹介しました。
それぞれの国ごとに曲調や歌詞の内容などもさまざまでしたね!
スポーツが好きな方なら耳にしたことがあるような曲から、どこかで耳にしたことがある曲まで幅広く集めましたので、この機会にじっくりと各国の国歌を聴いてみてくださいね。