世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】
国内の式典をはじめ、オリンピックやワールドカップなど、国内外問わずに大切な行事の際に歌われる国歌。
各国歌の曲調や歌詞の内容はそれぞれで、さまざまな国歌が存在しています。
この記事では、そうした世界中の国歌の中から有名な曲を紹介していきますね!
日本の国歌はもちろん、アメリカやフランスなど、たくさんの国歌をピックアップしました。
またウクライナの国歌も紹介しているので、この機会に世界中の美しい国歌を聴いてみてくださいね。
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世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】(1〜10)
国王行進曲(Marcha Real)作詞:現在はなし / 作曲:不明

スペイン王国の『国王行進曲』は、ヨーロッパ最古の国歌、そして歌詞のない国歌として知られています。
1770年にスペイン王カルロス3世が本曲を公式な名誉の行進曲とし、公式行事や儀式の場で演奏されるようになりました。
過去には時代によって異なる歌詞で歌われていたスペイン国家。
現在も歌詞をつけようとする動きは見られるものの、フランスとスペインにまたがるバスク地方やスペインの自治州カタルーニャなどの複雑な国内事情などで、実現にはいたっていません。
Deutschlandlied作詞:August Heinrich Hoffmann von Fallersleben / 作曲:Joseph Haydn

音楽家、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンさんがフランツ2世に向けて作曲した『神よ、皇帝フランツを守り給え』の旋律に、学教授、アウグスト・ハインリヒ・ホフマン・フォン・ファラースレーベンさんが制作した詩をつけた『Deutschlandlied』。
自由主義的な統一ドイツをもたらすシンボルとして採用された国歌であり、現在は3番のみが公式として定められています。
国家の繁栄や未来を感じさせる壮大なオーケストラサウンドが印象的です。
祖国が栄えることを願う力強いメッセージを受けとってみてください。
Hino Nacional Brasileiro作詞:Joaquim Osório Duque Estrada / 作曲:Francisco Manuel da Silva

世界中の国歌のなかでもテンポが速く転調が多いことで知られる『Hino Nacional Brasileiro』。
戦争や支配を乗りこえて独立をむかえたブラジルをたたえる情熱的な楽曲です。
Wカップやオリンピックで聴いたことがある方もおられるでしょう。
サンバやリオのカーニバルなどの華やかなイベントを愛する彼らの魅力が詰まった楽曲です。
OKストラサウンドの美しい旋律とともに、美しく力強く生きる意志を受けとれるでしょう。
明るく元気になれる国歌をお探しの方はぜひ聴いてみてください。
世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】(11〜20)
高貴な故国、美しき旗(Noble patria tu hermosa bandera)作詞:José María Zeledón Brenes / 作曲:Manuel María Gutiérrez

コスタリカには、スペインからの独立を果たした1821年から30年以上に渡って国歌が存在しませんでした。
しかし、1852年にアメリカとイギリスの外交使節団を招いた際、歓迎セレモニーにて急きょ必要となり、コスタリカ軍楽隊の指揮者によって作曲されたのが、現在のコスタリカ国歌『Noble patria tu hermosa bandera』です。
初演当時は歌詞がありませんでしたが、1903年に行われた国歌の歌詞を選ぶコンテストをへて、平和の国コスタリカを象徴する美しいスペイン語の歌詞が付けられました。
Mazurek Dąbrowskiego作詞:Józef Rufin Wybicki / 作曲:不明

ポーランド国歌『ドンブロフスキのマズルカ』は、『ポーランドは未だ滅びず』の名でも知られています。
1797年に領土を失った亡命ポーランド人部隊の軍歌として書かれ、第一次世界大戦後に国歌として定着しました。
当時ポーランドはフランスと協力してオーストリアと戦っており、歌詞中にもフランスの指導者ナポレオン・ボナパルトの名が登場します。
他にも歌詞には周辺国の名前が含まれており、侵略や独立を経験してきたポーランドの歴史を色濃く感じさせる国歌です。
Himno Nacional Argentino作詞:Vicente López y Planes / 作曲:Blas Parera

アルゼンチンの国歌はスペインからの独立をめざす最中の1813年に制定されました。
制定された5月11日は国歌の日と定められています。
フルコーラスで演奏すると5分をこえることも特徴とされており、国際スポーツ大会では短縮したものが演奏されることが多い曲です。
独立をめざす戦いの中で制定されたこともあり、自由のために戦う強い意志が歌詞では描かれています。
支配から解き放たれることをめざすようす、アルゼンチンに誇りをもつようすが、力強く表現されています。
愛国歌作詞:不明 / 作曲:安益泰

大韓民国の国歌である『愛国歌』は1948年に大韓民国政府の樹立とともに国歌として制定されました。
日本では『蛍の光』の原曲としてもなじみのあるスコットランド民謡の『Auld Lang Syne』のメロディーで愛国心を歌っていたものが始まりと言われています。
正式に制定された国歌は、安益泰さんが作曲した管弦楽曲『韓国幻想曲』の終曲のメロディーで同じ歌詞がのせられた楽曲です。
韓国の雄大な自然に思いをはせながら、国を誇りに思うようすを歌い上げる、強い愛国心が伝わってくる国歌です。