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オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲

オペラは楽劇や歌劇とも言われ、クラシックのなかでも総合舞台芸術と言われるジャンルです。

有名な曲の中には、トゥーランドットの『誰も寝てはならぬ』やカルメンの『闘牛士の歌』などがあり、オペラの内容を知らなくても曲だけは知っていた!

という方もきっと多いはず。

オペラは数多くの名曲を残しており、この曲を知っているとオペラを知れる入門的な楽曲をピックアップして紹介します。

オペラと聞くと難しそうと思われがちですが、実は日頃よりオペラの曲は流れていたり身近だったり、ストーリーや作曲者を知っていくと現代にも通じる面白い内容も多く、ぜひ皆さんにより知ってほしいと思いリストにしました。

ぜひ世界の名演とともに楽しんで頂けたらと思います。

オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲(11〜20)

オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」Giuseppe Verdi

佐野成宏 & 大村博美 ヴェルディ 椿姫 「乾杯の歌」 2007
オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」Giuseppe Verdi

華やかなワルツのリズムに乗せて、人生の儚さと愛の喜びを謳歌する楽曲です。

1853年3月に初演されたこの曲は、パリの社交界を舞台に、享楽的な雰囲気を見事に表現しています。

軽快なメロディーと、ソリストと合唱の掛け合いが絶妙に組み合わされており、聴く人の心をつかんで離しません。

結婚式のBGMや新年のコンサートなど、祝賀ムードを高める場面でよく使用されています。

クラシック音楽に興味はあるけれど、難しそうと感じている方にもおすすめの1曲です。

親しみやすいメロディーと、人生を謳歌する前向きな歌詞は、きっとあなたの心に響くはずです。

「ルスランとリュドミュラ」序曲Mikhail Glinka

とても華やかなオペラの名曲です。

ミハイル・グリンカはロシアの国民楽派を作曲家のひとりです。

「ルスランとリュドミュラ」はメルヘン・オペラのひとつで、ロシア民謡の特徴が混じっています。

グリンカが活躍した19世紀には「民族主義」という考えが台頭し、帝国主義を広げるヨーロッパ中心地に対して、周辺の地域が自国文化を守ろうとしたことが大きなきっかけとなっています。

オーケストラがトッティで冒頭を演奏し、弦楽器パートが駆け上がるようなパッセージを演奏します。

木管が追いかけるようにフレーズをつなぎ、弦楽器も歌い上げ、全曲を通して疾走感がある曲です。

楽譜を見るとどのパートも各フレーズをつなぐように書かれており、聴く分には楽しい曲ですが、演奏する側は結構必死だったりします。

見事弾ききったオーケストラには思わずブラボーと言いたくなりますね。

オペラ『ワルキューレ』より第3幕「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

【400万回再生】ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)
オペラ『ワルキューレ』より第3幕「ワルキューレの騎行」Richard Wagner

『ヴァルキューレの騎行』とも言われるリヒャルト・ワーグナーの曲では有名な曲です。

後期ロマン派最大のオペラ作曲家と言えば、ドイツのワーグナーで、ワーグナーは、演劇と文学と音楽を統合する総合芸術を目指しました。

「ニーベルングの指環」の中に含まれるこの曲は、第3幕の序盤で演奏され、ブリュンヒルデを含むワルキューレたちが戦場で戦士の魂を集める様子を描いています。

すぐに幕が開き、音楽に乗って8人のヴァルキューレたちが声を上げながら岩山に集まってきます。

木管楽器のトレモロと弦楽器の駆け上がりがテンションを上げ、ホルンとトランペットがあの有名な旋律を演奏します。

オーケストラで演奏する側もテンションが上がっていく曲です。

喜歌劇「メリーウィドウ」セレクションFranz Lehar

喜歌劇「メリーウィドウ」セレクション The Merry Widow Selections/フランツ・レハール(鈴木英史) 【立命館大学応援団吹奏楽部】
喜歌劇「メリーウィドウ」セレクションFranz Lehar

フランツ・レハールの代表作から選りすぐりの名曲を吹奏楽用にアレンジした楽曲集です。

「ヴィリアの歌」や「メリー・ウィドウ・ワルツ」など、美しいメロディーがちりばめられています。

物語の展開に合わせて、恋愛や喜びが表現されており、聴く人の心をつかんでいきます。

華やかなワルツのリズムや、情感が豊かなアリアが印象的で、オペレッタの魅力が詰まっています。

オペラやオペレッタに興味のある方はもちろん、クラシック音楽入門としてもおすすめです。

1905年12月に初演され、30万回以上上演された名作の世界を、ぜひ吹奏楽の音色でお楽しみください。

オペラ『アイーダ』より「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi

東急ジルベスターコンサート2018-2019 カウントダウン 歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」
オペラ『アイーダ』より「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi

壮大なファンファーレで始まるこの曲は、エジプト軍の勝利を祝う華やかな場面で演奏されます。

特注のアイーダトランペットが使用され、勝利の喜びと栄光を象徴的に表現しています。

エジプトの民衆や司祭たちが神々に感謝し、勝利を祝う歌詞が印象的です。

しかし、華やかな祝賀の裏には主要人物たちの内面的な葛藤が潜んでおり、オペラ全体のテーマである「愛と忠誠の葛藤」を象徴的に表現しています。

壮大な音楽と深いテーマ性により、多くの人々に愛され続けている本作は、クラシック音楽ファンはもちろん、オペラ初心者の方にもおすすめの1曲です。

オペラ『フィガロの結婚』より「序曲」Wolfgang Amadeus Mozart

オペラの幕開けを飾る名曲で、軽快で華やかな雰囲気が特徴です。

ニ長調の明るい調性と、弦楽器と木管楽器の軽やかなやり取りが印象的です。

短い時間の中で多彩な表情を見せる点も魅力的ですね。

オペラ全体の喜劇的で活気に満ちた性格を反映しており、これから始まる物語への期待感を高めてくれます。

1786年5月1日にウィーンのブルク劇場で初演されたこの曲は、今でも世界中のコンサートで演奏される人気曲です。

クラシック音楽に興味はあるけれど、まだなじみが薄い方にもおすすめできる1曲ですよ。

オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲(21〜30)

ハバネラGeorges Bizet

ビゼー《カルメン》「ハバネラ」マリア・カラス
ハバネラGeorges Bizet

グノーらが発展させたフランス・オペラは、ビゼーの「カルメン」によって新境地を開きます。

ハバネラは、カルメンの中の1曲です。

歌以外のセリフを含むフランスのオペラの一形態を「オペラ・コミック」と言いますが、カルメンはそのひとつです。