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90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド

2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。

それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。

数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。

今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(1〜10)

Vanish Your BeingYELLOW MACHINEGUN

YELLOW MACHINEGUN – “Vanish Your Being”
Vanish Your BeingYELLOW MACHINEGUN

1996年にメジャーデビューを果たし、そのルックスからは想像もできない骨太なサウンドで人気を博した3ピースガールズバンド。

サウンドだけ聴いているとガールズバンドであることを忘れてしまうような攻撃的な楽曲と突き刺すようなデスボイスからは、性別で音楽性を決めたら損をすることを思い知らされますよね。

タイトでテクニカルな演奏は特にハードコア好きのリスナーにはたまらないのではないでしょうか。

その一貫した音楽性がオーディエンスを熱狂させる、日本のガールズロックシーンでは数少ない本格的なハードコアバンドです。

GET A CHANCE!!NORMA JEAN

何をおいてもダイナマイトMARIさんのバイオレンス&セクシーなボーカルは他に類を見ないパフォーマンスでした。

いわゆるボーカルが引っ張るタイプのバンドでカリスマ性もありましたよね!

TBSの人気番組『三宅裕司のイカすバンド天国』では11代目のイカ天キングにまで上り詰めたのですからその実力も折り紙付き。

『GET A CHANCE!!』他、『TOMORROW』『くもりのち晴れ』なども名曲も多数!

1994年に活動を休止していますが本当に復活の待たれるバンドです!

ちなみにノーマ・ジーンとはマリリン・モンローの本名。

Dance!!Reg-Wink

ソニーのオーディションで優勝したことでデビューしたReg-Winkは、藤井真由美さんのハスキーボイスに加え、これでもかと暴れまわるパフォーマンスが魅力です。

関西出身なだけあり、MCパフォーマンスでもお客さんを飽きさせません。

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(11〜20)

Magical Mystery BoyPICKLES

80年代の終わりから90年代初頭にかけて、アニメソングの世界でキラリと光る存在感を放ったPICKLES。

5人組の彼女たちは、ポップスを基調としながらもクラシックやジャズ、さらにはラテン音楽のスパイスまで効かせた、ジャンルレスなサウンドが実に魅力的でしたね。

1989年12月には、NHK総合テレビで愛されたアニメ『パラソルヘンべえ』の心弾むオープニング曲とエンディング曲を収めたシングルが発売され、多くのアニメファンの記憶に刻まれました。

ドラムスの根本久子さんらが作詞作曲を担うなど、メンバーの創作への情熱も熱いものがあったのですね。

短い活動期間でしたが、その独創的な音楽は、当時を知る人はもちろん、新しい音を求める若い世代にもきっと響くでしょう。

Boosternoodles

横浜出身の3人組バンドのnoodlesはボーカルYOKOさんのロックさとかわいらしさをあわせ持つ歌声を、ドラムのAYUMIさんとベースのIKUNOさんがさらに引き立たせます。

『Booster』は映画化された『8.1』の主題歌に起用されました。

BreakoutSupersnazz

Supersnazz – Breakout [Official Video, includes VT Countdown + CD Audio Upgrade]
BreakoutSupersnazz

1990年に東京で活動を開始したSupersnazzは、当初「ザ・ロングヘアーズ」という名前でしたが、すぐに改名し日本のガールズ・ガレージパンク/パワーポップシーンに躍り出たバンドです。

1960年代のガレージロックやロックンロールからの影響を色濃く反映したサウンドは、聴く者を瞬時に虜にするエネルギッシュさと抜群のキャッチーさを兼ね備えているのですね。

1993年にはアメリカの著名なインディーズレーベル「SUB POP」からアルバム『Supersnazz』を引っ提げて世界的に認知され、日本のガレージシーンを代表する存在としての地位を確立しました。

国内外でのツアーも積極的に行い、1995年のヨーロッパ11カ国38カ所を巡る大規模なツアーの成功は、彼女たちの実力を世界に示した出来事と言えるでしょう。

アルバム『The Devil Youth Blues』や『Diode City』といった作品も、ファンからの支持が厚いですね。

当時の熱気を感じたいガレージパンクやパワーポップ好きの方には、まさにうってつけのバンドなのですよ!

High Tension Girチタン合金ズ

1996年に結成、東京のインディーズシーンでひときわ個性的な光を放っていたのが女性4人組のチタン合金ズです。

彼女たちの音楽はロックを土台としながらも、パンクやガレージロック、さらにはアイドルポップ的なきらめきも感じさせるエネルギッシュなサウンドが持ち味でしたね。

インディーズレーベル「BENTEN Label」から2004年8月にリリースされたアルバム『ガッツ☆アイドル』は、彼女たちの代表作として名高い作品です。

メジャーシーンでの華々しい受賞歴こそありませんが、その一度聞いたら忘れられないバンド名や、ユーモアと風刺の効いた歌詞、観客を楽しませる衣装など視覚的な演出にもこだわったライブは、当時の音楽ファンの間で確かな支持を集めていたのですね。

90年代のガールズバンドの中でも、特にエネルギッシュで遊び心あふれるサウンドを求める方に、ぜひ出会ってほしいバンドです。