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90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド

2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。

それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。

数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。

今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(6〜10)

Magical Mystery BoyPICKLES

80年代の終わりから90年代初頭にかけて、アニメソングの世界でキラリと光る存在感を放ったPICKLES。

5人組の彼女たちは、ポップスを基調としながらもクラシックやジャズ、さらにはラテン音楽のスパイスまで効かせた、ジャンルレスなサウンドが実に魅力的でしたね。

1989年12月には、NHK総合テレビで愛されたアニメ『パラソルヘンべえ』の心弾むオープニング曲とエンディング曲を収めたシングルが発売され、多くのアニメファンの記憶に刻まれました。

ドラムスの根本久子さんらが作詞作曲を担うなど、メンバーの創作への情熱も熱いものがあったのですね。

短い活動期間でしたが、その独創的な音楽は、当時を知る人はもちろん、新しい音を求める若い世代にもきっと響くでしょう。

winnersG・GRIP

Winners / G・GRIP(リマスター2020)「新世紀GPXサイバーフォーミュラ BGM ROUND Ⅰ」より 【Official】
winnersG・GRIP

「イカ天」出演を機に注目を集めたG・GRIPは、女優グレタ・ガルボの美しさに由来する名を持つ、1988年結成の4人組です。

J-POP、ロック、アニメソングとジャンルは幅広く、メンバー全員がボーカルを担当できる歌唱力と、その巧みなコーラスワークは高い評価を受けていたのですね。

1990年にシングル『星屑たちのHEAVEN/翼』でデビューを果たし、同年にはアルバム『DREAM HORIZON』も発売されました。

テレビアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の主題歌となった1991年発売の『I’ll Come』と『Winners』は、アニメファンからも熱い支持を得たというのも納得できますよね。

同アニメの第17話では、作中キャラクターが彼女たちのファンとして描かれ楽曲が使用されるなど、メディアとの連携も興味深いエピソードです。

90年代初頭のガールズバンドの魅力を知りたい方は、要チェックな存在ですよ!

High Tension Girチタン合金ズ

1996年に結成、東京のインディーズシーンでひときわ個性的な光を放っていたのが女性4人組のチタン合金ズです。

彼女たちの音楽はロックを土台としながらも、パンクやガレージロック、さらにはアイドルポップ的なきらめきも感じさせるエネルギッシュなサウンドが持ち味でしたね。

インディーズレーベル「BENTEN Label」から2004年8月にリリースされたアルバム『ガッツ☆アイドル』は、彼女たちの代表作として名高い作品です。

メジャーシーンでの華々しい受賞歴こそありませんが、その一度聞いたら忘れられないバンド名や、ユーモアと風刺の効いた歌詞、観客を楽しませる衣装など視覚的な演出にもこだわったライブは、当時の音楽ファンの間で確かな支持を集めていたのですね。

90年代のガールズバンドの中でも、特にエネルギッシュで遊び心あふれるサウンドを求める方に、ぜひ出会ってほしいバンドです。

P.S. I LOVE YOUPINK SAPPHIRE

【公式】PINK SAPPHIRE「P.S.I LOVE YOU」(MV)ピンクサファイア/ピーエスアイラブユー(1stシングル)
P.S. I LOVE YOUPINK SAPPHIRE

『三宅裕司のいかすバンド天国』の出演からまたたく間に人気になった4人組のガールズバンド、PINK SAPPHIRE。

かわいらしい容姿から想像もできないAYAKO TSUKADAさんのハスキーな歌声もあって、本格ロックバンドとしての地位を築きました。

あいえとうSUPER JUNKY MONKEY

1990年代という時代に同時代の洋楽からのエッセンスを取り入れ、卓越した演奏能力とカリスマティックなボーカルを武器としたパワフルなライヴで邦楽のラウドなロックシーンに革命を巻き起こした伝説のバンド、Super Junky Monkey。

インディーズ時代から海外での評価も高く、メジャーデビュー以降はアメリカの超有名音楽雑誌「ビルボード」の表紙を飾るなど日本人の女性4人組バンドとして素晴らしい快挙を成し遂げ続けたのですね。

1999年には残念ながらオリジナルボーカリストのMUTSUMIさんが不慮の事故で亡くなってしまい活動休止を余儀なくされましたが、2009年には一夜限りの復活を遂げてその後も断続的な活動を続けています。

彼女たちの作品は後続のバンドたちにも多大なる影響を与えていますから、Super Junky Monkeyの存在を知らなかったという方はこの機会にぜひチェックしてみてくださいね。