【YMO】YELLOW MAGIC ORCHESTRAの名曲を振り返り!
日本のテクノ、エレクトロシーンの礎を築いたYMO、YELLOW MAGIC ORCHESTRA。
本記事では、テクノポップの礎を築いた彼らの名曲をご紹介します。
メンバー3人は、YMO結成に至る前から音楽シーンを牽引してきたミュージシャンたち。
とにかく新しいことが好きで、ライブを「出来上がったものを発表する場」、スタジオでのレコーディングを「新しい挑戦をする場」と捉え、レコーディングに最も愛情を注いでいたのだそうです。
それでは、当時最先端を先取りし、社会現象にまでなったYMOの楽曲をお楽しみください。
【YMO】YELLOW MAGIC ORCHESTRAの名曲を振り返り!(21〜30)
希望の河NEW!Yellow Magic Orchestra

星の見えない夜空をただよう夢や、闇の中で手探りを続けるような不安と希望が入り混じる心情を、「河」というモチーフに重ねて描いたYMO後期の隠れた名曲です。
高橋幸宏さんの手がけたロマンティックな歌詞とメロディに、坂本龍一さんの少しひねくれたフレーズが絶妙に絡み合い、切なくも美しいテクノポップに仕上がっていますよね。
1983年5月に発売されたアルバム『浮気なぼくら』に収録され、レコーディングでは最初に録音されたという重要な位置づけの楽曲でもあります。
同年9月には『以心電信』のカップリングとしても発売されました。
バレエYellow Magic Orchestra

霧深いヨーロッパの古都をさまようような、幻想的でミステリアスなエレクトロニックチューンです。
霧に煙るワルシャワの情景や内省的な心象風景を表現した歌詞が、美しくもどこか不穏な世界観を作りあげています。
機関車を模した効果音やフランス語のささやきがぴたりとマッチしていて、聴いていると背筋がぞくぞくしてしまいますね。
本作は、YMOが1981年3月当時にリリースしたアルバム『BGM』に収録された楽曲で、同アルバムは画期的なリズムマシンTR-808が初めて本格導入された作品としても知られています。
ハロウィンの夜、少し大人びたダークで退廃的なムードを演出したいときに合うのではないでしょうか。
【YMO】YELLOW MAGIC ORCHESTRAの名曲を振り返り!(31〜40)
ビハインド・ザ・マスクYellow Magic Orchestra

一般的なテクノに比べるとテンポが遅く、ゆったりとしたリズムが特徴的な楽曲。
難解なコード進行が多かった彼らですが、この楽曲は、単純なコード進行であったり歌いやすいメロディであることも手伝って、海外での人気が高い一曲です。
ナイス・エイジYellow Magic Orchestra

この楽曲の録音当時、セッション予定だったのがポール・マッカートニー。
彼の当時の逮捕拘留を受けて、拘留されていた拘置所内の番号が曲中で読み上げられたりと、かなり挑戦的な一曲です。
背景を想像しながら聴くのもまた楽しみのひとつ。
キューYellow Magic Orchestra

1981年にリリースされた4枚目のシングル曲。
印象的なシンセのフレーズと、重いドラムの音が心地いい一曲です。
重厚なボーカルも聴きどころのひとつ。
当時この曲を嫌っていた坂本龍一は録音に一切参加していないのです……。
ジャムYellow Magic Orchestra

何かの始まりを期待させるようなサウンドで、まさにアルバム「テクノデリック」の冒頭を飾るにふさわしい曲です。
曲中に時おり入る「ジャムデショ」という声はピーター・バラカンによるもので、トランシーバーを使って録音されたそうですよ。
BALLETYellow Magic Orchestra

1981年3月21日に発表されたアルバム「BGM」に収録されていて、作詞には高橋幸宏に加え、ピーター・バラカンも参加しています。
たゆたうようなシンセサウンドと、それに呼応するかのようにボーカルにプラグインされたエフェクトは、なぜか聴くものを優雅な世界に連れていってくれるようです。





