【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(1〜10)
デッド・パロディ・ダンスNEW!ど~ぱみん

踊りながら社会の滑稽さをあぶり出す、エレクトロスウィングナンバーです。
ど~ぱみんさんによる本作は、2025年4月に幕張メッセで開催されたイベント「THE VOC@LOiD 超 M@STER59」にてリリースされたアルバム『Candy Butler』の収録曲。
ハネるリズムとクラブトラックのビートが融合した音像に、ゾンビや滑る日常といった独特なモチーフが織り込まれます。
「踊るふり」を「死なないふり」と表現した、メタな視点かつ皮肉なリリックにやられるんですよね。
日常において矛盾を抱えながら生きている方に刺さると思います。
悪魔の踊り方こんにちは谷田さん

ダークな世界観が好きな方にオススメ。
さまざまな写真を切り取り、それをアニメーションさせ、不気味な雰囲気を作り出している作品です。
ハイセンスなギターロックサウンドに定評のあるボカロP、こんにちは谷田さんによる楽曲で2018年に公開。
シンプルな動きをくり返しているだけなのに、なぜこんなに怖いと思ってしまうのでしょうか。
flosR Sound Design

パステルカラーの色画用紙に描かれた花。
そして有機的なデザインのさまざまなイラストが使用された、オシャレな作品です。
『帝国少女』などでも知られているR Sound Designの楽曲で2018年に公開。
映像自体は動いていないのに、カット割りと色使いのせいか、全く見飽きません。
曲と統一感のある、完成度の高いPVです。
絶え間なく藍色獅子志司

2018年にデビューした獅子志司の4作目『絶え間なく藍色』です。
半音をうまく使った音に合ったテンポのいいピアノ伴奏がクセになりますね。
ネオン街を背景にした動画もセンスばつぐんです。
初音ミクを使った作品もありますが、自身で歌った楽曲も人気なんですよ。
怪獣になりたいNEW!Sakuzyo

リズムゲームの最高峰難易度を飾るにふさわしい、破壊衝動と挑戦心を全力で描き出した作品です。
Sakuzyoさんによる「Championship 2025 in プロセカ感謝祭」のための書き下ろしソング。
2025年10月に公開されました。
すべてを壊し尽くす怪獣への憧憬、過去の喪失と虚無感、そして爪痕を残したいという切実な願いが激しいサウンドに乗せてたたきつけられます。
ハードなリズム展開を軸に展開する音像は、まさにゲーム音楽の極地。
ぜひこの音の波に飲まれてみてください!
トーキョーゲットーEVE

ニコニコ動画、YouTubeでの活動が注目を集めたEveの『トーキョーゲットー』です。
自分の理想に向かって進むことを怖がっている若者の気持ちをたくみに表現していて、その上かっこいいんですよね。
センスのいい映像が、頭の中を隙間なく埋め尽くしてくれます。
ぼくらはみんな意味不明ピノキオP

コラージュアートのような、雑多で不思議な世界観の映像がかっこいい、この曲。
自身でイラスト、映像制作なども手がけるマルチクリエイター、ピノキオピーによる『ぼくらはみんな意味不明』です。
2017年に公開されました。
曲自体かなり独特で、おもしろさとスタイリッシュさが同居しています。
サビの盛り上がりもたまらない、エモーショナルな作品とご紹介できます。






