【ロック好きにも!】ビッグ・ビートの人気グループ、アーティスト
「ロックとテクノの融合」といったうたい文句は全く珍しいものではないですし、現代のロックやポップスは何らかのエレクトロな要素が取り入れられていますよね。
今回紹介する「ビッグ・ビート」は、90年代後半から00年代前半にかけてブームが巻き起こったテクノ・ミュージックのサブ・ジャンル。
ロック・バンドがテクノの要素を取り入れるのではなく、テクノ側から激しいブレイクビーツにラウドなギターを乗せるなど、ロック的なダイナミズムを大々的に盛り込んだサウンドが特徴です。
世界的にメジャーな存在も多くいるビッグ・ビートの主要なアーティストやグループを、この機会にぜひチェックしてみてください!
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【ロック好きにも!】ビッグ・ビートの人気グループ、アーティスト(1〜10)
A Little Less ConversationJunkie XL

オランダのミュージシャン、トム・ホーケンバーグさんによるプロジェクト、ジャンキーXL。
2002年にエルビス・プレスリーさんの曲をリミックスした『A Little Less Conversation』が世界中でヒットし、その後もコールドプレイやブリトニー・スピアーズさん、浜崎あゆみさんなどの楽曲のリミックスを手掛けました。
『ターミネーター:ニュー・フェイト』など映画のサントラも多く制作しており、洋楽の知識がない人でも取っかかりやすいですよ!
History Repeating (featuring Shirley Bassey)Propellerheads

iPod第一世代の広告キャンペーン曲として起用された『Take California』を聴いて、このジャズ風なのだけどクラブミュージックの質感を持った曲は何だろうと思われた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
イギリス出身のプロペラヘッズは、1995年の結成から2003年の解散までに1枚のフル・アルバムといくつかのEPやシングルを発表、決して多くの作品をリリースしたわけではないのですが、ビッグ・ビートのブームが盛り上がった1990年代後半に人気を博したユニットです。
1998年にリリースされたアルバム『Decksandrumsandrockandroll』は本国ではチャート6位を記録、ヨーロッパを中心としてヒットを飛ばしました。
冒頭で触れた『Take California』はもともと1996年にリリースされた彼らのシングルで、彼らが解散した2004年にあらためてリミックス版として発表されたという経緯があるのですね。
007シリーズの主題歌で知られるシャーリー・バッシーさんを迎えた『History Repeating』や、大ヒット映画『マトリックス』に起用された『Spybreak!』など、クールでオシャレな洗練された彼らのトラックは今聴いてもカッコいいですよ!
Stop and PanicCirrus

ザ・クリスタル・メソッドと並んでアメリカを代表するビッグ・ビートのグループとして知られるシーラスは、1995年から2003年まで活動していた2人組です。
ビッグ・ビート全盛期の1998年、あのファットボーイ・スリムが発表したライブ・アルバム『On The Floor At The Boutique』に彼らの楽曲が取り上げられたこともありますが、正直マイナーな存在かもしれません。
彼らの音楽性は本稿で取り上げた楽曲『Stop and Panic』を聴いてもわかるように、自由奔放に飛び交う電子音とブレイクビーツ、アゲアゲになりすぎない適度なテンションがカッコいいまさに「ビッグ・ビート」らしさにあふれたもの。
先述した『On The Floor At The Boutique』に収録されている名曲『Cirrus』はギターのファンキーなカッティングをフィーチャーしていますし、ライブでは生の楽器を取り入れたパフォーマンスを行っていたようです。
リリースされたアルバムは計3枚ですから、興味を持たれた方はすべての作品をチェックしてみても損はないでしょう。
【ロック好きにも!】ビッグ・ビートの人気グループ、アーティスト(11〜20)
Buzzin’Asian Dub Foundation

イギリスのインド、バングラティッシュ系のメンバーによって結成されたエイジアン・ダブ・ファウンデーションは、彼らのルーツであるアジアの音楽を取り入れた個性的なサウンドが特徴。
1997年に発表したセカンドアルバム『Rafis Revenge』で注目を集めてから現在まで、メンバーの交代を経験しながら活動を継続しています。
鋭く社会を風刺する歌詞と、ブレイクビーツやドラムンベースの要素をミックスした攻撃的なビートが魅力です。
AishaDeath In Vegas

1994年にロンドンで結成されたデス・イン・ヴェガスは、エレクトロニカやダブにヒップホップ、シューゲイザーやネオ・サイケデリアにいたるまで、さまざまなジャンルを飲み込んだ独自のサウンドで高い人気を誇る存在です。
伝説的なクラブ・イベント「ザ・ヘブンリー・サンデー・ソーシャル」において、あのケミカル・ブラザーズから引き継ぐようにレジデントDJを務めたリチャード・フィアレスさんと、プロデューサーのスティーヴ・ヘリアーさんによるユニットでしたが、現在はリチャードさんのソロ・ユニットとして活動を続けています。
そんな彼らの音は、ロックとテクノの要素を内包したビッグ・ビート的な文脈というよりは、クラブ・ミュージック側から提示したオルタナティブロックのような異色のサウンドであり、イギー・ポップさんやポール・ウェラーさん、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーさん、オアシスのリアム・ギャラガーさんといったようなロック界の超大物がゲスト・ボーカルとして参加していることからも、デス・イン・ヴェガスのサウンドがいかにロック・サイドのミュージシャンたちに愛されるものであるかがわかるはず。
まずは1999年作の『The Contino Sessions』と2002年にリリースされた『Scorpio Rising』を聴いて、彼らのオルタナティブな音楽にぜひ触れてみてくださいね。
I See You BabyGroove Armada

ビッグ・ビートの代表的な存在であり、2020年代の現在も活躍する英国ダンス・ミュージック界の重鎮、グルーヴ・アルマダ。
ファットボーイ・スリムやケミカル・ブラザーズ、ベースメント・ジャックスといった大物たちと並び称される彼らは1994年に結成された2人組で、デビュー当時からライブではDJセットではなくバンド編成でパフォーマンスをおこなっていることでも知られています。
1999年の大ヒット曲『I See You Baby』に代表される、ロック的な躍動感とダンス・ミュージックのビートを巧みに融合させたサウンドはまさにビッグ・ビートの本領発揮といったところ。
とはいえ、彼らは早い段階であらゆるジャンルを融合させたハイブリッドな音楽性を模索、幅広い意味でのダンス・ミュージックを提示して長きに渡ってシーンのトップに立ち続けているのですね。
ビッグ・ビートとしての彼らを聴きたいという方であれば、1999年にリリースされたセカンド・アルバム『Vertigo』をまずは聴いていただいて、その後でレゲエやダブなどの要素を取り入れてよりディープに進化、大ヒット曲『Superstylin’』を収録した2001年の『Goodbye Country (Hello Nightclub)』をチェックしてみましょう!
Where’s Your Head AtBasement Jaxx

イギリス出身の2人組ダンス・ユニット、ベースメント・ジャックスはハウスを主体としたサウンドが特徴。
2001年にリリースした『Where’s Your Head At』で一躍有名になりました。
ラテンミュージックやファンク、ヒップホップの要素もミックスされており、カーニバルのような底抜けに明るいダンスミュージックが好きな人にオススメです。
日本でも人気が高く、フジロックフェスティバルにも何度か出演しています。