【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集
ボカロが流行し始めた頃、動画は一枚絵を使用するのが一般的でした。
しかし現在、アニメーションや実写、3DCGなどが駆使された、映像として見応えのあるものが数多く存在しています。
曲に合わせて歌詞を出す、という手法も当たり前になりましたね。
最初期は、そういう動画は本当に少なかったです。
この記事では観ていてたまらない、MVにこだわりが感じられるボカロ曲をまとめてみました。
目で、耳で、VOCALOIDの世界を楽しんでみてください!
【映像と音楽】ハイセンスなボカロMV特集(21〜30)
Pathos雄之助

ダークな世界観の間で初音ミクがたたずむMVが非常にかっこいい、雄之助の2016年の楽曲『Pathos』。
映像と曲が合わさって、まるで映画のテーマソングのようにドラマチックな印象を受けます。
サビのビート感もとてもかっこよく、没入してしまいます。
怪獣になりたいSakuzyo

リズムゲームの最高峰難易度を飾るにふさわしい、破壊衝動と挑戦心を全力で描き出した作品です。
Sakuzyoさんによる「Championship 2025 in プロセカ感謝祭」のための書き下ろしソング。
2025年10月に公開されました。
すべてを壊し尽くす怪獣への憧憬、過去の喪失と虚無感、そして爪痕を残したいという切実な願いが激しいサウンドに乗せてたたきつけられます。
ハードなリズム展開を軸に展開する音像は、まさにゲーム音楽の極地。
ぜひこの音の波に飲まれてみてください!
イレギュラーマンマサラダ

エレクトロニカとインダストリアルロックが織りなす、緊張感あふれるナンバーです。
ボカロP、マサラダさんが手がけた作品で2025年5月に制作。
アニメ『アンノウン・コード』のエンディングテーマとして起用され、機械的でありながら感情豊かな初音ミクの歌声が印象的です。
重厚なシンセサイザーと鋭いギターリフが交錯する中、変拍子のリズムが独特の世界観を生み出しています。
ドライブ中や夜の散歩時に聴くと、非日常的な体験ができそうです。
都市の喧騒をサンプリングした音で表現される現代社会の孤独感に、きっと心を揺さぶられることでしょう。
リターン・ゼロAliey:S

プログラミング用語をちりばめた前衛的なエレクトロニックミュージックです。
Aliey:Sさんによって2025年10月にリリースされた本作は、足立レイの無機質な歌声が印象的。
そして整数の最大値やオーバーフロー、セミコロンといった専門用語で、記憶容量の限界に達するAIの苦悩が表現されています。
爆発力のあるサビも聴きどころで、頭をガツンとやられたように思えちゃうんですよね。
ぜひこの音の波に飲まれていってください。
BURNING梅とら

はば広いジャンルの楽曲を制作している梅とらの『BURNING』です。
曲のリズムにうまくはまっているボカロの声が聴いていて心地よいですよね。
バンド経験もあるという梅とらの作る曲はとにかくかっこいいと評判なんですよ。
メタリックな質感のPVもたまりません。
なんかいい場所シャノン

ボカロP、シャノンさんが2025年8月にMV公開した作品です。
同年4月にリリースされたコンピアルバム『全部俺2』収録曲。
不可思議なサウンドと歌愛ユキのはかなげな歌声が溶け合い、心地よい浮遊感を生み出しています。
また歌詞は自分だけの安息の地を探して心の旅路をさまよう物語で、聴いているうちいつのまにか曲の世界観に迷い込んだような気分になるんです。
ぜひこのアーティスティックなボカロ曲に、触れてみてください。
バベルサーカスコウ

退廃的な世界観のPVとアグレッシブな音像が印象的なこの曲。
ボカロP、コウによる楽曲で2016年に公開されました。
アルバム『Mirror Play』に収録されています。
かなりダークな歌詞と怪しげな曲調にハマってしまう人が続出。
映像制作はEveの『シャルル』のPVも手がけたアボガド6が担当しています。





