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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

長い歴史の中で、さまざまな音楽家が作ってきたクラシック音楽。

美しい旋律に心がやすらぐものから壮大なスケールに圧倒されるものまで、実にバラエティに富んでいます。

あまりの多さに「聴いてみたいけれど、何から聴けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたに「まずはコレ!」とオススメしたいものをピックアップしました。

時代を越えて愛され続けるクラシック音楽の世界を、しばしご堪能ください。

クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(11〜20)

練習曲第3番「別れの曲」Frederic Chopin

冒頭の旋律は、誰もが一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?

1934年のショパンの生涯を描いたドイツ映画『別れの曲』でこの曲が使われていたため、日本では「別れの曲」の名で親しまれています。

この曲が書かれた頃、ショパンは故郷のポーランドを離れパリへと拠点を移しています。

この曲には「パリでの成功を夢見る心情」と「田舎を懐かしむ心情」が写し出されているのかもしれませんね。

歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」Giacomo Puccini

プッチーニ《トゥーランドット》「誰も寝てはならぬ」 デル・モナコ(1)
歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」Giacomo Puccini

プッチーニが作曲した最後のオペラである『トゥーランドット』。

美しく冷酷な姫トゥーランドットと結婚するには3つの謎を解くことが必要でしたが、謎が解けない場合には首をはねられてしまう決まりがありました。

そのトゥーランドット恋をしたダッタン国の王子カラフは見事謎を解き、二人は結ばれると言う物語です。

この「誰も寝てはならぬ」は第3幕にて、カラフが勝利を確信しながら歌い上げます。

オペラの代名詞的存在となっており、テレビなどでも度々流れています。

交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven

◆ベートーヴェン 交響曲 第5番 【運命】 カラヤン指揮 ベルリンフィル◆ Beethoven Symphony No.5 Karajan BPO 1981 in Japan◆
交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven

ベートーベンの『運命』と言ったら、誰もが冒頭の「ジャジャジャジャーン」を思い浮かべるのではないでしょうか?

この「運命」というタイトルは、ベートーベンがこの冒頭の旋律について「運命は、こう扉をたたく」と語ったと、弟子のシンドラーが伝えたことに由来すると言われています。

この旋律は「運命のモチーフ」とも呼ばれ、この曲中のいたる所で出てきます。

ぜひ探しながら聞いてみてください。

水の戯れMaurice Ravel

Sviatoslav Richter – Ravel – Jeux d’eau
水の戯れMaurice Ravel

20世紀初頭のフランスに興った、気分や雰囲気の表現に比重を置いた音楽様式である印象主義音楽の代表的な作曲家の1人であるモーリス・ラヴェル。

楽譜冒頭にはアンリ・ド・レニエの詩「水の祭典」から引用した「水にくすぐられてほほえむ河の神……」というテキストが添えられており、ラヴェルはこの曲で光の加減とともに変化する水の色彩と音響を表現しています。

淡々と進む8分音符の動きとソナタ形式の原則によって水の戯れを制御する噴水の規則的なリズムと形式性を表しており、厳密な調性進行とは異なる和声が変幻自在な水の色彩、音響を見事に再現しています。

8つの演奏会用のエチュードより「3.トッカーティナ」Nikolai Kapustin

20世紀に活躍したウクライナの作曲家であるカプースチン。

この曲は『8つの演奏会用のエチュード』は、8曲全体で一続きの作品となるように調性の配置などが考えられており、各曲にはロシア語でタイトルがつけられました。

「トッカティーナ」とは小さなトッカータ、つまり即興曲と言う意味で、歯切れの良いリズミックな曲です。

ジャズの語法であるスウィングやブギウギ、ロックやラテンのリズムの使用など、これまでのクラシック音楽ではなじみのなかった要素がちりばめられていて、聴く人を飽きさせない格好いい1曲です!