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70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ

70年代は日本の音楽史の中でも女性シンガーソングライターやアイドルなど多種多様な女性アーティストが登場し、邦楽界に華やかな彩りを添えた時代でした。

中島みゆきさんや荒井由実さんのような存在から、天地真理さんや山口百恵さん、ピンク・レディーやキャンディーズなど、今なお愛され続ける名曲たちが次々と生まれたこの黄金期。

あなたの心に響く、あの頃の女性アーティストのデビュー曲はありますか?

この記事では、そんな輝かしい70年代を駆け抜けた女性アーティストたちの記念すべきデビュー曲をご紹介します。

70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ(1〜10)

真夜中のドア〜Stay With Me松原みき

「真夜中のドア〜stay with me」/ 松原みき Official Lyric Video
真夜中のドア〜Stay With Me松原みき

1979年に発売された、松原みきさんのデビューシングルです。

近年は海外がこの曲を「再発見」したことで、今や世界が熱狂するシティポップの扉を開いた記念碑的な一曲ですよね。

リリース当時19歳だった松原さんですが、歌詞に描かれるのは大人の男女による別れの翌朝。

松原みきさんのどこか哀愁を帯びた伸びやかな歌声が、都会的で洗練されたサウンドと絶妙にマッチしていますよね。

忘れられない恋の記憶が蘇り、思わず胸が締め付けられる方もいらっしゃるかもしれません。

シティポップという以前に、とにかく全てにおいて素晴らしい名曲ですからぜひチェックしてみてください。

あなたに夢中キャンディーズ

1970年代に一世を風靡した3人組アイドル、キャンディーズの記念すべきデビューシングルです。

タイトルも「あなたに夢中」と、なんともストレートで可愛らしいですよね!

恋が始まったばかりの、胸がドキドキと高鳴る気持ちが、元気いっぱいのアップテンポなメロディーに見事に表現されています。

ランさん、ミキさん、スーさんの3人が声を合わせた、どこまでも爽やかな歌声を聴いていると、こちらも自然と笑顔になってしまうはず。

この曲には、後の国民的アイドルとなる彼女たちの、まさに原石のような初々しい魅力がぎゅっと詰まっています。

好きな人のことで頭がいっぱいだった、あの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる方もいらっしゃるのでは?

返事はいらない荒井由実

後のJ-POPシーンをけん引する、ユーミンこと荒井由実さんの記念すべきデビューシングルです。

プロデュースをかまやつひろしさんが手がけ、高橋幸宏さんなど豪華なメンバーが演奏に参加した、デビュー作とは思えないほど洗練された一曲。

アメリカン・ロック調の軽快なサウンドと、都会的で少しクールな歌声が絶妙にマッチしていますよね。

恋の結末を悟り「返事はいらない」と自ら幕を引く歌詞は、寂しさをこらえて必死に強がっているようにも感じられます。

この早熟な感性こそが、後に数々の名曲を生み出す才能のきらめきだったのかもしれませんね。

70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ(11〜20)

としごろ山口百恵

「スター誕生!」から生まれた、山口百恵さんの記念すべきデビューシングルです。

作詞を千家和也さん、作曲・編曲を都倉俊一さんが担当。

「大きなソニー、大きな新人」という期待を一身に背負っての船出でした。

潮風を感じさせるような爽やかなメロディと、14歳の少女のピュアな恋心を歌った歌詞が、絶妙にマッチしていますよね。

好きな人を意識し始めた途端、世界が色鮮やかに見えてくる、そんな初々しい感覚を思い出させてくれます。

この曲があったからこそ、次作以降の少し影のある「青い性」路線への転換がよりドラマチックに映ったのかもしれませんね。

あの頃のぼくはイルカ

シュリークス解散後、1974年にソロ活動を開始したイルカさんの記念すべきデビューシングルです。

作詞作曲はかぐや姫の伊勢正三さんが手がけ、翌年の大ヒットにつながる輝かしいキャリアの幕開けとなりました。

アコースティックギターの優しい音色が、過ぎ去った日々の情景をほうふつとさせますよね。

大人になった今だからこそ分かる、若さゆえの葛藤や未来への漠然とした不安。

歌詞に描かれる「あの頃のぼく」の姿に、自分の青春時代を重ね合わせてしまう方も多いのでは?

イルカさんの透明感あふれる歌声が、ちょっぴり背伸びしていた当時の自分を肯定してくれるようで、胸が温かくなりますね。

愛は死んでも八代亜紀

「演歌の女王」として親しまれる八代亜紀さんの、記念すべきデビューシングルです。

1971年に発売されたこの曲は、冒頭の印象的なフレーズで、いきなり心を鷲掴みにされてしまいますよね。

愛を失うくらいなら死を選ぶという、あまりに一途で激しい想いが、デビュー当時からすでに完成されていたあのハスキーボイスで切々と歌い上げられています。

クラブ歌手時代に培われた表現力が、夜の帳が下りた街の空気が漂うようなドラマチックなメロディと見事に溶け合っているかのよう。

この曲に込められた情念の深さが、後の大歌手への道を切り拓いたのかもしれませんね。

かくれんぼ石川さゆり

後の演歌界を代表する石川さゆりさんの、1973年に発売された記念すべきデビューシングルです。

この曲が発売された当時、彼女はまだ15歳!

『津軽海峡・冬景色』の力強いイメージとは大きく異なる、アイドルらしい可憐な歌声がとても新鮮ですよね。

童謡をほうふつとさせるノスタルジックなメロディと、夕暮れの路地裏で遊んだ淡い記憶を呼び起こす歌詞が、絶妙にマッチしています。

好きな人への甘酸っぱい恋心を、もう見つからない「あの子」を探すかくれんぼに重ねているのかもしれませんね。

大歌手の貴重な原点に触れられる、センチメンタルな一曲です。