世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】
国内の式典をはじめ、オリンピックやワールドカップなど、国内外問わずに大切な行事の際に歌われる国歌。
各国歌の曲調や歌詞の内容はそれぞれで、さまざまな国歌が存在しています。
この記事では、そうした世界中の国歌の中から有名な曲を紹介していきますね!
日本の国歌はもちろん、アメリカやフランスなど、たくさんの国歌をピックアップしました。
またウクライナの国歌も紹介しているので、この機会に世界中の美しい国歌を聴いてみてくださいね。
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世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】(16〜20)
国王万歳作詞:Ali Squalli Houssaini / 作曲:Léo Morgan

モロッコ王国の国歌『国王万歳』には、公用語の一つであるアラビア語の歌詞が付けられています。
フランスの保護領時代の1952年頃にモロッコ王室近衛隊の音楽長によって作曲され、フランスからの独立を果たした1956年に国歌として採用されました。
歌詞付きで歌われるようになったのは、メキシコで開催されたサッカーワールドカップにモロッコ代表が初出場を果たした1970年以降。
当時の国王ハッサン2世が開催したコンペで選ばれたという説と、国王が作家に直接依頼したという2つの説があるのだそうです。
愛国歌作詞:不明 / 作曲:安益泰

大韓民国の国歌である『愛国歌』は1948年に大韓民国政府の樹立とともに国歌として制定されました。
日本では『蛍の光』の原曲としてもなじみのあるスコットランド民謡の『Auld Lang Syne』のメロディーで愛国心を歌っていたものが始まりと言われています。
正式に制定された国歌は、安益泰さんが作曲した管弦楽曲『韓国幻想曲』の終曲のメロディーで同じ歌詞がのせられた楽曲です。
韓国の雄大な自然に思いをはせながら、国を誇りに思うようすを歌い上げる、強い愛国心が伝わってくる国歌です。
Advance Australia FairPeter Dodds McCormick

オーストラリアの国歌『Advance Australia Fair』。
日本語に訳すと『進め 美しのオーストラリア』というタイトルです。
この国歌は1878年に学校教師であるピーター・ドッヅ・マコーミックさんによって作曲されました。
もう1曲『Waltzing Matilda』というオーストラリアの愛国歌があり、国歌を制定するにあたり国民によって投票され、人気の高かった『Advance Australia Fair』が1977年に正式な国歌として制定されました。
私達の美しい故国(Lijepa naša domovino)作詞:Antun Mihanović / 作曲:Josip Runjanin

ジブリ映画『魔女の宅急便』のモデルとしても知られるクロアチアの国歌には、その美しい街並みをそのまま表す『私達の美しい故国』というタイトルが付けられています。
国家となったのは、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国からの独立を宣言した1991年。
クロアチア社会主義共和国時代の1846年にイタリアの作曲家ガエターノ・ドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア』の劇中歌をもとに作曲されたあと、タイトルや歌詞に手が加えられ、現在の形で定着しました。
As-Salam Al Malaki作詞:Ibrahim Khafaji / 作曲:Abdul Rahman Al-Khateeb

1950年にサウジアラビアの正式な国歌として制定された『As-Salam Al Malaki』。
1950年に制定された当時は歌詞がなく、当時のアブドゥルアズィーズ王がエジプトを訪問した際に自国にも国歌が欲しいとエジプトの作曲家、アブドゥルラーマンアルカイブさんに作曲を依頼、当時のエジプトの王であったファルーク王から送られたという1曲です。
その後、1984年に詩人であるイブラヒム・カファジさんが歌詞をつけ、採用されました。
イスラム教徒らしく、神様を賛美している歌詞です。