【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(11〜20)
なんかいい場所シャノン

ボカロP、シャノンさんが2025年8月にMV公開した作品です。
同年4月にリリースされたコンピアルバム『全部俺2』収録曲。
不可思議なサウンドと歌愛ユキのはかなげな歌声が溶け合い、心地よい浮遊感を生み出しています。
また歌詞は自分だけの安息の地を探して心の旅路をさまよう物語で、聴いているうちいつのまにか曲の世界観に迷い込んだような気分になるんです。
ぜひこのアーティスティックなボカロ曲に、触れてみてください。
日本橋高架下R計画じん

2011年に投稿を開始した、じんの『日本橋高架下R計画』です。
世界観がかわいくて大好き、というファンが多い作品です。
謎めいた歌詞が自由すぎる絵本の中の世界に連れていってくれそうな動画なんですよ。
短いですがインパクトの大きな不思議な楽曲です。
お天道様とドブネズミ鬱P

お天道様が見ているからという理由でがんばることを強制されるもんか、という攻撃的なメッセージを送る『お天道様とドブネズミ』です。
日かげで生きる自分をネズミに見立てている暗いけれど過激な歌詞とロックな曲調、動画にハマる人が世界中で続出しています。
制作したのは鬱Pです。
ケッペキショウすこっぷ

思春期のせんさいな女の子の気持ちをストレートな歌詞で表現した『ケッペキショウ』です。
正しくきれいに生きることなんて人類にはできないんだ、という少女の叫びが動画からもうまく伝わってきて共感するファンが多いんですよ。
制作したのは、2008年にデビューしたすこっぷです。
Pathos雄之助

ダークな世界観の間で初音ミクがたたずむMVが非常にかっこいい、雄之助の2016年の楽曲『Pathos』。
映像と曲が合わさって、まるで映画のテーマソングのようにドラマチックな印象を受けます。
サビのビート感もとてもかっこよく、没入してしまいます。
イレギュラーマンマサラダ

エレクトロニカとインダストリアルロックが織りなす、緊張感あふれるナンバーです。
ボカロP、マサラダさんが手がけた作品で2025年5月に制作。
アニメ『アンノウン・コード』のエンディングテーマとして起用され、機械的でありながら感情豊かな初音ミクの歌声が印象的です。
重厚なシンセサイザーと鋭いギターリフが交錯する中、変拍子のリズムが独特の世界観を生み出しています。
ドライブ中や夜の散歩時に聴くと、非日常的な体験ができそうです。
都市の喧騒をサンプリングした音で表現される現代社会の孤独感に、きっと心を揺さぶられることでしょう。
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(21〜30)
どうしようかな。アメリカ民謡研究会

ポエトリーリーディングを劇のように昇華させた、芸術性の高い作品です。
アメリカ民謡研究会ことHaniwaさんの楽曲で、2025年8月に公開されました。
多重的なサウンドの奥で、一方的な「幸福」を語る声が不穏に響きます。
その善意が徐々に狂気を帯びていく展開に、背中がゾクゾクするはず。
本作はYouTube Music Weekendで披露され、映像は専門学校生との共同制作されました。
深みのある音楽世界にひたりたい方はぜひ聴いてみてくださいね。





