2000年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲
演歌の世界には、時代を超えて輝き続ける珠玉の名曲たちがあります。
中でも2000年代は、新しい息吹と伝統が融合した黄金期と言えるでしょう。
「ふたり傘」のような心温まるストーリー性のある楽曲や、氷川きよしさんなどの新人による新しい風が、オリコンチャートをにぎわせた話題作など、さまざまな名曲が生まれました。
懐かしさと新鮮さが同居する2000年代の演歌の世界へ、一緒に心をはせてみませんか?
2000年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(11〜20)
凛として坂本冬美

坂本冬美さんの24枚目のシングルとして2001年に発売されました。
第34回日本作詩大賞を受賞した曲で、信念をまっすぐ貫く女性の姿をスケール大きく表現した曲になっています。
坂本冬美さんらしいビシっとした歌い方はまさに王道演歌になっています。
カラオケでも人気の高い曲となっています。
海雪ジェロ

ジェロさんのデビューシングルとして2008年に発売されました。
「初の黒人演歌歌手」として大きな話題をさらった曲で、作詞は秋元康さん、作曲は宇崎竜童さんが手掛けました。
「第50回日本レコード大賞」では最優秀新人賞を受賞し、第59回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。
「着うた」の演歌・歌謡曲部門で12週連続1位という快挙を達成しました。
人恋酒場三山ひろし

三山ひろしの1枚目のシングルとして2009年に発売されました。
オリコンシングルチャートでは17位を記録した曲で、発売から1年3カ月後の2010年9月、売り上げが10万枚を突破し、ゴールドディスクに認定されました。
手拍子がよく合う、楽しくなる曲調なので会場と一体となった楽しめる演歌です。
氷見(ひみ)の雪原田悠里

原田悠里さんの22枚目のシングルとして2004年に発売されました。
富山県氷見市を舞台にしたご当地ソングで、氷見の女性が去ってしまった男性への未練、いちずな思いを募らせる切ない歌詞が印象的な演歌です。
切ない女心を哀愁たっぷりで歌う原田悠里さんの名曲の一つとなっています。
金沢望郷歌松原健之

松原健之さんのデビュー曲として2005年に発売されました。
石川県金沢市が舞台となる楽曲で、作詞した五木寛之さんが過去に記した文庫本『金沢望郷歌』が作詞の元になっています。
発売後、JR金沢駅のコンコースでBGMとして『金沢望郷歌』が採用されるなど金沢を代表する「ご当地ソング」になっています。
鳥取砂丘水森かおり

水森かおりさんの11枚目のシングルとして2003年に発売されました。
この曲のロング・ヒットにより、水森さんは2003年大みそかのNHK『第54回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしました。
この曲のヒット以降、水森は「ご当地ソングの女王」として同年以降もヒット曲を連発し、『NHK紅白歌合戦』に22年連続出場しています。
2000年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(21〜30)
うりずんの頃坂本冬美

沖縄の初夏を意味する言葉が心に響く、坂本冬美さんの名曲です。
恋や夢に破れ、都会の暮らしに疲れた主人公が、故郷の温かい南風や美しい海を思い出す切ない心情が歌われています。
本作は、三線の音色に乗せて届けられる坂本冬美さんの艶やかな歌声が、聴く人の心に優しく染み渡るようです。
もともとは2001年発売のアルバム『冬美ルネッサンス』収録曲で、ファン投票1位を受けて沖縄復帰30年を意識した2002年9月にシングルカットされました。
沖縄テレビで天気予報の主題歌にも起用され、広く親しまれたことがうかがえますね。
故郷を離れて頑張る人の心に寄り添ってくれる、そんな温かさを持った1曲です。





