70年代は日本の音楽史の中でも女性シンガーソングライターやアイドルなど多種多様な女性アーティストが登場し、邦楽界に華やかな彩りを添えた時代でした。
中島みゆきさんや荒井由実さんのような存在から、天地真理さんや山口百恵さん、ピンク・レディーやキャンディーズなど、今なお愛され続ける名曲たちが次々と生まれたこの黄金期。
あなたの心に響く、あの頃の女性アーティストのデビュー曲はありますか?
この記事では、そんな輝かしい70年代を駆け抜けた女性アーティストたちの記念すべきデビュー曲をご紹介します。
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70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ(1〜10)
オリビアを聴きながら杏里

失恋の夜、そっと心に寄り添ってくれる杏里さんの『オリビアを聴きながら』は、デビュー曲とは思えないほど完成された名バラードです。
作詞作曲は尾崎亜美さんが担当。
ジャスミン茶を飲みながら過ぎた恋を思う、その大人びた世界観と杏里さんの透明感あふれる歌声が絶妙にマッチしていますよね。
この曲が持つ都会的で洗練された雰囲気は、後のシティポップ路線の原点ともいえるでしょう。
切ない気持ちを抱えた夜に、この曲をじっくりと聴いてみてはいかがでしょうか?
ペッパー警部ピンクレディー

1976年に発売された、ピンク・レディーの鮮烈なデビューシングルです。
当時のおしとやかなアイドルのイメージを覆す、ミニスカートと斬新な振り付けは、日本中に大きな衝撃を与えましたよね。
何ともユーモアたっぷりでコミカルな歌詞は、作詞家の阿久悠さんならではの世界観といえるでしょう。
テレビの前で、思わず一緒にポーズを決めてしまった思い出がある方も多いのでは?
この一曲が社会現象となり、その後の快進撃につながったことを思うと、今聴いても胸が熱くなります。
まさに日本のアイドル史の扉をこじ開けた、伝説の始まりを告げる一曲ですね。
水色の恋天地真理

ドラマ『時間ですよ』の挿入歌としてお茶の間に流れ、一躍人気者となった天地真理さんの記念すべきデビュー曲です。
1971年に発売されたこの曲は、オリコン3位を記録する大ヒットとなりました。
どこまでも澄み渡るような歌声と、フォーク調の軽やかなメロディーが、絶妙にマッチしていますよね。
タイトルにもなっている「水色」は、始まったばかりの恋の初々しさや、少しだけ切ない気持ちを象徴しているかのようです。
好きな人をそっと思うだけで胸がいっぱいになる、そんな甘酸っぱい情景が目の前に浮かんできます。
誰もが経験したことのある、あの頃のときめきを思い出させてくれるかもしれませんね。
瞑想尾崎亜美

「第2のユーミン」と期待された、尾崎亜美さんのデビューシングルです。
編曲を松任谷正隆さんが手がけた本曲は、1976年のデビュー作とは思えないほど、都会的で洗練されたサウンドが魅力。
静謐なピアノの音色と、尾崎亜美さんの透き通るような歌声が、絶妙にマッチしていますよね。
人とのつながりを求めつつも、ふと孤独を選んでしまう気持ち、わからなくもありません。
この幻想的な音の世界に身をゆだねていると、日常のあれこれを忘れて、自分だけの「冥想」にふけってしまいそうですね。
戻っておいで・私の時間竹内まりや

作詞を安井かずみさん、作曲を加藤和彦さんという豪華な作家陣が手がけた本曲は、竹内まりやさんの記念すべきデビューシングルです。
伊勢丹のCMソングとして長年親しまれた、都会的でおしゃれなサウンドは、シティポップの夜明けを告げるかのよう。
竹内まりやさんの若々しく透明感のある歌声で届けられる「戻っておいで・私の時間」というメッセージは、つい頑張りすぎてしまう私たちの心に優しく染み渡ります。
毎日を懸命に生きていると、自分のための時間なんて忘れがちですが、この曲を聴けば「そうだ、私の時間を取り戻そう」と軽やかな気持ちになれそうですね。
17才南沙織

1971年に沖縄から彗星のごとく現れた、南沙織さんの鮮烈なデビューシングルです。
当時16歳の彼女が歌う『17才』というタイトルも、すごく印象的ですよね。
好きな人と二人きりの海辺で、ちょっぴり背伸びした恋に胸をときめかせる情景は、誰もが経験したことがあるかもしれません。
洋楽風のおしゃれなサウンドに乗る、甘酸っぱくてどこか切ない気持ち。
南沙織さんの透明感あふれる歌声と見事に重なり、今聴いても思わず胸がきゅんとしてしまいますね。
アザミ嬢のララバイ中島みゆき

「失恋歌の女王」のイメージとはまた違う、叙情的な世界観が魅力的な中島みゆきさんのデビュー曲です。
1975年に発表されたこの曲は、三拍子のワルツにのせた哀愁漂うメロディーが特徴的。
トゲを持ちながらも健気に咲くアザミの花は、傷つきやすい誰かの姿なのでしょうか。
それとも、ご自身の心を投影しているのかもしれませんね。
子守唄(ララバイ)と題されていますが、聴き手によっては、孤独な夜に自分をそっと慰めるための独り言のようにも感じられます。
デビュー作とは思えないほど完成された物語性と、聴き手を引き込む独特の歌詞の世界観が絶妙にマッチしていますよね。





