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オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲

オペラは楽劇や歌劇とも言われ、クラシックのなかでも総合舞台芸術と言われるジャンルです。

有名な曲の中には、トゥーランドットの『誰も寝てはならぬ』やカルメンの『闘牛士の歌』などがあり、オペラの内容を知らなくても曲だけは知っていた!

という方もきっと多いはず。

オペラは数多くの名曲を残しており、この曲を知っているとオペラを知れる入門的な楽曲をピックアップして紹介します。

オペラと聞くと難しそうと思われがちですが、実は日頃よりオペラの曲は流れていたり身近だったり、ストーリーや作曲者を知っていくと現代にも通じる面白い内容も多く、ぜひ皆さんにより知ってほしいと思いリストにしました。

ぜひ世界の名演とともに楽しんで頂けたらと思います。

オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲(31〜40)

「エフゲニー・オネーギン」よりワルツPyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」より”ワルツ”|オペラ・歌劇【フルオーケストラ演奏】ボローニャ歌劇場フィルハーモニー[吉田裕史指揮]
「エフゲニー・オネーギン」よりワルツPyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーもロシアの作曲家です。

バレエ「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」「交響曲第6番」などが有名ですが、オペラ作品も数多く手がけました。

「エフゲニー・オネーギン」は、チャイコフスキーが作曲したオペラの中で、もっとも上演機会が多い作品です。

衣装をつけろRuggero Leoncavallo

レオンカヴァッロ 《道化師》「衣装をつけろ」フランコ・コレッリ
衣装をつけろRuggero Leoncavallo

レオンカヴァッロはイタリアナポリのオペラ作曲家です。

ナポリの音楽学校で学んだあと作曲家になりました。

この曲が入っているオペラ「道化師」が代表的な作品です。

他にも台本作家としても多くの作品を残しましたが、ヒットしたオペラは「道化師」だけでした。

亡くなった母をUmberto Giordano

ジョルダーノ 《アンドレア・シェニエ》 「亡くなった母を」 マリア・カラス
亡くなった母をUmberto Giordano

ジョルダーノという名の有名人は数多くいますが、オペラ作曲家であるのはウンベルト・ジョルダーノの事です。

ウンベルト・ジョルダーノもヴェリズモ(現実主義)オペラの書き手でした。

彼の最大の成功作が「アンドレア・シェニエ」で、同名の詩人の生涯を描いています。

「スペインの時」序曲Maurice Ravel

Ravel: L’heure espagnole – Introduction (Berlin Philharmonic Orchestra, Lorin Maazel)
「スペインの時」序曲Maurice Ravel

フランス印象派音楽の作曲家モーリス・ラヴェルは、サティやドビュッシーと並んで有名な作曲家です。

ラヴェルが作曲したオペラ作品「スペインの時」は、上演時間が1時間にも満たない1幕劇で、喜劇的要素が強い作品です。

「ばらの騎士」より”三重奏”Richard Strauss

シュトラウス《ばらの騎士》「三重唱」 ベーム指揮
「ばらの騎士」より"三重奏"Richard Strauss

クラシックの作曲家には、シュトラウスという名の有名作曲家が何人もいますが、オペラ「ばらの騎士」はリヒャルト・シュトラウスという、ドイツ後期ロマン派の時代に活躍した作曲家の作品です。

このオペラ「ばらの騎士」はメルヘン・オペラの名作のひとつとして知られています。

オペラ初心者におすすめの名曲。おすすめのオペラの曲(41〜50)

「青髭公の城」より”第五の扉”Bartók Béla

Bartók: Bluebeard’s Castle, Sz. 48 (Op. 11) : Door 5. “Ah!” “Lásdez az én birodalmam”
「青髭公の城」より"第五の扉"Bartók Béla

近現代のオペラの傑作のひとつが、バルトークが作曲した「青髭公の城」です。

民族音楽研究家でもあり、またすぐれた音楽を数多く残したバルトークですが、オペラはこのひとつしか書いていません。

たった一曲しか作っていないオペラが大傑作と評されました。

「こうもり」序曲Johann Strauss

ヨハンシュトラウス/歌劇(こうもり)序曲/ベルリンフィルハーモニー
「こうもり」序曲Johann Strauss

「ワルツの父」と呼ばれるヨハン・シュトラウスを頂点とした音楽一家であるシュトラウス家は、多くの音楽家を輩出しました。

「ワルツの父」ヨハンの息子もヨハンという名で、彼は「ワルツの王」と呼ばれました。

「ヨハン・シュトラウス」という場合は、この息子の方を指します。

おわりに

いかがだったでしょうか。

曲だけ知っていて、改めて聞くとこのオペラのこの部分だったのかと知れて面白いですよね。

音楽だけ聴くとゲームや映画音楽のような劇伴音楽というのも分かり、当時ゲームも映画もテレビもなかった時代はこうして人間が舞台を作り、生の演技で壮大なストーリーを楽しんでいて今に名作として残っています。

名曲の前後から聞くとより背景がわかって曲の感動具合も変わるかと思います。

ほとんどのオペラはドイツ語かイタリア語などでなかなか日本人にはすっと入ることは少ないと思いますが、訳詞を見ながらオペラを聴くと深くその世界に入れるので、ぜひ訳詞を見ながら曲も聞いていただけたらと思います。

紹介している曲は数多くあるオペラの一握りです。

お気に入りのオペラを見つけて今後もクラシックの総合芸術の世界を楽しんで頂けたら幸いです。

ご視聴ありがとうございました。