楽器別のバンド初心者にオススメの曲
「楽器を始めたばかりだけどバンドを組んだ」「初心者同士でもバンドを組んでライブをしたい!!」そんな駆け出しバンドマンのあなた。
きっと「何から始めたらいいのかわからない……」と思っていますよね。
基礎練習はもちろん大切ですが、はじめのころは曲を練習するのもオススメです。
そこで、この記事では楽器ごとに初心者の方にオススメの曲を紹介していきますね!
バンドメンバーと一緒にこの記事を読んで曲決めをしてみてくださいね!
ベース(11〜20)
ロックンロールは鳴り止まないっ神聖かまってちゃん

00年代後半に活動を開始以降、10年代邦楽ロックシーンの中でも独自の存在感を放ち、中心人物であるの子さんの破天荒なパフォーマンスなども相まって熱狂的なファンベースを獲得した神聖かまってちゃん。
彼らの楽曲をモチーフとした映画『神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』が公開されるなど、そのカルト的な人気の高さがうかがえますよね。
その映画のタイトルにもなっている『ロックンロールは鳴り止まないっ』は彼らの代表曲の一つで、2025年の1月にあのTHE FIRST TAKEで披露されて話題を集めたことも記憶に新しいですね。
ベースは基本的にルート弾き、サビの部分でメロディアスなフレーズも登場しますがほぼ繰り返しのため、一度覚えてしまえば初心者ベースの方でも問題なく弾けるでしょう。
ドラム(11〜20)
どんなドラマーも8ビートから始まった!
ここからはドラム初心者の方にオススメの曲を紹介します。
ドラムの基本のビートといえばやはり8ビート。
すべてのリズムの基本になるビートで、すべてのドラマーがこのシンプルな8ビートの練習から始めたと言っても過言ではありません。
はじめはテンポがゆっくりな曲から始めて、手足をきちんと動かせるようになるのがポイントです。
ドラム(1〜10)
RPGSEKAI NO OWARI


まるで行進曲のような雰囲気の曲で、BPMは叩いていてちょうどいい心地よさを感じられる135です。
またこれくらいのテンポであれば、初心者の方でもビートを確認しながら叩けると思いますので、練習曲にピッタリです。
この曲のオススメポイントはほかにもあって、2種類のビートをマスターすればOKなんです。
1つめはAメロやサビで登場するビート、2つめはそれと少し似たビートで、Bメロ部分で登場するビートです。
どちらも右手は4分音符であることに対してバスドラムを叩く右足は8分音符で絡んでくるので、ごっちゃにならないように落ち着いて繰り返し練習してください。
また、間奏部分で登場するマーチングのようなスネアのフレーズもチェックポイントで、ロックドラムの演奏ではあまり出会わないフレーズかもしれません。
三連符が用いられているので、リズムを理解した上で挑戦してくださいね。
PretenderOfficial髭男dism


ヒゲダンの代表曲であるこの曲はBPM92と、ゆったりとしたテンポで進行していくバラードソングです。
テンポがゆったりとしているため、それぞれのビートを確かめながら叩けるのが大きなオススメポイントです。
また、この曲のテンポ以外のオススメポイントとして、3種類のビートを覚えれば叩けるということも挙げられます。
1つはAメロとサビのビート、2つめは1番のBメロのビート、そして2番のBメロのビートです。
中でも、1番のBメロのビートは、ゴーストノートやハイハットを使ったブレイクが織り交ぜられた少々複雑なビートになっているため難易度は高め。
そのため、初心者の方はゴーストノートやハイハットの細かいニュアンスは取り払って、バスドラムとスネアの位置を合わせることに集中しましょう。
残りの2つのビートは少しずつ練習すればできる範囲だと思いますが、もし難しければ16分音符を8分音符に変えたりバスドラムの数を減らしたりするなど、叩きやすいようにアレンジしてみてください。
ライラックMrs. GREEN APPLE


この曲を練習することでドラムを上達したいと考えている方にオススメなのがこの曲です。
アップテンポな上、登場するビートの種類も多く、非常に練習しがいのある曲といえるでしょう。
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏部分、Cメロと、それぞれの箇所でどんなビートが演奏されているのかをよく聴き、一つずつマスターしていきましょう。
また何小節にも渡ってスネアとタムを16分音符で行き来するようなフレーズもあり、さらにその部分が変拍子になっているなど、難関ポイントがたくさん。
しかし、やってやれないことはないと思いますので、まずはフレーズや曲の構成の理解を進め、その後にゆっくりなテンポから徐々に原曲のテンポに近づけていくといいですよ。
脱初心者を目指して気長に取り組んでみてください。
リンダ リンダTHE BLUE HEARTS


もし「テンポが速くてもいいからシンプルなビートをかっこよく叩ける曲に挑戦したい!」という初心者の方がいればオススメなのがこの曲です。
パンクの名曲らしく、ド直球なビートがかっこいいんですよね。
ただし、曲のBPMは200近くとかなりアップテンポな上、基本的には1曲全体を通して8分音符でハイハットかライドシンバルでリズムを刻むビートが続きます。
そのため初心者の方にとっては右手で8分音符を刻み続けることが大きな壁となるでしょう。
そこで取り組んでいただきたいのが、アップダウン奏法です。
ダウンストロークとアップストロークを交互におこなう奏法で、速いリズムをキレイに叩けるようになる上、余計な力を入れずに叩けるので長時間叩いても疲れにくくなるはずです。
そして初心者の方にとってもう一つの壁となりそうなのが、ハイハットのオープンとクローズ、そしてライドシンバルの使い分けなければいけないことです。
スティックのどの部分を使ってシンバルのどの部分を叩くといいのかを研究し、気持ちいい音が出せるように練習してみてください。