RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【小学生2年生向け】ピアノの発表会で弾きたい!おすすめの名曲&有名曲

ピアノ発表会の選曲は、先生にとっても生徒さんや保護者の皆さんにとっても非常に悩ましいもの。

「好きな曲を弾きたいけれど難しすぎるかな?」「特に弾きたい曲はないけれど、気に入った曲じゃないと練習に身が入らない!」そんなさまざまな事情で、選曲が難航するケースも多いものです。

そこで本記事では、小学校2年生くらいのお子さんが参加するピアノ発表会に、曲想やレベルとともに最適なオススメの作品をピックアップしました!

発表会の曲選びにお困りの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

【小学生2年生向け】ピアノの発表会で弾きたい!おすすめの名曲&有名曲(31〜40)

子供のための6つの小品(クリスマス小品集)作品72 第2曲 変ホ長調 アンダンテ・ソステヌート MWV U 170Felix Mendelssohn

1842年のクリスマスに子供たちへの贈り物として作曲されたメンデルスゾーンのピアノ小品は、穏やかで優しい雰囲気に包まれています。

変ホ長調で書かれた本作は、繊細なタッチと洗練された和声進行が特徴的で、42小節という短い曲ながらも深い音楽性を感じさせます。

ゆったりとした「アンダンテ・ソステヌート」のテンポで、温かな表情を奏でるメロディーは、心を落ち着かせてくれる魅力があります。

6つの小品からなるこの曲集の中でも、とりわけ親しみやすい一曲で、ピアノ学習を始めたばかりの方や、ロマン派音楽に興味のある方にぴったりの作品といえるでしょう。

小さな世界The Sherman Brothers

【小さな世界/It’s a Small World】5歳、年中、初級
小さな世界The Sherman Brothers

ディズニーのアトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」のテーマ曲『小さな世界』は、「世界は一つ、みんな仲間だよ」という壮大なテーマと子供らしいかわいらしさを合わせ持つ、小学校2年生がチャレンジするのにピッタリの1曲!

シンプルなアレンジでも曲の良さが十分に伝わるため、ピアノを習い始めて間もないお子さんでも、楽譜を読むスキルを伸ばしながら楽しく演奏できます。

異なる言語で歌われることが多い『小さな世界』を通じて、世界の子供たちの結びつきと平和の大切さを感じ取ることもできるでしょう。

幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

幻想曲「さくらさくら」平井康三郎 – Sakura Sakura Fantasy – ピアノ – Piano – CANACANA
幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

誰もが知る日本の旋律を基にした、日本人作曲家である平井康三郎のピアノ独奏曲。

幻想的な冒頭の8小節の序奏から、親しみやすいメロディへと展開する構成は、発表会の舞台でも聴き映えすること間違いなしです!

本作の魅力は、桜が咲き誇る華やかさから、花びらが舞い散る儚さまで、一つの物語のように多彩な情景が描かれている点。

第35小節からの太鼓を模したリズミカルな部分は、曲に活気と高揚感を与えます。

少々大人びた和の雰囲気を表現したい、そんな小学生や中学生のお子さんにピッタリの楽曲!

豊かな表現力を身につける練習曲としても最適ですので、情景を思い浮かべながらドラマチックに演奏してみましょう。

エオリアンハープWilliam Gillock

W.Gillock: Aeolian Harp ギロック:エオリアンハープ
エオリアンハープWilliam Gillock

風に揺れるハープの音色を思わせる繊細で美しい響きが魅力的な、ウィリアム・ギロックさんの作品です。

1957年に公開された本作は、印象派のような色彩豊かな和声と、心に染み入るような穏やかな旋律が特徴です。

ピアノ学習を進めていく上で大切な表現力を豊かに育んでくれるだけでなく、聴衆を魅了する美しい世界観を表現できるため、コンクール曲にも最適です。

「美しいメロディの曲で表現力を磨きたい」「コンクールで印象に残る曲を弾きたい」というお子さんにオススメですよ!

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

【ピアノ発表会おすすめ】トルコ行進曲 ♫ ベートーヴェン / Turkish March, Beethoven
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

遠い国の兵隊さんが行進してくる様子が目に浮かぶ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの有名な作品です。

この楽曲は劇付随音楽『Die Ruinen von Athen』の一部として1812年2月に公開され、発表会の定番としても知られています。

だんだん音が大きくなって盛り上がり、また静かに遠ざかっていく構成は、少々大人びた雰囲気に憧れる小学生、中学生のお子さんにぴったり!

世界中のテレビ番組でも使われるほど親しまれています。

左手は行進の足取りのように歯切れがよく、右手は音が転ばないように正確に弾いて、聴いている人も心躍るようなりりしい演奏を表現できるといいですね。

【小学生2年生向け】ピアノの発表会で弾きたい!おすすめの名曲&有名曲(41〜50)

子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4Dmitry Shostakovich

【B級 近現代】ショスタコーヴィチ:楽しいおはなし Op.69-4(2024ピティナコンペ課題曲) pf.北村 明日人:Kitamura, Asuto
子供のノート(7つのピアノの小品)楽しいお話 Op.69-4Dmitry Shostakovich

ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが愛娘のために心を込めて作ったピアノ小品集『子供のノート Op.69』。

その4番目の小品は、まるで子供がいたずらを仕掛けてくるような、遊び心いっぱいの楽しい1曲です。

アレグロの快活なテンポに乗って、おどけたような旋律が次々と現れ、聴く人を笑顔にします。

物語を想像しながら弾けば、豊かな表現力が自然と身につくはず。

コンクールで個性を輝かせたいお子さんや、音楽でユーモアを表現する楽しさを知ってほしいお子さんにピッタリの作品です。

アビニョンの橋の上でフランス民謡

【ぴあのどりーむ5】8アビニョンの橋の上で/両手・右手・左手
アビニョンの橋の上でフランス民謡

フランスの豊かな文化を象徴するフランス民謡。

15世紀頃に誕生したとされる本作は、南フランスのアヴィニョンにあるサン・ベネゼ橋を題材にしています。

明るく軽快なリズムが特徴的で、橋の上で踊る様々な人物の動作を歌詞で表現しています。

しかし実際は、橋の幅が狭いため川岸で踊られていたそうですよ。

左手の伴奏をできる限り軽く弾いて、踊りや楽しさを表現できるとよいですね。

短くシンプルな曲調なので、ピアノを始めて間もないお子さまにもピッタリです。

ピアノ発表会で演奏すれば、会場を明るく楽しい雰囲気にしてくれることでしょう。