【いくつ知ってますか?】世界の国歌まとめ
ワールドカップやオリンピックの開会式で流れる国歌を聴いて、胸が熱くなった経験はありませんか?
サッカーの試合前、選手たちが肩を組んで歌い上げる姿に思わず見入ってしまうこともありますよね。
世界には200を超える国と地域があり、それぞれに歴史や文化を映し出した国歌が存在します。
勇壮なメロディで知られるものから、美しい旋律が印象的なものまで、その個性は実にさまざまです。
この記事では、世界の国歌の中でも特に有名で人気の高い楽曲をたっぷりご紹介していきます。
聴き覚えのある曲がいくつ見つかるか、ぜひチェックしてみてくださいね!
アジア(1〜10)
君が代

10世紀初頭にへんさんされた古今和歌集の「読人知らず」の和歌を由来として制作された『君が代』。
世界の国歌のなかでも、作詞者が古いことで知られています。
1930年には国家として定着しており、1999年に「国旗及び国歌に関する法律」で正式に国家として定められた楽曲です。
静けさのなかにある力強いサウンドが心に響きます。
歌詞の内容は「男女が支えあってこの世が長く栄えていくこと」を願うものなんです。
日本語のしおらしさがあふれる美しい言葉に耳を傾けてみませんか?
HatikvahNEW!作詞:Naftali Herz Imber / 作曲:Samuel Cohen

イスラエルの国歌として世界的に知られる『Hatikvah』。
日本語で「希望」を意味するタイトルを持つ本作は、詩人のナフタリ・ヘルツ・インベルさんと、民謡をもとに旋律をつけたサミュエル・コーエンさんによって形作られました。
国歌としては珍しい短調のメロディが特徴で、その哀愁を帯びた響きは、スメタナの交響詩『モルダウ』にも通じると言われています。
長きにわたりユダヤの人々の間で歌い継がれ、建国後も事実上の国歌として扱われてきましたが、法律で正式に国歌と定められたのは2004年11月10日のことでした。
オリンピックやサッカーの国際試合など、選手たちが祈るように歌う姿を目にする機会も多いでしょう。
歴史の重みと未来への願いが込められた旋律に、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
Mongol Ulsiin Töriin duulalNEW!作詞:Tsendiin Damdinsüren / 作曲:Bilegiin Damdinsüren & Luvsanjambyn Mördorj

近代モンゴル文学を代表する作家ツェンディーン・ダムディンスレンさんと、著名な作曲家であるビレギーン・ダムディンスレンさん、ルブサンジャンビン・モルドルジさんが手掛けたモンゴルの国歌。
こちらは、1950年5月に公式な運用が開始された作品です。
雄大な草原や青い空を思わせる荘厳なメロディが特徴で、独立国家としての誇りと繁栄への願いが込められています。
歴史の中で歌詞の改訂が行われ、2006年7月には国民的英雄であるチンギス・ハーンを讃える内容が含まれるようになりました。
スポーツの国際大会や国家的な式典で演奏される機会が多く、聴く人々の胸を熱くさせる一曲。
モンゴルの歴史や文化に想いを馳せながら、壮大な響きに耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
Al-Nasheed Al-WataniNEW!作詞:Ahmad Meshari Al-Adwani / 作曲:Ibrahim Al-Soula

クウェートの国歌『Al-Nasheed Al-Watani』。
日本語では『クウェート国歌』として知られる楽曲です。
詩人としてだけでなく文化行政の基盤作りにも貢献したアフマド・メシャリ・アル=アドワーニさんが作詞し、民俗芸能の研究や放送音楽の分野で活躍したイブラヒム・アル=スーラさんが作曲を手がけました。
1978年2月に制定された本作は、ナショナルデーなどの祝賀行事に欠かせない存在となっています。
祖国の安全や栄光、先人たちの遺産を守り抜くという強い意志が込められた歌詞と、威厳あふれるサウンドが魅力的です。
サッカーなどの国際大会で選手たちが誇らしげに歌う姿を見ると、こちらも胸が熱くなりますね。
歴史の重みを感じながら聴いてみてはいかがでしょうか。
Azərbaycan marşıNEW!作詞:Ahmed Javad / 作曲:Uzeyir Hajibeyov

「アゼルバイジャン古典音楽の父」と称されるウゼイル・ハジベヨフさんが作曲を、詩人のアフマド・ジャヴァドさんが作詞を担当した国歌『Azərbaycan marşı』。
ブラスの音色が輝かしい勇壮な行進曲で、祖国への献身や国旗への賛美が込められた力強い楽曲です。
1919年頃のアゼルバイジャン民主共和国時代に制作されましたが、ソ連への編入により長く歌われませんでした。
その後、独立回復を果たした1992年5月に正式な国歌として再採用されたのだそうです。
歴史の荒波を越えてよみがえったこの旋律は、聴く人の心を奮い立たせるような威厳にあふれていますね。
国際的なスポーツイベントなどで耳にした際は、彼らの誇り高い歌声に注目してみてはいかがでしょうか。
Sri Lanka MathaNEW!作詞:Ananda Samarakoon / 作曲:Ananda Samarakoon

スリランカの近代音楽を切り開いたアーナンダ・サマラクーンさんが作詞作曲を手がけた『Sri Lanka Matha』。
1940年に書かれた原曲が、1951年11月に正式な国歌として採択されました。
もとは学校で子供たちが歌うために作られた楽曲で、母なる祖国をたたえる歌詞と、誰もが声を合わせやすい荘厳なメロディが心に響きますね。
実は本作、制定後に歌い出しの言葉が不吉だという理由で、作者の意図とは異なる形に変更された歴史を持っています。
1962年4月に作者が亡くなる要因ともいわれるほど深い苦悩を生んだエピソードは、作品への愛着を物語っています。
スポーツの国際大会や式典で耳にするたび、その背景にあるドラマにも思いをはせてみてはいかがでしょうか。
Sayaun Thunga PhulkaNEW!作詞:Byakul Maila / 作曲:Amber Gurung

近代ネパール音楽の父と称される作曲家のアンバル・グルンさんと、詩人のビャクル・マイラさんが制作したネパールの国歌です。
2007年8月に制定された本作は、1,272件もの一般公募の中から選ばれた歌詞が採用されました。
多くの民族や言語が共存する同国の姿を、たくさんの花が集まってできたひとつの花輪に例えた内容は、多様性と調和の美しさを伝えてくれます。
専門的な訓練を受けていない人でも歌いやすいよう音域が工夫されており、どこか懐かしさを感じる旋律も魅力的ですね。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、BBCがそのユニークな曲調を取り上げ話題となりました。
国際大会の開会式などで耳にする機会も多いので、選手たちの表情と一緒に注目して聴いてみてください。



