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実写・アニメ化されたバンド漫画。人気の音楽マンガおすすめ 10選

実写・アニメ化された人気のバンド漫画・コミックの中からスタジオスタッフが選ぶ、おすすめの音楽マンガ10作品をご紹介します。

アニメ化されたもの

少年ノート(全8巻)

少年ノート

男がソプラノしちゃいけないなんて決まりないですよね。

天使の声・ボーイソプラノの声をもつ主人公『蒼井由多香』は転校してきた合唱部の歌声を聞き入部を決意する。

泣き虫だけども、繊細かつ感受性が豊かな彼を取り巻く少年少女達の若りし日々を紡ぎ出す。

合唱部というあまり題材にされていない部活をここまでフューチャーしたのはこの作品が初めてではないでしょうか。

ボーイソプラノという限られた時しか出せない声の儚さと、その声の持ち主達の悩みを知ってください。

第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門「審査委員会推薦作品」にも選ばれた作品です。

シアロア(全1巻)

シアロア

感傷ベクトル=ハイブリッド・ロック・サークル

田口囁一(タグチショウイチ)と春川三咲(ハルカワミサキ)によるユニット。

音楽とマンガの2面性で世界観を作り上げるデジタルネイティブ世代の申し子。

自身らの作った曲と同じタイトルのマンガを公開しており、この曲はこんなイメージで感じて欲しいという、今までのバンドではない斬新な作品である。

マンガ自体もWEBで読め、その曲自体も聞けるようになっている。

ある意味でマンガと音楽の新しい形ではないだろうか。

音楽と漫画を同時展開する”新感覚ハイブリッド・サークル”!

僕はビートルズ(全8巻)

僕はビートルズ

いろいろ演ってみたけど、やっぱりビートルズに戻ってくる。

ビートルズが大好きで、テクニックなら本人達よりも自信があるという主人公『蜂矢翔』(以下:ショウ)。

担当はギター。

ポールを神として信奉しており、演奏も一緒にするため左利きに矯正している『鳩村真琴』(以下:マコト)担当はベース。

4人のバンドのリーダーである、『鷹津礼』(以下:レイ)担当はリズムギター。

もともとレイと同じバンドメンバーだった『鶴野コンタ』(以下:コンタ)担当はドラム。

物語はこの四人のバンドのラストライブから始まる。

どうしても解散することが考えられないショウ。

そんな中突如4人はタイムスリップをし、ビートルズがまだ世の中に知られていない時代に。

この世の中でビートルズの曲を演奏して、俺たちがビートルズになる。

かわぐちかいじさんお得意のタイムスリップ関係のお話です。

もし、自分が好きなバンドがまだいない世界にいって先にその人の曲を演奏して、その人自身になろうとする。

そんなパラドックスを体験できる、少しかわった音楽漫画です。

DESPERADO(全4巻)

DESPERADO

知っている人がいたらとても嬉しいです。

というか私と同い年ぐらいや少し上の方なら知っていると思う作品。

「傷だらけのレスポール」このフレーズに当時の私の心はわくわくしてしまいました。

まだ音楽漫画が評価されにくく、あまり数もなかった時代に講談社にて連載されていた漫画。

『DESPERADO』

主人公『椎名』とその椎名にギターを教えている『黒須』。

当時の少年漫画らしくバイオレンスな部分もありながら、各巻にちゃんとしたテーマがあり読みやすい流れにはなっている。

個人的に好きな内容は、友人が大切にしていたレスポールを、街中でぶつかってしまったヤクザに傷だらけにされ激昂した黒須が復讐しに行く。

今の漫画では結構問題になるであろうレベルの復讐なのですが、友人のことを思うが故なのでしょう。

この漫画はまた別記事であげたいと思うほど、懐かしい作品ですので近々執筆させていただきたく思います。

古本屋で見つけたりしたら是非手にとってください。

多分もう重版などはしていないレアな作品ですので。

ピアノのムシ(既刊6巻)

ピアノのムシ

傲慢不適、性格最悪。

でも、調律の腕は一流という調律師『蛭田敦士』(以下:蛭田)。

どんな特殊なピアノでも、蛭田の手にかかれば再び美しい旋律を奏でる。

作中に登場する特殊なピアノや、調律の人間がどんな風に演奏者の為に仕事しているのか。

大手の楽器メーカーや同期の調律師との確執。

ある意味音楽業界、いや日本クラシック界の裏の顔が垣間見える作品ともいえる。

音楽と漫画と人(全1巻)

音楽と漫画と人

筆者が、音楽に携わる全ての人に一度は読んで欲しい作品です。

ショートマンガの雄、戸田誠二さんが『音楽と人』に連載していた物語を綴った一冊。

『音楽と漫画と人』

音楽と人とのつながりを見開き2ページで書き上げた超短編集。

自分が何で音楽をやっているのか。

音楽を始めたきっかけは人それぞれなのだけれども、その一人一人に何かしらの物語があると気づく。

「いつも一生懸命なあなたのそばにいたいけど、邪魔になるから一緒にはいない。」

「でも、音楽だけはいつもあなたのそばにいますよね。」

たしかこんな内容のお話があったと思います。

大好きな彼の応援をしてあげたいけど、邪魔になってしまう。

でも、ミュージックプレイヤーで音楽を聴きながら頑張ってるあなた。

多分その女性は音楽に少し嫉妬しているのでしょう。

音楽に嫉妬するという考えを持ったのはこの作品が初めてです。

見開き2ページということなので物語の数は、1冊なのにすごいたくさんあります。

どれか一つでも自分に当てはまるのではないでしょうか。

演奏している人も、聴く側の人も、エンジニアも、販売している人も。

音楽に興味無いといっている人も、BGMとしてやテレビから流れる音楽を聴いています。

音を楽しむ(演奏)も音楽ですが、音で楽しむ(映画やアニメ)のも音楽。

この漫画は本当に全ての人に読んで欲しいと思っています。

最後に

文面だけではとても魅力を説明しきれないと思います。

ですが、全てちゃんと執筆者本人が読んだことのあるおすすめ作品ばかりです。

これから先も音楽とマンガという繋がりが増えていけばおもしろいと思っています。

ライタープロフィール

小野慎也@愼鵺

小野慎也@愼鵺

スタジオラグ伏見店スタッフ。

赤髪を捨て漆黒の侍に。

社会と戦い幾星霜。

鉄の愛馬と四弦武器に低音轟音かきならせう。

紅牛に命を預け、己が魂四弦と声にのせたもう。

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