【いくつ知ってますか?】世界の国歌まとめ
ワールドカップやオリンピックの開会式で流れる国歌を聴いて、胸が熱くなった経験はありませんか?
サッカーの試合前、選手たちが肩を組んで歌い上げる姿に思わず見入ってしまうこともありますよね。
世界には200を超える国と地域があり、それぞれに歴史や文化を映し出した国歌が存在します。
勇壮なメロディで知られるものから、美しい旋律が印象的なものまで、その個性は実にさまざまです。
この記事では、世界の国歌の中でも特に有名で人気の高い楽曲をたっぷりご紹介していきます。
聴き覚えのある曲がいくつ見つかるか、ぜひチェックしてみてくださいね!
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南アメリカ(1〜10)
Gloria al Bravo Pueblo作詞:Vicente Salias or Andrés Bello / 作曲:Juan José Landaeta

日本語で『勇敢なる民に栄光あれ』と訳されるベネズエラ国歌『Gloria al Bravo Pueblo』は、1810年頃の独立運動が高まるなかで歌われ始めました。
その後、1881年5月に大統領の布告によって正式な国歌として採用されています。
行進曲のような勇ましいリズムと力強いメロディは、フランス国歌との類似性が指摘されており、古くから「ベネズエラのマルセイエーズ」として親しまれてきました。
作詞はビセンテ・サリアスさん、作曲はフアン・ホセ・ランダエタさんとされていますが、実際には別の方が関わったとする説もあるようです。
独立への熱い思いがこめられた本作。
スポーツの国際大会などで耳にする機会があれば、彼らの歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
高貴な故国、美しき旗(Noble patria tu hermosa bandera)作詞:José María Zeledón Brenes / 作曲:Manuel María Gutiérrez

コスタリカには、スペインからの独立を果たした1821年から30年以上に渡って国歌が存在しませんでした。
しかし、1852年にアメリカとイギリスの外交使節団を招いた際、歓迎セレモニーにて急きょ必要となり、コスタリカ軍楽隊の指揮者によって作曲されたのが、現在のコスタリカ国歌『Noble patria tu hermosa bandera』です。
初演当時は歌詞がありませんでしたが、1903年に行われた国歌の歌詞を選ぶコンテストをへて、平和の国コスタリカを象徴する美しいスペイン語の歌詞が付けられました。
Himno Nacional Mexicano作詞:Francisco González Bocanegra / 作曲:Jaime Nunó

メキシコの国歌はアントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ大統領が開催した作詞と作曲のコンテストを経て、1854年に国歌として制定されました。
保守派と自由主義者の対立の歴史もあり、廃止や復活をくりかえしたのちに正式に国歌として規定されました。
歌詞は10番まで存在していますが、特定の人物を描いた部分があることから、1番・5番・6番・10番を演奏することに決められています。
メキシコの激しい戦いの歴史を感じさせる内容の歌詞で、愛国心と勇敢さが伝わってくるような国歌です。
Hino Nacional Brasileiro作詞:Joaquim Osório Duque Estrada / 作曲:Francisco Manuel da Silva

世界中の国歌のなかでもテンポが速く転調が多いことで知られる『Hino Nacional Brasileiro』。
戦争や支配を乗りこえて独立をむかえたブラジルをたたえる情熱的な楽曲です。
Wカップやオリンピックで聴いたことがある方もおられるでしょう。
サンバやリオのカーニバルなどの華やかなイベントを愛する彼らの魅力が詰まった楽曲です。
OKストラサウンドの美しい旋律とともに、美しく力強く生きる意志を受けとれるでしょう。
明るく元気になれる国歌をお探しの方はぜひ聴いてみてください。
Himno Nacional Argentino作詞:Vicente López y Planes / 作曲:Blas Parera

