90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド
2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。
それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。
数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。
今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!
90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(31〜35)
女の娘は知っているさくらさくら

1980年代後半、石川県金沢市から登場した5人組のさくらさくらは、当時の音楽シーンに鮮やかな彩りを加えたガールズロックバンドです。
ロックを基調としながらも、ポップスやJ-POPの親しみやすさを巧みに融合させたサウンドが持ち味なのですね。
1991年、シングル『女の娘は知っている』でメジャー・デビューを果たし、この作品はバンドの代表曲として広く親しまれました。
同年にアルバム『Girls Know Everything』、翌1992年にはアルバム『Sweet Emotion』をリリースするなど、その活動はエネルギッシュでした。
デビュー前の1986年9月にはヤマハポピュラーソングコンテストでジュニア銀賞を受賞しており、早くからその才能が認められていたのも興味深い点です。
ボーカルの高松美砂絵さんは、人気アニメのエンディングテーマを担当し、ソロとしてもその歌声を披露しました。
当時の女性たちの共感を呼ぶ歌詞と力強い演奏は、今聴いても新鮮な魅力に溢れています。
90年代のガールズバンドが放つ独特の輝きに触れたいという方には、ぜひチェックしてほしいバンドなのですよね。
sweet strawberry toastesrevnoc

「Converse」のスペルを逆にした、その名もユニークなesrevnocは、1995年に結成された日本のガールズバンドです。
J-POPを基盤に据えながら、ポップロック、エレクトロニカ、ファンク、ソウル、ジャズといったエッセンスを巧みに織り交ぜ、万華鏡のようにきらめくサウンドを創造していましたね。
1998年、シングル『s.s.t.』でメジャー・デビュー。
テレビ番組のテーマソングとして親しまれた楽曲や、スポーツ用品店のCMを彩ったナンバーなど、そのキャッチーな魅力は多くのリスナーの心を掴みました。
1999年当時にリリースされた初のアルバム『eb -esrevnoc better-』は、彼女たちの多彩な音楽性と遊び心が見事に結実した一枚です。
2001年の活動休止は惜しまれますが、その独創的な世界観は今も輝きを放っています。
ジャンルを超えた自由な音楽を求める方には、ぜひお勧めしたいバンドです。
かなしくてZELDA
活動歴が長いバンドとしてギネスにも掲載されているZELDA。
『かなしくて』はCOUNT DOWN TVのエンディングテーマにも使用されていました。
題名通り少し切ない歌詞ですが、メロディーがポップなのでリラックスして聴けます。
にちようびJITTERIN’JINN

『プレゼント』や『夏祭り』といったヒット曲で知られ、ロカビリーを思わせる軽快なサウンドで人気を博している男女混成ロックバンド。
いわゆる1980年代、1990年代のJ-POPに分類されるようなポピュラーな音楽性とは一線を画す個性的な歌詞と曲調から、現在でも根強いファンが存在しています。
2000年にWhiteberryが『夏祭り』をカバーして大ヒットしたことからも、その楽曲のクオリティーの高さやポピュラリティーが感じられますよね。
2019年からは公式YouTubeチャンネルにより過去のMVが観られるので、この機会に知った方にはぜひチェックしてほしいバンドです。
天使の炎-Flame Of The Angels-SHOW-YA

伝説的なバンドのSHOW-YAは、ガールズバンドの人気の先駆けと言っても過言ではないほど偉大な存在でした。
『天使の炎-Flame Of The Angels-』は新メンバーとして加入したステファニーさんがいる唯一のシングルでもあります。