【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(31〜40)
lapse..呼吸を吐いてadomiori

曲に合わせて息を吐いて、深く吸い込みたくなる作品です。
adomioriさんが2025年2月に発表したこの曲は、初音ミクの透明感ある歌声と繊細な電子サウンドで幻想的な世界を創り出しています。
デジタルな質感の中にただよう孤独感と、思いを抱えながら前に進もうとする意志が、聴き手の心に寄り添います。
EP『departure EP (feat. 初音ミク)』に収録された本作。
日々の重圧から一瞬でも解放されたいとき、あるいは自分と向き合う静かな時間が欲しいときに、この曲の優しい旋律があなたの心を包み込んでくれるでしょう。
甘天モリナガハナクソ

緊張感のある曲調が印象的な『甘天』はモリナガハナクソさんが2025年2月に発表した作品。
浅薄な表現や流行に流されることへの警鐘を鳴らしつつ、自分らしく生きることの大切さを説く、独特な世界観が展開されます。
初音ミクのハイスピードなラップと実験的なサウンドスケープに引き込まれるんですよね。
思考を巡らせたい夜、こちらを聴いてみてはいかがでしょうか。
CAMPAIGNRSohbana

クールかつキャッチーな楽曲に仕上がっています。
ボカロP、Sohbanaさんによる本作で、2024年3月にリリースされました。
ネット広告文化をテーマにした歌詞が特徴的で、皮肉と毒が効いた表現が随所に。
現代社会の情報消費に警鐘を鳴らしているようです。
重音テトと花隈千冬の掛け合いも魅力的。
サウンドはロックテイストをベースに、エレクトロニックな要素も取り入れられています。
広告や情報過多に疑問を感じている人にぴったり。
耳で楽しむだけでなく、歌詞の内容をじっくり味わってみてください。
▙▒▒FILEIN

他にはない構成とストーリー性で注目を集めている『▙▒▒』。
正しいタイトルの読み方は「ゆめ」だそうですよ。
こちらはプロフィールの多くが謎に包まれているボカロP、FILEINさんが投稿した作品です。
イントロはセリフを読み上げるような構成で、そこから少しづつメロディーが加速していきます。
そして歌詞の一部が聞き取れないようになっていたり、MVの中に小説が映し出されたりと、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれていきます。
あなたのいないデスクトップ豆カカオ

デジタル空間での孤独を見事に描いた心揺さぶられるボカロ曲です。
豆カカオさんが手がけた本作は2025年2月に公開された作品。
初音ミクを主人公に、デスクトップに残された記憶の断片をたどっていきます。
浮遊感のあるシンセサイザーと初音ミクの透明な歌声が織りなす世界観に引き込まれるんです。
ハイクオリティなアニメーションMVも必見で、曲もふくめてストーリー性が強い仕上がり。
どんな物語が落とし込まれているのか、ぜひご自身で観てみてください。
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(41〜50)
カモフラージュszri

ゲキヤク、可不、ナースロボ_タイプTをフィーチャーしたszriさんの楽曲で、2024年11月に発表されたコンピアルバム『Aspitency』収録曲。
同年12月27日にMV公開されました。
1秒先の展開も読めないハードコアなナンバーで、緊張感のあるリズムにグリッチされたボーカルワークがめちゃくちゃかっこいい!
途中のポエトリーリーディングパートにも引き込まれます。
聴くたびに発見のある先鋭的な作品です!
脳♯m7yuha

『脳♯m7』はyuhaさんによる楽曲で、2024年3月に発表されました。
ジャズやフュージョンの要素も取り入れれらた独特なコード進行が特徴で、歌詞では深夜の時間帯における意識の変容を表現しています。
曲調はポップでありながら、不思議な浮遊感がただよいます。
音楽を通じて自由を追求したい、そんな思いが込められた1曲。
体が自然と動き出す、心地よいグルーヴを感じてみてはいかがでしょう。