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カフェのBGMに!おしゃれなボサノバ名曲まとめ【2025】

スタイリッシュなカフェで流れる心地良い音楽に、ふと耳を傾けたことはありませんか?

会話も邪魔しない、でも空気感をグッと高めてくれる。

そんな魔法のような効果を持つのが、ボサノバの名曲たち。

ゆったりとしたリズムとメロディ、そしてブラジルの温かな陽光を感じさせるサウンドは、まさにカフェのBGMに最適です。

今回は、おしゃれなカフェで実際に使用されている人気の曲から、心落ち着く癒やしの一曲まで、カフェのBGMにぴったりなボサノバを定番の名曲はもちろんボサノバに影響を受けた最新の注目曲までご紹介します。

気分を上げたい時、ゆっくりとした時間を過ごしたい時に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

カフェのBGMに!おしゃれなボサノバ名曲まとめ【2025】(1〜10)

Le Poisson Des Mers Du SudISABELLE ANTENA

フランス生まれのシンガー、イザベル・アンテナさん。

エレクトロにボサノバの心地よさを掛け合わせた独自のスタイルで、特に日本で根強い人気を誇るアーティストですね。

そんな彼女の作品のなかでも、カフェタイムにオススメしたいのが、こちらの甘く洗練された一曲。

ささやくような歌声と軽やかなジャズの音色が溶け合い、まるで南の海をゆらゆらと漂うような、夢見心地な気分にさせてくれます。

本作が収録されたアルバム『Hoping for Love』は1987年に発売され、同年の東京音楽祭で彼女は最優秀海外女性歌手に選ばれました。

忙しい日常を忘れて穏やかな時間を過ごしたい方は、ぜひともチェックしてみてくださいね!

Something BigBurt Bacharach

これから始まる「何か大きなこと」を予感させる、希望に満ちたサウンドが魅力的な作品です。

手がけたのは、20世紀のポピュラー音楽シーンで最も影響力のある作曲家の一人、バート・バカラックさん。

本作は、1973年に発表された彼自身のソロ・アルバム『Living Together』の冒頭を飾るナンバーとして知られています。

ボサノバはもちろんジャズやクラシックの要素を巧みに取り入れた豊かなハーモニーと、繊細で美しいメロディーラインが溶け合い、きらびやかで高揚感のある楽曲に仕上がっていますよ。

会話を邪魔せず、それでいて空間をぐっとおしゃれに彩るこの楽曲は、まさにカフェでのBGMに最適と言えるでしょう。

気分を上げて特別な時間を過ごしたいという方は、ぜひ聴いてみてください。

In A Manner Of SpeakingNouvelle Vague

Nouvelle Vague – In A Manner Of Speaking (Full Track)
In A Manner Of SpeakingNouvelle Vague

ポストパンクの名曲をボサノヴァで再構築するという、ユニークな視点で知られるフランスの音楽集団、ヌーヴェル・ヴァーグ。

彼らは起用する女性ボーカルに原曲をあえて聴かせず、先入観のない新鮮な魅力を引き出す手法で知られています。

本作は、タキシードムーンの楽曲をカバーしたもので、原曲の持つ緊張感をカミーユさんのアンニュイなささやき声とアコースティックギターの音色で、切なくも温かい「しゃれた味わい」のサウンドに仕立て上げていますよね。

「言ってみれば」というタイトル通り、言葉にしきれない繊細な心の機微が、聴く人の心にそっと寄り添ってくれるようです。

2004年5月に公開された記念すべきデビュー・アルバム『Nouvelle Vague』に収録されており、映画『In Time』などにも起用されています。

一人静かに過ごす休日の午後や、大切な人との会話を彩るBGMとしても素晴らしい効果をもたらしてくれますよ。

カフェのBGMに!おしゃれなボサノバ名曲まとめ【2025】(11〜20)

Blame It on the Bossa NovaEydie Gormie

恋に落ちた高揚感を、すべてダンスのせいにしてしまうチャーミングな歌詞が魅力的なポップ・ナンバーです!

歌っているのは、英語圏のポップスと本格的なラテン・ボレロを見事に歌い分けたイーディ・ゴーメさん。

本作は、恋人と踊るうちに魔法にかかったように恋が芽生え、その甘い責任を流行のボサノヴァに押し付けてしまう、という物語が描かれているのですね。

1963年1月当時にリリースされた楽曲で、Billboard Hot 100で最高7位を記録する彼女のキャリア最大のヒットとなりました。

名盤『Blame It on the Bossa Nova』に収録されており、映画『Mermaids』などでも印象的に使用されています。

気分を明るくしたい午後のひとときにぴったりの一曲と言えましょう。

I Like to Wear Soft Clothing (Cause It Makes Me Feel Like I’m Rough, in Comparison)Bill Wurtz

i like to wear soft clothing (cause it makes me feel like i’m rough in comparison)
I Like to Wear Soft Clothing (Cause It Makes Me Feel Like I'm Rough, in Comparison)Bill Wurtz

ジャズやファンクを独自に解釈したサウンドで注目されるビル・ワーツさん。

音楽家でありながら映像作家でもある彼は、2016年にShorty Awardsを受賞した経歴の持ち主です。

今回紹介する作品は、そんな彼が2022年8月に公開したものです。

柔らかい服を着ることで、比較によって自分がタフに感じられる、という少しひねくれた自己肯定がテーマ。

この屈折した感情が、軽快なボサノバ~スムースジャズ風のトラックに乗ることで、不思議と魅力的なんですよね。

彼の作品に一貫する、明るい曲調で少し影のある内容を歌うスタイルが存分に発揮された本作。

心地よい鍵盤の音色は、カフェのBGMとしても空間をおしゃれに演出してくれるはずです。

DesafinadoStan Getz & Joao Gilberto

ジャズ・ミュージックにボサノバの要素を持ち込み、一大ブームを巻き起こしたスタン・ゲッツ & ジョアン・ジルベルト。

彼らが1964年に制作した歴史的名盤『Getz/Gilberto』には、カフェで流れる音楽の定番が詰まっていますね。

「音痴」を意味するタイトルが付けられたこの楽曲は、当時まだ新しかったボサノヴァへの批判にウィットで応えた一曲と言われています。

ささやくような歌声とギターに、クールでリリカルなサックスが寄り添うサウンドは、まさに大人のための時間。

本作が収録されたアルバムは1965年のグラミー賞で年間最優秀アルバムを受賞し、その評価を不動のものにしました。

映画『ミニオンズ フィーバー』でカバーされるなど、世代を超えて愛され続けているのも納得です。

おしゃれな空間でじっくりと耳を傾けたい名演ですね。

Chega De SaudadeTom Jobim

「もう、寂しいのはたくさんだ」という邦題でも知られるこちらの作品は、ボサノヴァというジャンルの幕開けを告げた歴史的な名曲です!

作曲は「ボサノヴァの父」アントニオ・カルロス・ジョビンさん、作詞は詩人のヴィニシウス・ヂ・モライスさんが手掛けました。

愛する人がいないことへの深い喪失感と、その悲しみに終わりを告げたいと願う切実な想いが歌われているのですね。

1958年7月にジョアン・ジルベルトさんのギターと歌で録音されたバージョンが大ヒットし、ボサノヴァのスタイルを確立させました。

この曲が収録された名盤『Chega de Saudade』は後にグラミー・ホール・オブ・フェイムにも選出されています。

切なくも温かい旋律は、一人の時間を過ごすカフェのBGMとして心地よく空間を彩ってくれるでしょう。