YMOの名曲・人気曲
日本のテクノ、エレクトロシーンの礎を築いたとも言えるYMO。
当時新たに登場したコンピュータを使った音楽のブームの中心に居た彼らの楽曲をご紹介します。
メンバーとなる3人はそれまでそれぞれのシーンを牽引してきたミュージシャンたちで、楽曲のセンスは抜群です。
とにかく新しいことが好きだというメンバーは、ライブは出来上がったものを発表する場、スタジオでのレコーディングは新しい挑戦をする場と捉えており、レコーディングが最も好きだと言っていたそうです。
それでは、当時最先端を先取りし、社会現象にまでなったYMOの楽曲をお聴きください。
YMOの名曲・人気曲(21〜30)
カムフラージュ

YMO5枚目のシングル「マス」、5枚目のアルバム「BGM」に収録された楽曲です。
どちらも同じテイクが収録されていますが、細野晴臣に「BGM」の中でベストテイクと言わしめた一曲。
曲中の低音ボイスがなんとも怪しげで、気が付くと何度もリピートしてしまいます。
体操

6枚目のシングル曲。
ピアノが軸となって展開される非常にミニマルな楽曲です。
曲中に聴こえる掛け声はまさにタイトルそのもの。
コンサートツアー「ウィンターライブ1981」では、坂本龍一が拡声器を持って客席に向かって指示を出すというパフォーマンスも展開されました。
以心伝心Yellow Magic Orchestra
YMOの略称で親しまれているYELLOW MAGIC ORCHESTRAは、1978年の結成以来日本の音楽シーンに計り知れないほどの影響を与えたバンドです。
彼らは楽曲によってメインボーカルが変わるスタイルを取っています。
その中でドラムの高橋幸宏さんがメインボーカルを取ることも少なくなく、日本一有名なドラムボーカルを擁するバンドの一つと言えるでしょう。
正確にビートを刻みながらアンニュイな雰囲気で紡ぐボーカルワークに、魅了されたリスナーは多いのではないでしょうか?
SEOUL MUSIC

ガムランのエキゾチックな音色と、声によるパーカッションが印象的な楽曲です。
日本統治時代の朝鮮におけるソウルをイメージした一曲。
なんとなく憂いを帯びたサウンドは、軍政下にあった韓国の事情を演出しているのでしょうか……考えさせられますね。
ケイオス・パニックYellow Magic Orchestra

YMOの代表曲「君に、胸キュン」のカップリングに収録されています。
キャッチーなメロディーとサウンドで、1度聴けばつい口ずさんでしまいそうです。
多幸感にあふれていて、日曜日の晴れた朝、窓を開け放って聴きたい曲です。
新舞踊Yellow Magic Orchestra

インドネシアの男声合唱による「ケチャ」をモチーフに作られた曲です。
余計なものをそぎ落としたミニマルなサウンドになっていて、ループとケチャの世界観が聴くものをどこかに連れていってしまいそうで、一晩中踊れる1曲です。
灯Yellow Magic Orchestra

アルバム「テクノデリック」に収録されていて、サウンド面でいろいろなトピックがある曲です。
例えば、ハイハットは人の声をサンプリングしていたり、油の缶をたたく音もサンプリングしています。
また、ベースラインはチャック・レイニーのように、とのリクエストがあったそうですよ。