【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(11〜20)
お天道様とドブネズミ鬱P

お天道様が見ているからという理由でがんばることを強制されるもんか、という攻撃的なメッセージを送る『お天道様とドブネズミ』です。
日かげで生きる自分をネズミに見立てている暗いけれど過激な歌詞とロックな曲調、動画にハマる人が世界中で続出しています。
制作したのは鬱Pです。
日本橋高架下R計画じん

2011年に投稿を開始した、じんの『日本橋高架下R計画』です。
世界観がかわいくて大好き、というファンが多い作品です。
謎めいた歌詞が自由すぎる絵本の中の世界に連れていってくれそうな動画なんですよ。
短いですがインパクトの大きな不思議な楽曲です。
ケッペキショウすこっぷ

思春期のせんさいな女の子の気持ちをストレートな歌詞で表現した『ケッペキショウ』です。
正しくきれいに生きることなんて人類にはできないんだ、という少女の叫びが動画からもうまく伝わってきて共感するファンが多いんですよ。
制作したのは、2008年にデビューしたすこっぷです。
イレギュラーマンマサラダ

エレクトロニカとインダストリアルロックが織りなす、緊張感あふれるナンバーです。
ボカロP、マサラダさんが手がけた作品で2025年5月に制作。
アニメ『アンノウン・コード』のエンディングテーマとして起用され、機械的でありながら感情豊かな初音ミクの歌声が印象的です。
重厚なシンセサイザーと鋭いギターリフが交錯する中、変拍子のリズムが独特の世界観を生み出しています。
ドライブ中や夜の散歩時に聴くと、非日常的な体験ができそうです。
都市の喧騒をサンプリングした音で表現される現代社会の孤独感に、きっと心を揺さぶられることでしょう。
人間そっくりしじま

ボカロにしか出せない声の連続にどうなっていくのか聴き入ってしまう『人間そっくり』です。
優しくされたいすねている女の子の心の闇を歌った訴えるような歌詞の内容と、壊れていきそうな声が合っています。
シンプルな線で描かれたアニメーションPVは必見です。
Pathos雄之助

ダークな世界観の間で初音ミクがたたずむMVが非常にかっこいい、雄之助の2016年の楽曲『Pathos』。
映像と曲が合わさって、まるで映画のテーマソングのようにドラマチックな印象を受けます。
サビのビート感もとてもかっこよく、没入してしまいます。
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(21〜30)
残骸、蒼駆動快

音のかたまりがぶつかってくるようなエレクトロナンバーです。
ボカロP、駆動快さんによる楽曲で、2025年1月にリリースされました。
アヴァンギャルドな空気感の持った独特なサウンドスケープに引き込まれます。
足立レイのノイジーな歌声や、圧の強いスネアに意識が持っていかれるんですよね。
そんなサウンドスケープと、哲学的な歌詞世界とはよく合っている印象。
新しい音楽を聴きたいならぜひチェック!