アルゼンチンの国歌はスペインからの独立をめざす最中の1813年に制定されました。
制定された5月11日は国歌の日と定められています。
フルコーラスで演奏すると5分をこえることも特徴とされており、国際スポーツ大会では短縮したものが演奏されることが多い曲です。
独立をめざす戦いの中で制定されたこともあり、自由のために戦う強い意志が歌詞では描かれています。
支配から解き放たれることをめざすようす、アルゼンチンに誇りをもつようすが、力強く表現されています。
Orientales, la Patria o la tumba作詞:Francisco Acuña de Figueroa / 作曲:Francisco José Debali

ウルグアイの国歌『Orientales, la Patria o la tumba』は、愛国心と自由を称える壮大な楽曲です。
1845年7月19日に初演され、1848年に正式に国歌として認定されました。
オペラの影響を受けた音楽は、ロッシーニやドニゼッティの作品を彷彿とさせる壮大なスタイルで、ソロと合唱が交互に繰り返される構造が特徴的です。
歌詞は「東方の人々よ、祖国か墓場か」と始まり、ウルグアイの独立と自由への強い決意を表現しています。
本作は、ウルグアイの式典やスポーツイベントで頻繁に演奏され、国民の誇りとなっています。
愛国心溢れる歌詞と壮大な曲調を味わいたい方にぜひおすすめです。
Himno Nacional de Colombia作詞:Rafael Núñez / 作曲:Oreste Sindici

コロンビアの魂を歌い上げる、国家の誇りを象徴する楽曲です。
1887年11月11日に初めて披露されたこの国歌は、コロンビアの独立と自由への熱い思いが込められています。
ラファエル・ヌニェスさんの詩的な歌詞とオレステ・シンディチさんの荘厳な旋律が見事に融合し、国民の心に深く刻まれています。
11節からなる歌詞は、コロンビアの歴史と英雄たちの功績を讃えており、特にボヤカの戦いやシモン・ボリバルの偉業が印象的に描かれています。
愛国心を高める場面で演奏されることが多く、コロンビアの文化的アイデンティティを強く表現しています。
アフリカ(1〜10)
Kassaman作詞:Moufdi Zakaria / 作曲:Mohamed Fawzi

独立戦争のさなかに生まれた、アルジェリアの魂ともいえる国歌です。
作詞は「革命の詩人」ムフディ・ザカリアさん、作曲はエジプトのスターだったモハメド・ファウジさんが手掛けました。
監獄の壁に自らの血で歌詞を書いたという壮絶なエピソードを持つ本作は、祖国への誓いが力強い行進曲のリズムに乗せて歌われます。
1962年7月に正式採用されましたが、旧宗主国への言及を含む激しい内容から、国際大会などでは一部のみ演奏されることもあります。
2008年の憲法改正で歌詞の変更が不可能と定められるほど、国家にとって神聖な存在となっている楽曲です。
歴史の重みを感じながら聴いてみると、その勇壮なメロディがいっそう胸に響くはずです。
National anthem of South AfricaEnoch Sontonga, C. J. Langenhoven

南アフリカ共和国の国歌は1997年にネルソン・マンデラ大統領によって制定されました。
『神よアフリカに祝福を』と『南アフリカの呼び声』のふたつの曲をひとつに編曲したものが国歌として歌われています。
時代の違うふたつの曲が融合したという点や、コサ語・ズールー語・ソト語・アフリカーンス語・英語といったさまざまな言語で歌われることなどから、南アフリカに暮らすさまざまな民族が和解し、強調することをめざしていることが伝わってきます。
南アフリカの雄大な自然や、愛国心が表現されたような力強い国歌です。
Hymne Chérifien作詞:Ali Squalli Houssaini / 作曲:Léo Morgan

モロッコ王国の国歌『国王万歳』には、公用語の一つであるアラビア語の歌詞が付けられています。
フランスの保護領時代の1952年頃にモロッコ王室近衛隊の音楽長によって作曲され、フランスからの独立を果たした1956年に国歌として採用されました。
歌詞付きで歌われるようになったのは、メキシコで開催されたサッカーワールドカップにモロッコ代表が初出場を果たした1970年以降。
当時の国王ハッサン2世が開催したコンペで選ばれたという説と、国王が作家に直接依頼したという2つの説があるのだそうです。



