バンドサウンドのボカロ曲特集【ロック】
パソコンで音楽を作ることを「DTM」と呼びますが、それは打ち込みシンセのエレクトロニックミュージックばかりを指している訳ではありません。
さまざまな音源を使ったり、または楽器演奏を録音したり、そうするとパソコンの中だけでもバンドサウンドが完成しちゃいます。
ということでこの記事では、バンドサウンドに特化したボカロ曲をご紹介させていこうと思います!
どれもこれもがステキな曲ばかり!
あなたのお気に入りもきっと見つかるはずです。
バンドサウンドのボカロ曲特集【ロック】(1〜10)
ゴーストルールDECO*27

何と言ってもラストの大サビでの、2小節ごとの大転調大会がポイントです。
ボーカリストさん泣かせであることはさておき、最も注意するべきはその後のアウトロ終盤、Aに戻る時にコードも頭に戻るんですよね。
恐ろしい。
サビのカタルシスのためにBのうねる重さを重視して出しましょう。
私以外と幸せにならないで427P

バンドサウンドが好きな人なら刺さらないはずがない……そう紹介したくなるぐらいかっこいい音像です。
427Pさんによる楽曲で2024年5月に発表。
ボカロP、427Pさんの音楽性が存分に発揮されています。
切ない愛情をテーマにした歌詞と、繊細なメロディーが印象的。
深い愛情と独占欲を表現した歌詞は、聴く人の心に響くはず。
失恋や孤独感を経験したことがある人にぜひ聴いてほしい1曲です。
黙ってロックをやれって言ってんの!猫舘こたつ

疾走感あるサウンド、ギターリフが魅力的なロックチューンです。
猫舘こたつさんによる2024年6月発表の本作は、ボカロック投稿祭参加曲。
初音ミクの力強い歌声が印象的で、ギターソロやドラムのリズムも注目ポイント。
現代の音楽シーンへの皮肉や本質的なロックの追求といったメッセージ性の高い歌詞も魅力です。
ロックスピリットを大切にしたい人にぴったり。
バンドサウンドが好きな方なら自分で弾きたくなっちゃうかも!
エスパーエスパーナユタン星人

『ポケットモンスター』シリーズとのコラボレーションで生まれた、エモーショナルなボカロロックチューンです。
ナユタン星人さんの楽曲で、2024年3月にリリースされました。
エスパー能力を使って相手の心を探ろうとする主人公の気持ちが、疾走感のある曲調と相まって強く印象に残ります。
恋愛の葛藤を描いた歌詞は、10代の方ならとくに響くものがあるんじゃないでしょうか。
アイマイソウメイNEW!イルマ

心の揺らぎを疾走するギターロックに乗せて歌い上げた、切なさとエネルギーが混在する一曲です。
初音ミクの歌声が力強く響くこの楽曲は、イルマさんにとって初の殿堂入りを果たした記念すべきナンバーでもあります。
曖昧な感情、はっきりしない関係性、自分自身との葛藤……そんな誰もが抱える内面の揺れ動きが、鮮やかなギターリフとテンポのいいビートに乗せてつづられていきます。
ノリがいいのに心にグサッと刺さるこの感覚、まさに青春そのもの。
モヤモヤした気持ちを抱えているとき、ぜひ聴いてみてください。
ArtifactNEW!buzzG

HATSUNE MIKU EXPO 2025 ASIAの公式テーマソングとして、buzzGさんがつくり上げた感動のアンセムです。
「場所も時間も超えて人をつなぐ」というツアーのコンセプトを体現したロックナンバーで、2025年10月にリリース。
初音ミクという存在があったからこそ生まれた音楽への思いを歌い上げています。
痛みや祈り、曖昧さを肯定する歌詞が、自分の内面の揺らぎと重なって胸に響くんです。
ボカロ音楽に支えられてきた人に、ぜひ聴いてほしいです!
CursE_youNEW!書店太郎

ラウドロックとエモーショナルな激情が交差する、心をえぐるVOCALOID曲です。
書店太郎さんが手がけた本作は、2020年7月に公開されました。
ラウドと静寂が交互に訪れるサウンドプロダクション、そして「呪い」をキーワードに愛と憎しみが入り混じった複雑な感情を描く歌詞世界が圧巻。
心の奥底にある消えない想いと向き合いたいとき、感情を解放したいときにおすすめ。
スクリーモサウンドが好きな方や、ダークで切実な物語に共鳴できる方なら、きっと沼落ちします。






