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90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド

2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。

それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。

数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。

今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(31〜40)

VoyageANGEL’in Heavy Syrup

1990年に大阪で結成されたANGEL’in Heavy Syrupは、日本のサイケデリック/プログレッシブ・ロック界で独自の光を放つ存在です。

あのJOJO広重さんが主宰するAlchemy Recordsからの後押しを受け、1991年にはアルバム『Angel’in Heavy Syrup I』でシーンに登場しました。

彼女たちの音楽性は、70年代クラウトロック、とりわけAmon Düül IIからの影響を昇華させたもので、甘美な浮遊感と重厚なリフが交錯するサウンドはまさに唯一無二なのですね。

名盤の誉れ高いアルバム『Angel’in Heavy Syrup III』は、その世界観の集大成と言えるでしょう。

GONGとのアメリカツアーを敢行するなど国際的にも評価され、IGN誌では作品が「史上最高のプログレッシブ・ロックアルバム」の15位に選ばれる快挙も。

近年、初期作品が再発され再評価も高まっています。

深遠な音の海に浸りたい方には、うってつけのバンドですよ!

Easy goingHollywood Star Way

90年代初頭の日本の音楽シーンで、女性だけのロックバンドとして異彩を放ったのがHollywood Star Wayです。

1987年に神戸で結成、グラムロックやハードロックを基盤とし、「お化粧系」と称される華やかなスタイルで注目を集めました。

1991年にはメジャー・デビューを果たし、いくつかのシングルやアルバムが発売され、精力的なライブ活動も展開しました。

その音楽性と強烈なビジュアルは、当時のロックシーンに新たな刺激をもたらしたと言えるでしょう。

神戸のCHICKEN GEORGEなどでの熱いライブは、ファンの間で伝説的なものとして語られています。

1996年に活動を終えましたが、その個性は今なお鮮烈です。

90年代の個性派ガールズバンドを知りたい方は、ぜひ触れてみてください!

COLDSWEATTHE NEWS

エネルギーに満ちあふれた、硬派なサウンドが魅力のロックバンド、THE NEWS。

85年に結成、音楽番組『三宅裕司のいかすバンド天国』への出演で注目を集めました。

スタイルの良い女性たちが鳴らすゴリゴリなロックンロール……その容姿と音楽性が合わさって、多くのファンを獲得。

「かっこいい女性」とはまさにこのことですね。

社会派なメッセージ性を持った曲が多いのも特徴の一つ。

今聴いてもシビれる名曲をいくつもリリースしています。

メロンシャーベットGitogito Hustler

ギトギトハスラ [GitoGito Hustler – Melon Sherbet]
メロンシャーベットGitogito Hustler

京都にて1995年に産声をあげ、ガレージパンクやポストパンクを基軸に据えるGitogito Hustler。

彼女たちは、エネルギッシュでストレートなサウンドと、女性ならではの視点が光る歌詞で知られる日本の女性4人組パンクロックバンドです。

アメリカのインディーズレーベルGearhead Recordsと契約し、アルバム『Gitogito Hustler』や『Feathered Snake』などを発表、テキサス州オースティンで開催される音楽フェスティバル「SXSW」にも出演し、国際的な評価を獲得しました。

YagoさんとFusaさんが姉妹であることや、2008年のメンバーチェンジといった出来事もバンドの歴史を彩ります。

飾り気のない情熱的なパフォーマンスと、シンプルで力強いサウンドは、リアルなパンクを求めるリスナーの心を掴んで離さないでしょう。

本物のガールズパンクを体感したい方は、ぜひ触れてみてください。

女の娘は知っているさくらさくら

1980年代後半、石川県金沢市から登場した5人組のさくらさくらは、当時の音楽シーンに鮮やかな彩りを加えたガールズロックバンドです。

ロックを基調としながらも、ポップスやJ-POPの親しみやすさを巧みに融合させたサウンドが持ち味なのですね。

1991年、シングル『女の娘は知っている』でメジャー・デビューを果たし、この作品はバンドの代表曲として広く親しまれました。

同年にアルバム『Girls Know Everything』、翌1992年にはアルバム『Sweet Emotion』をリリースするなど、その活動はエネルギッシュでした。

デビュー前の1986年9月にはヤマハポピュラーソングコンテストでジュニア銀賞を受賞しており、早くからその才能が認められていたのも興味深い点です。

ボーカルの高松美砂絵さんは、人気アニメのエンディングテーマを担当し、ソロとしてもその歌声を披露しました。

当時の女性たちの共感を呼ぶ歌詞と力強い演奏は、今聴いても新鮮な魅力に溢れています。

90年代のガールズバンドが放つ独特の輝きに触れたいという方には、ぜひチェックしてほしいバンドなのですよね。

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(41〜50)

Wonder Wine少年ナイフ

Wonder Wine – Shonen Knife 少年ナイフ
Wonder Wine少年ナイフ

1981年に当時会社員をしていたメンバーを中心に結成され、大阪の原っぱで演奏しているところをスカウトされた3ピースガールズバンド。

現代でも考えられがちな女性のみのバンド=アイドルというガールズバンド界において、いち早く世界進出を果たしたその硬派なスタイルが海外でも高い評価を得ています。

ラモーンズやバズコックスといったパンクロックに影響を受けたことが垣間見える音楽性は国内外にその存在感を知らしめ、海外の大物バンドが少年ナイフの楽曲をカバーするほど。

海外で活躍するバンドが多くなった日本の音楽シーンにおいても孤高の存在として愛されているバンドです。

不溶性プラシーボマサ子さん

数々の人気バンドを輩出してきたテレビ番組『三宅裕司のいかすバンド天国』出身のマサ子さん。

普通ならバンドには欠かせないギターの代わりとして大正琴を使用しているため、独自路線を行く世界観、音楽を作り上げています。