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90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド
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2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。

それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。

数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。

今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(1〜5)

ThingsSoftball

90年代ガールズバンドシーンで、鮮烈な光を放ったSOFTBALL。

1998年、千葉県船橋市で現役高校生トリオとして結成されました。

疾走感あるパンクロックを基盤に、キャッチーなメロディと社会的メッセージを融合させた音楽性が特徴でしたね。

1999年3月発表のミニアルバム『水母』でインディーズデビュー、2001年7月にシングル『JUST TRY IT』でメジャーへ。

翌2002年1月リリースのアルバム『Lamp』はオリコン20位を記録、4万枚超のセールスとなりました。

アルバム『天空』が米国のASIAN MAN RECORDSから全米で発売された事実は、彼女たちの才能を証明しています。

骨太なガールズパンクを求める方には、ぜひ触れていただきたいところです。

テディベアに埋もれてROSY

90年代初頭に独自の存在感を放っていたのが、ガールズバンドのROSYです。

ロックを基盤としながらポップやファンクも取り入れた多様な音楽性が彼女たちの持ち味で、エネルギッシュなサウンドとキャッチーなメロディは多くのファンを魅了しました。

1990年3月にシングル『ガールズ キッス』で颯爽とデビューし、同年11月には『その日気分でPlanning Panic Show』がスキー情報番組の挿入歌となり、注目を集めたのですね。

受賞歴こそ確認されていませんが、1995年11月にスピッツの草野正宗氏が作詞作曲を手掛けた『テディベアに埋もれて』は話題となり、他にもゴルフ番組や高校野球報道番組のテーマソングを手掛けるなど、その実力は確かなものでした。

90年代の個性豊かなガールズバンドを探している方にとって、ROSYの音楽は新鮮な発見があるかもしれませんよ。

男一直線BLEACH

BLEACH (Bleach03) – 男一直線 MV [MIYA/ZAZEN BOYS]
男一直線BLEACH

沖縄から登場し、日本の音楽シーンに鮮烈なインパクトを与えた3ピースのガールズバンドがBLEACHです。

1997年に結成、ハードコアを土台としつつパンクやオルタナティブロックの要素も取り入れた彼女たちのサウンドは、実に個性的なものでしたね。

1998年にインディーズで活動を開始し、2001年にはアルバム『裸の女王』でメジャーの舞台へ。

特定のヒット曲で知られるというより、初期の衝動が詰まったアルバム『起爆剤』など、作品全体でその世界観を提示するバンドでした。

中でも、2000年のニューヨークCBGBでのライブや全米ツアーは、彼女たちの評価を決定づけた出来事と言えるでしょう。

カンナさんのハイトーンとミヤさんのデスボイスの掛け合い、サユリさんのパワフルなドラミングが織りなす音塊は、唯一無二の魅力。

エネルギッシュで攻撃的なサウンドを求める方、彼女たちのような存在がいたことを知っていただきたいところです。

BreakoutSupersnazz

Supersnazz – Breakout [Official Video, includes VT Countdown + CD Audio Upgrade]
BreakoutSupersnazz

1990年に東京で活動を開始したSupersnazzは、当初「ザ・ロングヘアーズ」という名前でしたが、すぐに改名し日本のガールズ・ガレージパンク/パワーポップシーンに躍り出たバンドです。

1960年代のガレージロックやロックンロールからの影響を色濃く反映したサウンドは、聴く者を瞬時に虜にするエネルギッシュさと抜群のキャッチーさを兼ね備えているのですね。

1993年にはアメリカの著名なインディーズレーベル「SUB POP」からアルバム『Supersnazz』を引っ提げて世界的に認知され、日本のガレージシーンを代表する存在としての地位を確立しました。

国内外でのツアーも積極的に行い、1995年のヨーロッパ11カ国38カ所を巡る大規模なツアーの成功は、彼女たちの実力を世界に示した出来事と言えるでしょう。

アルバム『The Devil Youth Blues』や『Diode City』といった作品も、ファンからの支持が厚いですね。

当時の熱気を感じたいガレージパンクやパワーポップ好きの方には、まさにうってつけのバンドなのですよ!

スナップショットCHEE’S

1990年代後半から2000年代初頭にかけて活動、当時のガールズバンドシーンにポップで元気な風を送り込んだのがCHEE’Sです。

彼女たちの音楽は、ポップロックやパワーポップを基盤にした親しみやすいメロディが魅力で、メンバー全員が楽器を演奏し作詞作曲も手がけるなど、その実力は確かなものでした。

1999年にシングル『初恋メロディ』でデビューを果たすと、翌2000年当時にリリースされたアルバム『CHEE’S WORLD』は、彼女たちのカラフルな音楽性を鮮烈に印象づけました。

インディーズ時代にはいくつかの新人賞を獲得しており、一部楽曲がテレビドラマやアニメの主題歌として流れたことも、その人気を物語っていますね。

エネルギッシュで心躍るサウンドを求める方や、90年代ガールズバンドの熱量に触れたい方にはうってつけの存在ですね。