90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド
2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。
それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。
数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。
今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!
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90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(21〜30)
MY LITTLE STARACID LOVE

90年代初頭、ヴィジュアル系のシーンとは異なる地平で、シンプルかつストレートなロックを鳴らした女性4人組がACID LOVEでした。
1991年にギタリストのRANDYさんを中心に結成され、エッジの効いたギターサウンドとポップセンス溢れるメロディが融合したその音楽は、J-POPとロックの垣根を越える魅力に満ちていたのですね。
1993年6月にはシングル『逆転!Love Sensation』で東芝EMIのレーベル「TMファクトリー」よりメジャーデビュー。
続くシングルや、1994年8月に発売されたアルバム『A FATAL DOSE』は元ピチカート・ファイヴの高浪敬太郎さんがプロデュースを手掛けた点も注目されました。
テレビ番組やCMタイアップを通じて彼女たちの楽曲は広く浸透し、短い活動期間ながらも鮮烈な印象を残したのです。
90年代の個性的なガールズバンドの一つとして、ぜひその音に触れてみてほしい存在です。
Mirage On The Iceaphasia

日本のハードロックシーンで異彩を放つ女性バンドAphasia。
1994年に東京で結成、メロディアスなギターと力強くも表現豊かなヴォーカルを軸に独自の音楽を追求してきました。
ハードな楽曲にポップな要素も巧みに取り入れるセンスは注目に値しますね。
1999年に自主制作で発表されたデビュー盤『Mirage on the Ice』は、当時のシーンで大きな話題を呼びました。
音楽雑誌で評価され、1998年のコンピレーション盤『Women’s Power First』参加も彼女たちの実力を示すものです。
多くのHR/HMバンドからの影響を独自に昇華したサウンドは、力強いロックを求める方はもちろん、美しいメロディを愛する方にも響くことでしょう。
Easy goingHollywood Star Way

90年代初頭の日本の音楽シーンで、女性だけのロックバンドとして異彩を放ったのがHollywood Star Wayです。
1987年に神戸で結成、グラムロックやハードロックを基盤とし、「お化粧系」と称される華やかなスタイルで注目を集めました。
1991年にはメジャー・デビューを果たし、いくつかのシングルやアルバムが発売され、精力的なライブ活動も展開しました。
その音楽性と強烈なビジュアルは、当時のロックシーンに新たな刺激をもたらしたと言えるでしょう。
神戸のCHICKEN GEORGEなどでの熱いライブは、ファンの間で伝説的なものとして語られています。
1996年に活動を終えましたが、その個性は今なお鮮烈です。
90年代の個性派ガールズバンドを知りたい方は、ぜひ触れてみてください!
し・か・け・て・モーションTWIGGY

80年代末期に学園から飛び出した、快活な魅力あふれるTWIGGY!
1986年、関西出身の学生たちによって結成された彼女たちは、J-POPとロックを融合させたサウンドで注目を集めたガールズロックバンドです。
1990年3月にはシングル『し・か・け・てモーション』とアルバム『Love Somebody』でメジャー・デビュー。
続けて『噂のBAD GIRL』はカー用品店の、『ポール・ポジション』は求人情報誌のCMソングとしてお茶の間にも流れ、テレビ番組のエンディングを飾った『プロム』も人気でしたね。
エネルギッシュな演奏とポップなメロディ、そして女性の視点を映した歌詞が彼女たちの持ち味でした。
1991年頃に解散しましたが、その存在は90年代初頭のシーンに鮮やかな印象を残しました。
当時の輝きに触れたい方は、ぜひチェックしてみてください!
Double FistThug Murder

90年代の終わり、1999年11月に東京で活動を開始したThug Murderは、わずか2年という電光石火の活動期間にもかかわらず、国内外のパンクシーンに鮮烈な記憶を刻み込んだ女性3人組のストリートパンクバンドです。
彼女たちのサウンドはストリートパンクやOi!といったジャンルに根差し、飾り気のないストレートさと反骨心溢れるエネルギーが魅力でしたね。
1999年にEP『Thug Murder』を世に出した後、2001年にはDropkick Murphysのレーベルからアルバム『13th Round』でアメリカ進出を果たしました。
本作は、本国アメリカのパンクファンやメディアからも熱い支持を得たのです。
結成から驚くほど短い期間で海外シーンの注目を集め、Dropkick Murphysとのツアーまで実現させたエピソードは、彼女たちの実力を物語っています。
英語の歌詞にのる独特の日本語アクセントも、唯一無二の個性として愛されました。
初期衝動に満ちたパンクロックや、タフでクールなガールズバンドを探している方には、ぜひ聴いていただきたい存在なのです。
太陽をつれてVELVET PΛW

1981年から1995年までの間活動したガールズプログレッシブロックバンドのVELVET PΛW。
キュートなルックスからは想像つかないほどの卓越した演奏テクニックと歌唱力を武器に、活躍していました。
キーボードを含む5人編成ということもあり表情豊かで厚みのあるサウンドは聴いていて飽きません。
プログレッシブロックといってもキャッチーなものが多く聴きやすいので、お気に入りの1曲がきっと見つかるはずです!
にちようびJITTERIN’JINN

『プレゼント』や『夏祭り』といったヒット曲で知られ、ロカビリーを思わせる軽快なサウンドで人気を博している男女混成ロックバンド。
いわゆる1980年代、1990年代のJ-POPに分類されるようなポピュラーな音楽性とは一線を画す個性的な歌詞と曲調から、現在でも根強いファンが存在しています。
2000年にWhiteberryが『夏祭り』をカバーして大ヒットしたことからも、その楽曲のクオリティーの高さやポピュラリティーが感じられますよね。
2019年からは公式YouTubeチャンネルにより過去のMVが観られるので、この機会に知った方にはぜひチェックしてほしいバンドです。