【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】
1990年代後半のエレクトロニックミュージックシーンに大きな影響を与えたビッグビート。
ロックやヒップホップのエッセンスを取り入れ、高速なビートとダイナミックなサウンドで世界中のダンスフロアを熱狂させました。
歪んだベースライン、ブレイクビーツ、サンプリングを駆使した独特のサウンドは、今なお多くのアーティストに影響を与え続けています。
この記事では、ビッグビートの魅力と、ジャンルを代表する楽曲をご紹介します。
懐かしい90年代のクラブミュージックを振り返りながら、その革新的なサウンドの世界に浸ってみませんか?
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【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】(1〜10)
Block Rockin’ BeatsThe Chemical Brothers

ビッグビートの代表的な存在であり、90年代以降のダンス・ミュージック界を牽引するザ・ケミカル・ブラザーズ。
彼らのサウンドは、ヒップホップやロックを飲み込んだ攻撃的なエレクトロ・ビートが特徴です。
名盤「Dig Your Own Hole」からシングルカットされた本作は、まさにその真骨頂。
歪んだベースラインと強烈なドラムが炸裂し、「また街を揺らすビートで戻ってきた」と高らかに宣言するようなボーカルが、聴く者のアドレナリンを刺激します。
1997年3月に公開されたこの作品は、全英チャート1位を記録し、1998年にはグラミー賞まで受賞しました。
映画『Charlie’s Angels: Full Throttle』にも起用された、ロック的なダイナミズムと強じんなグルーヴが融合したトラックは、理屈抜きで盛り上がりたいという方の耳にも必ずや届くはず!
Chemical BeatsThe Dust Brothers

ビッグビートというジャンルが生まれる以前に、そのサウンドを定義づけた画期的な一曲です。
手掛けたのは、今や英国ダンスシーンの重鎮であるケミカル・ブラザーズ。
彼らは活動初期、アメリカのプロデューサーデュオと同じダスト・ブラザーズを名乗っていました。
本作は、高速のブレイクビーツと地を這うような歪んだベースラインが融合した、まさにロックのダイナミズムを体現したサウンド。
1994年にEP『Fourteenth Century Sky』で公開され、翌1995年の名盤『Exit Planet Dust』にも収録されました。
近未来レースゲーム『Wipeout』に起用されたことで、その攻撃的なグルーヴはクラブの外にも届いたのですね。
何も考えずに音に没頭したいという方にもぴったりはまるはず。
ロック好きの耳にも必ずや届く強烈なビートを堪能してみてください!
We Have ExplosiveThe Future Sound of London

テクノロジーとメロディという対照的な才能を掛け合わせる電子音楽デュオ、ザ・フューチャー・サウンド・オブ・ロンドン。
アンビエントからIDMまで常に実験的な姿勢を貫く彼らですが、ビッグビートの記事ということで、1996年の名盤『Dead Cities』に収録された一曲をぜひ聴いてもらいたいです。
本作はRun-D.M.C.のサンプリングを大胆に使い、ヒップホップの攻撃性とロック的なギターリフが激しくぶつかり合う、まさに爆発的なエネルギーを秘めたトラックなのですね。
このクールでハードなサウンドは、人気ゲーム『wipE’out 2097』や映画『Mortal Kombat Annihilation』にも起用され、UKシングルチャートで12位を記録。
その破壊的なビートと歪んだベースラインは、ロック好きの心も確実に掴むはずです!
【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】(11〜20)
Don’t Falter (feat. Lauren Laverne)Mint Royale

マンチェスター出身の電子音楽ユニットで、祝祭感のあるポップなサウンドで知られるのがミント・ロワイヤルです。
彼らの初期の代表作であり、元ケニッキーのローレン・ラヴァーンさんをボーカルに迎えた作品は、ビッグビートの枠を超えた輝きを放っています。
力強いブレイクビーツにきらびやかなストリングスと軽快なギターが絡み合うサウンドは、ヒットする要素満載といったところ。
ためらわずに前へ進もうとする強い意志を、彼女の透明感あふれる歌声が真っ直ぐに届けてくれます。
2000年1月に公開されたこの楽曲は、アルバム『On the Ropes』からのシングルでUKチャート15位を記録。
ロック好きも心を掴まれる、高揚感に満ちたナンバーですから、ぜひ聴いてみてください!
A Little Less Conversation (Elvis vs JXL)Jackie XL

Junkie XL(ジャンキーエックスエル)は、オランダ・リヒテンフォールデ出身のミュージシャンであるTom Holkenborg(トム・ホーケンバーグ)によるソロプロジェクトです。
ロックとダンスのクロスオーバージャンルにおけるDJ/プロデューサーであり、1990年代のビッグビートのムーブメントで活躍した一人です。
多くの有名アーティストのリミックスを手がけてきたり、ゲーム音楽やテレビCM製作に携わったり、ここ数年は映画のサウンドトラックを製作し、楽曲を提供しています。
1994年にロックバンドのメンバーとしてオランダ国内でデビューし、その後、音楽プロデューサー業へ転進し、1998年にあアメリカのカリフォルニア州へ拠点を移した後にソロワークをスタートしています。
2002年にElvis PreslyのA little less concesationが世界でヒットし、2003年リリースの3rdアルバムのRadio JXL~A Broadcast From the Computer Hell Cabinが話題となりました。
Stop the RockApollo 440

Apollo 440(アポロフォーフォーティー)は、1990年にイギリス・リバプールで結成されたバンドです。
バンド名は、ギリシャ神話のアポロとコンサートのピッチの頻度 .440HzのA音(A440とも表記される)、Sequential Circuitsサンプラー/シーケンサー、スタジオ440などからきています。
ロンドンのCamden地区に移り住んだ後、1994年にMillennium Feverでデビューし、1995年にStealth Sonic Recordingsレーベルでリリースしています。
KrupaやTalkin “bout Dubがヒットし、注目されるようになりました。
現在はロンドンのイズリントンに拠点を移しています。
1998年リリースのシングル Lost in Spaceは、UKチャートNo.4となっています。
Stop the Rockは1999年にリリースされたGettin’ High on Your Own Supplyからのシングルです。
AbsurdFluke

1988年に結成された英国のグループ、フルークは、特定のジャンルに縛られない多彩なエレクトロ・ミュージックで玄人筋から高い評価を得ています。
1997年リリースの名盤『Risotto』のオープニングを飾る一曲は、まさにビッグビートの真骨頂と言えるでしょう。
タイトルが示す「不条理」を音で体現したかのような、歪んだベースと叩きつけるブレイクビーツがとにかく強烈です。
理屈や常識を木っ端みじんに吹き飛ばす、この圧倒的なエネルギーはロックファンにもたまらないはず。
UKシングルチャートで25位を記録し、映画『Sin City』の印象的なシーンやスポーツ番組のテーマ曲にも起用されました。
アドレナリン全開になりたい時に聴けば、気分が上がること間違いなしのクールで攻撃的なナンバーですね。





