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70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ

70年代は日本の音楽史の中でも女性シンガーソングライターやアイドルなど多種多様な女性アーティストが登場し、邦楽界に華やかな彩りを添えた時代でした。

中島みゆきさんや荒井由実さんのような存在から、天地真理さんや山口百恵さん、ピンク・レディーやキャンディーズなど、今なお愛され続ける名曲たちが次々と生まれたこの黄金期。

あなたの心に響く、あの頃の女性アーティストのデビュー曲はありますか?

この記事では、そんな輝かしい70年代を駆け抜けた女性アーティストたちの記念すべきデビュー曲をご紹介します。

70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ(1〜10)

17才南沙織

素人弾き語り 17才 南沙織
17才南沙織

1971年に沖縄から彗星のごとく現れた、南沙織さんの鮮烈なデビューシングルです。

当時16歳の彼女が歌う『17才』というタイトルも、すごく印象的ですよね。

好きな人と二人きりの海辺で、ちょっぴり背伸びした恋に胸をときめかせる情景は、誰もが経験したことがあるかもしれません。

洋楽風のおしゃれなサウンドに乗る、甘酸っぱくてどこか切ない気持ち。

南沙織さんの透明感あふれる歌声と見事に重なり、今聴いても思わず胸がきゅんとしてしまいますね。

返事はいらない荒井由実

後のJ-POPシーンをけん引する、ユーミンこと荒井由実さんの記念すべきデビューシングルです。

プロデュースをかまやつひろしさんが手がけ、高橋幸宏さんなど豪華なメンバーが演奏に参加した、デビュー作とは思えないほど洗練された一曲。

アメリカン・ロック調の軽快なサウンドと、都会的で少しクールな歌声が絶妙にマッチしていますよね。

恋の結末を悟り「返事はいらない」と自ら幕を引く歌詞は、寂しさをこらえて必死に強がっているようにも感じられます。

この早熟な感性こそが、後に数々の名曲を生み出す才能のきらめきだったのかもしれませんね。

としごろ山口百恵

「スター誕生!」から生まれた、山口百恵さんの記念すべきデビューシングルです。

作詞を千家和也さん、作曲・編曲を都倉俊一さんが担当。

「大きなソニー、大きな新人」という期待を一身に背負っての船出でした。

潮風を感じさせるような爽やかなメロディと、14歳の少女のピュアな恋心を歌った歌詞が、絶妙にマッチしていますよね。

好きな人を意識し始めた途端、世界が色鮮やかに見えてくる、そんな初々しい感覚を思い出させてくれます。

この曲があったからこそ、次作以降の少し影のある「青い性」路線への転換がよりドラマチックに映ったのかもしれませんね。

70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ(11〜20)

愛の芽ばえ香坂みゆき

モデル出身で、14歳という若さで鮮烈なデビューを飾った、香坂みゆきさんの記念すべきファーストシングルです。

この曲が発売されたのは1977年。

伸びやかで情感豊かなその歌声は、当時14歳とは思えないほど大人びています。

恋の始まりやときめきを描く松本隆さんによるピュアな歌詞と、この卓越した歌唱力が絶妙にマッチしていますよね。

穂口雄右さんによるストリングスが美しいアレンジも、アイドル歌謡の枠にとどまらない洗練された雰囲気。

初々しい恋の予感に心ときめく情景が目に浮かぶようです。

“かわいい”だけではない、歌で聴かせる実力派の誕生を予感させた珠玉の一曲ですね。

あの頃のぼくはイルカ

シュリークス解散後、1974年にソロ活動を開始したイルカさんの記念すべきデビューシングルです。

作詞作曲はかぐや姫の伊勢正三さんが手がけ、翌年の大ヒットにつながる輝かしいキャリアの幕開けとなりました。

アコースティックギターの優しい音色が、過ぎ去った日々の情景をほうふつとさせますよね。

大人になった今だからこそ分かる、若さゆえの葛藤や未来への漠然とした不安。

歌詞に描かれる「あの頃のぼく」の姿に、自分の青春時代を重ね合わせてしまう方も多いのでは?

イルカさんの透明感あふれる歌声が、ちょっぴり背伸びしていた当時の自分を肯定してくれるようで、胸が温かくなりますね。

愛は死んでも八代亜紀

「演歌の女王」として親しまれる八代亜紀さんの、記念すべきデビューシングルです。

1971年に発売されたこの曲は、冒頭の印象的なフレーズで、いきなり心を鷲掴みにされてしまいますよね。

愛を失うくらいなら死を選ぶという、あまりに一途で激しい想いが、デビュー当時からすでに完成されていたあのハスキーボイスで切々と歌い上げられています。

クラブ歌手時代に培われた表現力が、夜の帳が下りた街の空気が漂うようなドラマチックなメロディと見事に溶け合っているかのよう。

この曲に込められた情念の深さが、後の大歌手への道を切り拓いたのかもしれませんね。

真夜中のドア〜Stay With Me松原みき

「真夜中のドア〜stay with me」/ 松原みき Official Lyric Video
真夜中のドア〜Stay With Me松原みき

1979年に発売された、松原みきさんのデビューシングルです。

近年は海外がこの曲を「再発見」したことで、今や世界が熱狂するシティポップの扉を開いた記念碑的な一曲ですよね。

リリース当時19歳だった松原さんですが、歌詞に描かれるのは大人の男女による別れの翌朝。

松原みきさんのどこか哀愁を帯びた伸びやかな歌声が、都会的で洗練されたサウンドと絶妙にマッチしていますよね。

忘れられない恋の記憶が蘇り、思わず胸が締め付けられる方もいらっしゃるかもしれません。

シティポップという以前に、とにかく全てにおいて素晴らしい名曲ですからぜひチェックしてみてください。