RAG Music演歌の名曲
素敵な演歌

2000年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲

演歌の世界には、時代を超えて輝き続ける珠玉の名曲たちがあります。

中でも2000年代は、新しい息吹と伝統が融合した黄金期と言えるでしょう。

「ふたり傘」のような心温まるストーリー性のある楽曲や、氷川きよしさんなどの新人による新しい風が、オリコンチャートをにぎわせた話題作など、さまざまな名曲が生まれました。

懐かしさと新鮮さが同居する2000年代の演歌の世界へ、一緒に心をはせてみませんか?

2000年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(21〜30)

浮寝草香西かおり

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浮寝草香西かおり

香西かおりの18枚目のシングルとして2000年に発売されました。

オリコン週間シングルチャートでは30位でしたが、第42回日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞した曲です。

1993年の『無言坂』のヒット以降、しばらくヒットがなかった香西かおりの2000年代最初のヒット曲となりました。

さらば青春の影よ森進一

ZARDの坂井泉水さんが紡ぐ詩的な世界観が胸を打つ、珠玉の“哀愁POPS”です。

この楽曲は森進一さんの109枚目のシングルとして2004年11月に発売され、作曲に大野愛果さんを迎えたことで従来の演歌とは一線を画すサウンドが印象的です。

過ぎ去った青春への郷愁と、答えが見つからぬまま未来へ歩む決意が、森進一さんの情感豊かな歌声に乗って心に深く染み渡ります。

第55回NHK紅白歌合戦でも披露され、多くの人々の記憶に刻まれました。

人生の旅の途中でふと立ち止まり過去を振り返る、そんな瞬間に聴くと、切なくも温かい気持ちに包まれるのではないでしょうか?

冬恋花花咲ゆき美

凍てつく冬の北国を舞台に、会えない恋人への切ない思いを情感豊かに歌い上げた、花咲ゆき美さんの4枚目のシングルです。

闇を走る列車や霧笛が響く港といった情景が目に浮かぶようで、悲恋のドラマ性をより一層際立たせています。

この楽曲は2009年12月に発売された作品で、オリコンチャートで19週にわたりランクインするロングヒットを記録しました。

のちに名盤『全曲集 冬恋花・冬の蛍』にも収録されています。

どんな過酷な状況でも咲こうとする花に自身を重ねる、主人公のひたむきな覚悟が花咲さんの力強い歌声を通して伝わってきますね。

やるせない恋心を抱え、物思いにふけりたい夜に聴くと、その世界に深く浸れるかもしれません。

女人高野田川寿美

田川寿美の17枚目のシングルとして2002年に発売されました。

ポップスのような軽快なサウンドと田川寿美独特のファルセットが女性の魅力を感じさせます。

第44回日本レコード大賞では金賞を受賞している曲で、着物が多い田川寿美が着物を着ずに歌う姿がとても新鮮に感じる曲です。

片道切符北山たけし

二度と帰れない覚悟を胸に、ただ一人で向かう旅立ちを描いた、胸に迫る1曲です。

原譲ニさんが作詞・作曲を手がけ、その力強くも優しい歌声が、厳しい旅路への決意と内に秘めた郷愁を情感豊かに歌い上げます。

この楽曲は2004年4月にデビューシングルとして世に出て、オリコン総合20位を獲得するという快挙を成し遂げました。

これは当時の演歌歌手のソロデビュー曲としては最高位の記録でした。

本作で確かな一歩を記したことが、名盤『一歩』やテレビドラマ『素浪人 月影兵庫』の主題歌に起用された『夢一途』といった後の活躍へとつながっていきます。

人生の岐路に立ち、新たな道へ進もうとする人の心に深く響くのではないでしょうか。

男鹿半島北山たけし

秋田県の壮大な自然を舞台に、男の浪漫を力強く歌い上げる北山たけしさんの代表曲です。

黙して語らずとも内に秘めた熱い思いを燃やし、厳しい自然と対峙(たいじ)しながら未来を見据える主人公の姿が描かれています。

まるで情景が目に浮かぶような歌詞と、スケールの大きなメロディが聴く者の胸を打つ、まさに王道演歌と呼ぶにふさわしい1曲。

本作は2007年8月に発売されたシングルで、北山さんは同年の『NHK紅白歌合戦』で本作を熱唱しました。

カップリング曲の『夢一途』がテレビ朝日系の時代劇『素浪人 月影兵庫』の主題歌に起用されたことでも知られています。

何かに挑戦しようとしている方や、孤独の中で静かに闘志を燃やす方の心に寄り添う作品ではないでしょうか。

紀ノ川坂本冬美

坂本冬美さんの故郷・和歌山を流れる川を舞台に、母から娘、そして孫へと受け継がれる三世代の絆を描いた壮大な物語性のある1曲です。

2008年3月に発売されたこの楽曲は、有吉佐和子の小説を題材にした「名作シリーズ」の完結編にあたり、TBS系『開運音楽堂』のエンディングテーマにも採用されました。

我が子の幸せをひたすらに祈る母親の深い愛情が、悠久の川の流れと重なり合う普遍的なテーマは、聴く人の心を強く打ちます。

同年11月に和歌山県の「ふるさと大使」へ任命されたエピソードからも、本作に込められた故郷への思いが伝わってくるようです。

家族の絆を改めて感じたい時や、故郷に思いをはせたい時に聴くと、その温かい歌声が心に染み渡るのでしょう。