【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(46〜50)
limbo椎乃味醂

激しく、怪しく、ダークなサウンドに耳と頭がやられてしまいます。
ボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2023年8月に公開されました。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』への収録曲としても注目を集めています。
一度ハマると抜け出せなくなる、独特な音像と曲展開がめちゃくちゃクール。
曲途中にはポエトリーリーディングになるパートも登場します。
現代社会の複雑さや情報過多による生活の質の低下を描いた歌詞ですが、しかし共感できる方は多いでしょう。
心の奥底に溜まったモヤモヤを吐き出したいとき、ぜひ。
ポータルByuu yokono

どこか不思議な魅力を放つ音楽世界に引き込まれてみませんか。
yuu yokonoさんがプロデュースした本作は、2024年3月に発表された楽曲。
Synthesizer V AIを駆使して生み出された、Poppin’Partyの戸山香澄の歌声が印象的です。
役割を終えた後の空虚感や、日常に対する違和感を歌った歌詞が心に刺さります。
轟音や異臭に包まれながらも、未来への願望を感じさせる曲調。
BanG Dream!プロジェクトの一環として制作された本作は、ボカロシーンの新たな可能性を感じさせてくれます。
音楽とテクノロジーの融合に興味のある方にぜひ聴いてほしい1曲です。
OREMO UTAUアボガド6

浮遊感のある音像とロボティックな歌声が印象的な楽曲です。
アボガド6さんが手がけた本作は、2024年9月にリリースされたナンバー。
自作のUTAU音源「カロガド」を使用し、音楽や映像、調声までアボガド6さんが担当しています。
五十音のうち一文字ずつをピックアップしながら構成された歌詞など、音声合成の可能性を探る実験的な作品に仕上がっています。
新しい音楽表現を求めている方にオススメです。
愛 罠 be ジャンキーDYES IWASAKI

魅惑的な歌声に引き込まれる、ダークでセクシーなエレクトロスウィングです。
DYES IWASAKIさんが2024年3月に発表した本作。
甘美な旋律と中毒性のあるリズムに乗せて、恋愛の危険な魅力を探求しています。
歌詞は自信に満ちた女性が男性を翻弄する様子を描き、愛を麻薬に例えた比喩が印象的。
宝鐘マリンさんとのコラボバージョンもあり、2つの魅力的な声で楽しめます。
夜のドライブや、大人の雰囲気漂う場所でぜひ聴いてみてください。
パイロマニアいめ44

疾走感のあるロックナンバーなのに、聴いていると胸中に渦巻くのは物悲しさ。
『ギターヒーローになりたいいめちゃん』などのヒット作で知られるボカロP、いめ44さんの楽曲で、2024年4月に公開されました。
『パイロマニア』とは「放火狂」という意味で、歌詞に投影されているのはその主人公の思い。
「そうせずにはいられない」というのは一途であり、狂気的な感情なんですね。
海外ボカロファンからの支持も厚い人気作品です。
おわりに
ハイセンスなボカロ曲MV特集でした。
どれもこれもずっと観ていたくなるものばかりだったと思います。
プロによって作られたMVもありましたが、作曲者自身で手がけている作品も多数。
音楽も映像も自分で……ボカロPには多才な人が多い気がしますね。
もしあなたのオススメなボカロMVがありましたら、ぜひとも教えてください。