【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】
1990年代後半のエレクトロニックミュージックシーンに大きな影響を与えたビッグビート。
ロックやヒップホップのエッセンスを取り入れ、高速なビートとダイナミックなサウンドで世界中のダンスフロアを熱狂させました。
歪んだベースライン、ブレイクビーツ、サンプリングを駆使した独特のサウンドは、今なお多くのアーティストに影響を与え続けています。
この記事では、ビッグビートの魅力と、ジャンルを代表する楽曲をご紹介します。
懐かしい90年代のクラブミュージックを振り返りながら、その革新的なサウンドの世界に浸ってみませんか?
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【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】(1〜10)
The Private Psychedelic ReelThe Chemical Brothers

90年代ビッグビートを代表する存在であり、ダンス・ミュージック界の重鎮ザ・ケミカル・ブラザーズ。
彼らの1997年発売のセカンド・アルバム『Dig Your Own Hole』の最後を飾る一曲は、まさにジャンルの垣根を越えた傑作といったところ。
9分を超える本作は、ビッグビートの骨格にサイケデリアの酩酊感を注入した壮大な音の旅で、マーキュリー・レヴのメンバーが参加していることでも知られています。
執拗に繰り返されるビートの上で、シタール風のフレーズやクラリネットが妖しく渦を巻くのですね。
後半、すべてが一体となり爆発するカタルシスは、ロック的なダイナミズムを求めるリスナーにも突き刺さるはず。
理屈抜きで音の洪水に身を委ねたい時に、この圧倒的な音響体験に浸ってみてはいかがでしょうか。
Don’t Falter (feat. Lauren Laverne)Mint Royale

マンチェスター出身の電子音楽ユニットで、祝祭感のあるポップなサウンドで知られるのがミント・ロワイヤルです。
彼らの初期の代表作であり、元ケニッキーのローレン・ラヴァーンさんをボーカルに迎えた作品は、ビッグビートの枠を超えた輝きを放っています。
力強いブレイクビーツにきらびやかなストリングスと軽快なギターが絡み合うサウンドは、ヒットする要素満載といったところ。
ためらわずに前へ進もうとする強い意志を、彼女の透明感あふれる歌声が真っ直ぐに届けてくれます。
2000年1月に公開されたこの楽曲は、アルバム『On the Ropes』からのシングルでUKチャート15位を記録。
ロック好きも心を掴まれる、高揚感に満ちたナンバーですから、ぜひ聴いてみてください!
Block Rockin’ BeatsThe Chemical Brothers

ビッグビートの代表的な存在であり、90年代以降のダンス・ミュージック界を牽引するザ・ケミカル・ブラザーズ。
彼らのサウンドは、ヒップホップやロックを飲み込んだ攻撃的なエレクトロ・ビートが特徴です。
名盤「Dig Your Own Hole」からシングルカットされた本作は、まさにその真骨頂。
歪んだベースラインと強烈なドラムが炸裂し、「また街を揺らすビートで戻ってきた」と高らかに宣言するようなボーカルが、聴く者のアドレナリンを刺激します。
1997年3月に公開されたこの作品は、全英チャート1位を記録し、1998年にはグラミー賞まで受賞しました。
映画『Charlie’s Angels: Full Throttle』にも起用された、ロック的なダイナミズムと強じんなグルーヴが融合したトラックは、理屈抜きで盛り上がりたいという方の耳にも必ずや届くはず!
【洋楽】ビッグビートの代表的な名曲まとめ【ロック好きにも】(11〜20)
The Funk PhenomenaArmand Van Helden

ハウスやスピード・ガラージュなど幅広い音楽性で知られるプロデューサー、アーマンド・ヴァン・ヘルデンさん。
彼の作品のなかでも、ビッグビートの初期衝動を体感したい方にオススメしたいのが、こちらの作品です。
ヒップホップのタフな質感とハウスの躍動感を融合させ、そこに強烈なファンクのエッセンスを加えたサウンドは、フロアに「現象」を巻き起こすかのよう。
サンプリングを巧みに重ねたダーティな構成は、理屈抜きで体を揺さぶるグルーヴに満ちています。
1996年10月発売のデビュー盤『Old School Junkies: The Album』に収録された本作は、カナダのダンスチャートで1位を獲得。
歪んだベースと高速ブレイクビーツが炸裂するサウンドは、ロック好きの心も掴むこと間違いなしでしょう。
B–Boy Stance (featuring Tenor Fly)Freestylers

90年代ビッグビートを代表するフリースタイラーズ。
彼らのこの曲は、ゴリゴリのブレイクビートにラガMCのシャウトが乗る激アツな一曲ですよね。
曲の雰囲気は「ストリートの矜持」といった感じでしょうか。
B-Boyのタフな「構え」をテーマに、聴く者の闘争心を煽るようなサウンドにまとめられています。
本作は1998年1月にシングルとして発売され、デビュー・アルバム『We Rock Hard』にも収録。
UKチャートで23位を記録したことからも、当時の熱狂が伝わります。
フランス映画『The Dancer』のサントラにも起用されているんですよ。
歪んだベースとパワフルなビートは、ロック好きが聴いても間違いなくハマるでしょう!
BattleflagLo Fidelity Allstars

1990年代後半にブームとなったアシッドハウスの後継者とも呼ばれたバンドが、1996年に結成されたローフィディリティ・オールスターズです。
ファンクやヒップホップ、パンクの要素を貪欲に飲み込んだ彼らのサウンドは、ロック・サイドからクラブ・ミュージックに接近したような音楽性と言えるでしょう。
1998年リリースの名盤『How to Operate with a Blown Mind』に収録されたこの楽曲は、ワシントン州のバンドPigeonhedの楽曲をリミックスしたものです。
歪んだボーカルと地を這うようなベースラインが、聴く者の内なる闘争心に火をつけ、まさに「戦いの旗」を掲げさせるかのような力強さに満ちています。
アメリカのモダンロックチャートで6位を記録し、映画『ミーン・マシーン』やドラマ『ER』など数々の作品で起用されました。
ロックが持つ衝動とダンスミュージックの高揚感を味わいたい方にこそ聴いてほしいナンバーです。
Right Here, Right NowFatboy Slim

Fatboyslim(ファットボーイスリム)は、イギリス・ブルームリー出身のクラブDJ/プロデューサーであるNorman Cookのソロプロジェクト名の一つで、ビッグビートを代表するDJプレイの一人として知られています。
Pizzaman、The Mighty Dub Kats、Fried Funk Foodなどのさまざまなアーティスト名を使い分けていた頃、1995年にFatboy Slimと名乗るようになり、デビュー作 Santa Cruzのシングル、1stアルバムは1996年夏にリリース、ビッグビートムーブメントの1998年にリリースされた2ndアルバム You’ve Come A Long Way, Babyや2004年にリリースされた4thアルバム Palookavilleなどからのシングルカット曲がよく知られています。
ダンスミュージックとビッグビートをポップでキャッチーに取り入れた選曲が絶妙であり、ブライトンビーチで行われた2002年7月13日のライブは、25万人のオーディエンスが集まる規模となり伝説となっています。





