RAG MusicHit Song
素敵なヒットソング
search

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド

2020年代の現在はポップスやロック、メタルシーンなどにおいて女性だけで構成されたバンドがここ日本でも多く活躍していますが、1980年代の時点ではバンドブームなどもあり、プリンセス プリンセスやSHOW-YAといったメジャーシーンを席巻する存在も生まれました。

それでは1990年代に入って、どのようなガールズバンドが生まれて活躍したのでしょうか。

数という点においては現代ほど多くのガールズバンドがいたわけではないのですが、個性的なバンドも非常に多いのですね。

今回の記事では、80年代末期に結成したバンドや今も活動を継続しているバンドも含めて、1990年代のガールズバンドの歴史に注目してみましょう!

90年代のガールズバンド。邦楽の人気バンド(41〜50)

ジュリアンPRINCESS PRINCESS

Jurian(ジュリアン) / Super Loose Socks (Princess Princess Cover)
ジュリアンPRINCESS PRINCESS

このPRINCESS PRINCESS、個人的にとても思い出深いバンドで、最初に彼女たちのライブを見たのは、まだブレイク前、京都のライブハウスに友達に誘われて見にいった時でした。

そこで一気に彼女たちの歌や演奏、楽曲に引き込まれて、会場物販ブースでCDを買ったのを覚えています。

それからあれよあれよと言う間にバンドは大ヒット!

最初にライブハウスで見た時から、程なく夏の野外単独イベントも満員にするほどのバンドに成長したのを覚えています。

そんな流れの中、90年代のバンドブームが巻き起こり、当時のアマチュアバンドのイベントや文化祭などでは、プリプリのカバーバンド、コピーバンドが多数出演していました。

今のバンドたちに比べると、過度に「プロデュースされ過ぎていない」ところなんかも80年代末期〜90年代に活躍したバンドの魅力なのかな〜と思ったりします。

ガールズロックの代表!!と自信を持ってオススメできるバンドの一つですね!

(GIVE THEM A) BIG BREAKメスカリン・ドライヴ

メンバーの入れ替わりが激しかったメスカリンドライブですが、彼女達のパワフルなパフォーマンスに多くの人たちが熱狂しました。

初期メンバーであるギターの伊丹英子さんは現在ソウル・フラワー・ユニオンとして活動しています。

スパイラルダンスいんど猫

アジャンタの月夜 – いんど猫 (Indo Neko) [1989] {Full Album}
スパイラルダンスいんど猫

1986年にデビューし、1991年まで活躍したいんど猫は、ニューウェイヴ/ポストパンクサウンドを軸に独自の音楽性を追求したバンドです。

『メルクリウス』や『レムノスの土』のようなアルバムでは、日本のバンド界に新たな足跡を残しました。

彼女たちの音楽は影のような危うさを秘めながら聴く者を強く引き付けます。

他のガールズバンドとは一線を画すその個性的な魅力は、今でもくっきりと輝いています。

音源は配信サービスで聴くことができるため、90年代初期、80年代の邦楽シーンに触れたい方はぜひチェックしてみてください。

まつりつしまみれ

1999年に結成されたつしまみれは、ロックを中心に幅広いジャンルを取り入れた音楽性で知られるガールズバンドです。

2000年代に活躍し、独自性と革新性で注目を集めました。

エネルギッシュなライブパフォーマンスは多くのファンを魅了し、国内外のフェスで活躍しています。

2009年6月17日にリリースされたアルバムは、彼女たちの個性的な音楽性とメッセージ性が詰まった作品となりました。

つしまみれの音楽は、ロックのオーセンティックな魅力を感じつつも新しい風を求めるリスナーにおすすめです。

夕なぎNav Katze

1984年にデビューを飾ったナーヴ・カッツェは、邦楽ガールズバンドの黎明期を彩る存在でした。

SWITCHレーベルからの初リリースはムーンライダーズの岡田徹さんがプロデュース、革新的な世界観と独自のサウンドスタイルで注目を集めたのです。

特に山口美和子さんのボーカルは、洗練されかつ感情豊かで心に残り、聴く人々を魅了し続けました。

当時のムーブメントをけん引した彼女たちの楽曲は、今でも多くのファンに愛され、時代を超えた装いで光り輝いています。

バンドのエモーショナルなメロディラインと、思わず体を揺らすリズム感は、80年代のガールズバンドブームを思い出させてくれるでしょう。

もしレコード棚で彼女たちの作品に出会ったら、手に取ってみてください。

リンスPapaya Paranoia

パパイヤ パラノイア / リンス
リンスPapaya Paranoia

ベース&ボーカルの石嶋由美子さん率いるパパイヤパラノイアは、1980年代のインディーズ・シーンにおいて強烈な個性と卓越した技術を武器に人気を博したガールズバンドです。

1983年に「ねこおどり」という前身バンドで活動を開始、1985年にはヒカシューの巻上公一さんがプロデュースを手がけたオムニバス作品『都に雨の降る如く』にてパパイヤパラノイア名義の楽曲を収録、本格的なデビューを果たしました。

初期はメンバー全員が着物を着用、複雑なベースラインを弾きこなしながら歌う石嶋由美子さんを始めとして、卓越した技術を持ったメンバーたちが生み出すサウンドは一般的なロック・サウンドとはまったく違いますが、不思議とクセになるキャッチーさを兼ね備えているのですね。

ここで紹介している楽曲『リンス』はもちろん『伊勢丹でつかまえて』など、独特の着眼点から生まれる歌詞世界も聴きどころ。

音源も比較的入手しやすく、オススメのバンドですよ!

おわりに

冒頭でも述べたように、1990年代を中心に活躍した女性だけのバンドは現代と比べて多いわけではなく、だからこそ男性主体のロック業界において独自の存在感を放って奮闘し続けた、し続けている彼女たちの存在は今も尚光り輝いているのですね。

今回の記事で「新たなガールズバンドを知った」というきっかけを作れたのなら嬉しいです!