【ロック好きにも!】ビッグ・ビートの人気グループ、アーティスト
「ロックとテクノの融合」といったうたい文句は全く珍しいものではないですし、現代のロックやポップスは何らかのエレクトロな要素が取り入れられていますよね。
今回紹介する「ビッグ・ビート」は、90年代後半から00年代前半にかけてブームが巻き起こったテクノ・ミュージックのサブ・ジャンル。
ロック・バンドがテクノの要素を取り入れるのではなく、テクノ側から激しいブレイクビーツにラウドなギターを乗せるなど、ロック的なダイナミズムを大々的に盛り込んだサウンドが特徴です。
世界的にメジャーな存在も多くいるビッグ・ビートの主要なアーティストやグループを、この機会にぜひチェックしてみてください!
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【ロック好きにも!】ビッグ・ビートの人気グループ、アーティスト(11〜20)
History Repeating (featuring Shirley Bassey)Propellerheads

iPod第一世代の広告キャンペーン曲として起用された『Take California』を聴いて、このジャズ風なのだけどクラブミュージックの質感を持った曲は何だろうと思われた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
イギリス出身のプロペラヘッズは、1995年の結成から2003年の解散までに1枚のフル・アルバムといくつかのEPやシングルを発表、決して多くの作品をリリースしたわけではないのですが、ビッグ・ビートのブームが盛り上がった1990年代後半に人気を博したユニットです。
1998年にリリースされたアルバム『Decksandrumsandrockandroll』は本国ではチャート6位を記録、ヨーロッパを中心としてヒットを飛ばしました。
冒頭で触れた『Take California』はもともと1996年にリリースされた彼らのシングルで、彼らが解散した2004年にあらためてリミックス版として発表されたという経緯があるのですね。
007シリーズの主題歌で知られるシャーリー・バッシーさんを迎えた『History Repeating』や、大ヒット映画『マトリックス』に起用された『Spybreak!』など、クールでオシャレな洗練された彼らのトラックは今聴いてもカッコいいですよ!
Stop and PanicCirrus

ザ・クリスタル・メソッドと並んでアメリカを代表するビッグ・ビートのグループとして知られるシーラスは、1995年から2003年まで活動していた2人組です。
ビッグ・ビート全盛期の1998年、あのファットボーイ・スリムが発表したライブ・アルバム『On The Floor At The Boutique』に彼らの楽曲が取り上げられたこともありますが、正直マイナーな存在かもしれません。
彼らの音楽性は本稿で取り上げた楽曲『Stop and Panic』を聴いてもわかるように、自由奔放に飛び交う電子音とブレイクビーツ、アゲアゲになりすぎない適度なテンションがカッコいいまさに「ビッグ・ビート」らしさにあふれたもの。
先述した『On The Floor At The Boutique』に収録されている名曲『Cirrus』はギターのファンキーなカッティングをフィーチャーしていますし、ライブでは生の楽器を取り入れたパフォーマンスを行っていたようです。
リリースされたアルバムは計3枚ですから、興味を持たれた方はすべての作品をチェックしてみても損はないでしょう。
Born too slowThe Crystal Method

ビッグ・ビートは基本的に発祥の地と言えるイギリス出身のミュージシャンを中心としたムーブメントですが、本稿で紹介するザ・クリスタル・メソッドはアメリカはロサンゼルスを拠点とするユニットです。
1993年にケミカル・ブラザーズに触発されたというスコット・カークランドさんとケ ン・ジョーダンさんの2人によって結成され、1996年に発表したバキバキのビッグ・ビート・アンセム『Keep Hope Alive』がスマッシュ・ヒットを記録して知名度を上げます。
こちらの楽曲は後に公開された映画『リプレイスメント・キラー』のサウンドトラックにも収録されていますね。
翌年の1997年にリリースされたデビュー・アルバム『Vegas』もヒットし、アメリカ発のビッグ・ビートのパイオニア的な存在として認知されるにいたりました。
ラウドなロックのダイナミズム、攻撃的なエレクトロ・ビート、ヒップホップ譲りの強じんなグルーヴにファンクやアシッドハウスまでを盛り込んだ彼らの強烈なサウンドは、ロック・リスナーの耳にも必ずや届くはず!
Pieces (feat. Plan B)Chase & Status

ビッグ・ビートの著名なグループのほとんどが90年代に活動を開始しているのですが、こちらのチェイス・アンド・ステイタスは2003年に結成されたエレクトロニック・ミュージック・デュオです。
2011年にリリースしたセカンド・アルバム『No More Idols』が全英チャート2位を記録、続く2013年のサード・アルバム『Brand New Machine』も同じく2位をマークするなど、2000年代後半以降の英国ダンス・ミュージック・シーンを代表する存在となった彼らの音楽性は、攻撃的なブレイクビーツとロック的なダイナミズムを軸として、ドラムンベースにヒップホップ、そしてダブステップなどを盛り込んだ強烈なテンションで迫りくるサウンドを特徴とします。
リミキサーやプロデューサーとしても高い評価を得ており、リアーナさんやジェイ・Zさん、ザ・プロディジーなど多くの大物の楽曲を手掛けています。
彼らのヒット曲はさまざまなシンガーをフィーチャーしたものが多く、しっかりとしたメロディがあって聴きやすいですし、ビッグ・ビートの影響がどのような形で現代の音楽へとつながっているのかを知る上でも、ぜひチェックしてもらいたいグループですね!
AbsurdFluke

1988年にルームメイトだったという3人によって結成されたフルークは、他のビッグビートの大物たちと比べると知名度という点で劣ることは事実ですが、1つのジャンルにとらわれない姿勢から生まれた独自のエレクトロ・ミュージックは高い評価を得ています。
ニュー・オーダーやビョークさんといった超大物ミュージシャンのリミックスを手掛けるなど、裏方としても活躍していた彼らが残した5枚のアルバムは、どれも違った色を持つ個性的な作品ばかりです。
1991年のデビュー・アルバム『The Techno Rose of Blighty』は、オアシスやマイ・ブラディ・ヴァレンタインを輩出した名門クリエイション・レコーズからリリースされていたのですから驚きですよね。
ビッグ・ビートとしての彼らであれば、1997年にリリースされた通算4枚目のアルバム『Risotto』をぜひ聴いてもらいたいです!
彼らの作品の中ではとくに評価の高い1枚でもあり、オープニングトラックの『Absurd』は多くの映画やタイアップなどで使われていますし、2曲目の『Atom Bomb』はビデオゲーム『Wipeout 2097』のサウンドトラックに起用されています。
どこかひんやりとした質感を持った、クールなビッグ・ビートをぜひ味わってみてください。


