【YMO】YELLOW MAGIC ORCHESTRAの名曲を振り返り!
日本のテクノ、エレクトロシーンの礎を築いたYMO、YELLOW MAGIC ORCHESTRA。
本記事では、テクノポップの礎を築いた彼らの名曲をご紹介します。
メンバー3人は、YMO結成に至る前から音楽シーンを牽引してきたミュージシャンたち。
とにかく新しいことが好きで、ライブを「出来上がったものを発表する場」、スタジオでのレコーディングを「新しい挑戦をする場」と捉え、レコーディングに最も愛情を注いでいたのだそうです。
それでは、当時最先端を先取りし、社会現象にまでなったYMOの楽曲をお楽しみください。
【YMO】YELLOW MAGIC ORCHESTRAの名曲を振り返り!(1〜10)
邂逅NEW!Yellow Magic Orchestra

1983年発売のアルバム『浮気なぼくら』のなかでも、ひときわ内省的な美しさを放つ本作。
坂本龍一さんが作詞作曲を手がけ、高橋幸宏さんがボーカルを担当しました。
きらびやかな鐘のようなシンセサイザーの音色が印象的で、華やかさのなかにどこか切なさが漂うサウンドが胸に響きます。
歌詞には、理想の愛を歌えなくなった主人公が、これまでの自分に別れを告げて新たな一歩を踏み出そうとする決意と不安がつづられています。
派手なシングル曲ではありませんが、ファンの間では根強い人気を誇る1曲です。
マスNEW!Yellow Magic Orchestra

重厚で冷徹なビートと、英語とロシア語が交錯する不思議な響きが耳に残るナンバー。
こちらは1981年3月に発売された名盤『BGM』からのシングルカットとして、同年9月に発売された楽曲です。
それまでのポップで明るいイメージを一新し、ダークで実験的なニュー・ウェイヴ路線へと舵を切った時期を象徴する1曲といえるでしょう。
当時のファンのなかには、この急激な変化に戸惑いつつも、その前衛的な姿勢に魅了されたという方も多かったのではないでしょうか。
過激な淑女NEW!Yellow Magic Orchestra

YMOの作品の中でも、テクノ歌謡の傑作として名高い本作。
実は中森明菜さんへの提供曲として作られたメロディが元になっているという逸話も有名ですね!
松本隆さんが描く、都会の夜に浮かぶミステリアスな女性像が、洗練された電子音と絡み合い、妖艶な魅力を放っています。
1983年7月に発売されたシングルで、映画『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA』のサウンドトラックにも収録された1曲です。
機械的なビートと人間味のある歌詞のバランスが絶妙で、80年代のきらびやかな雰囲気に浸りたいときにピッタリのナンバーといえるでしょう。
Mad PierrotNEW!Yellow Magic Orchestra

フランスの名画『気狂いピエロ』からタイトルを拝借した、メンバーの映画愛が光る名曲。
YELLOW MAGIC ORCHESTRAが1978年11月に発売したデビューアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』に収録されています。
細野晴臣さんが手掛けた本作は、ボコーダーを通した機械的な歌声と、サーカスを思わせる軽快かつ不穏なシンセサイザーの音色が印象的ですね。
声が楽器の一部として機能しており、聴く人の想像力をかき立てます。
初期特有のエキゾチックな雰囲気と遊び心が詰まったトラックといえるでしょう。
東風Yellow Magic Orchestra

イントロから徐々に厚くなっていく音像は、聴き始めてすぐに心を奪われます。
休符とアクセントを巧みに操った演奏がたまりません……!
1978年にLPレコードとカセットテープの2形態で発売されたアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』B面収録曲であり、YMOの楽曲のなかでも特に人気の高い作品です。
テクノポリスYellow Magic Orchestra

『ライディーン』と並ぶ、彼らの代表曲。
アルバム『SOLID STATE SURVIVOR』からのシングルカット曲ですが、アルバムとは違うアレンジになっています。
「単に売れる曲を書いてやろうと思って」という坂本龍一さんのキャッチ―な一面が垣間見られる名曲です。
ライディーンYellow Magic Orchestra

『テクノポリス』と並ぶ代表曲のひとつ。
スピード感あふれるサウンドが気持ちのいい1曲です。
この楽曲には、たまたま高橋幸宏が鼻歌で歌ったものを坂本龍一さんが書き起こしたという驚きのエピソードも。
細野晴臣さんの変化球のようなベースラインがおもしろいですね。





